初めまして、わたしは虹姫琴魅(にじひめことみ)と申します。
宇宙戦艦ヤマト オリジナルジェネレーション
この物語は、ヤマトやマクロスを始めとするSF物のクロスオーバー小説です。ヤマトは、完結編から100年後の物語です。また、PS2ゲーム版グッドエンディングルートを経てのストーリーに為、スターシャ、サーシャ、古代守、山南艦長、山本、生存ルードです。
マクロス側は、フロンティア最終話から半年後です。また両者の兵器性能ですが、普通に考えれば通常航行速度が光速の99.9%のヤマトにはバルキリーですら追いつけませんが、その辺は、SRWののりで見てあげてください。
初めての小説と言う事でつたない部分も多々あると思います。また、ネタに走る事も多いと思いますのでご承知ください。
第一話 プロローグ
無限に広がる大宇宙、数多の煌きには無数の命が生まれそして消えていく。度重なる戦火に見舞われた地球もその雄大な歴史の僅かな1ページに過ぎない。
西暦2203年突如、異次元断層から現れた、別の銀河との衝突という前代未聞の災害。母星を失い、水の回遊惑星アクエリアスを使い地球を水没させようとするディンギル帝国とのヤマト最後の戦いから既に100年が過ぎようとしていた。
時に西暦2305年・・・・
一隻の星間豪華客船が、木星付近を航行していた。全長800メートルを超える純白の緩やかな曲線の優美な船体は、その大きさもあり見るものを釘付けにする魅力を持っていた。その船のVIPルームに一組の老夫婦が、落ち着かない様子で過ごしていた。
「どうも、こういう部屋は落ち着かないな」
苦笑を浮かべながら話すその顔には、深いしわが刻まれている。しかし、その瞳には、強い意志と精悍さにあふれている。
「あなたの場合、自分で指揮しないと気が済まないのでしょう、それも客船ではなく、護衛についているあの戦艦あたりの」
と言いつつ窓から見える新主力戦艦を指差す老婆もまた、その歳を感じさせない魅力にあふれていた。
「まあな、こんな飾りだらけの部屋よりは落ち着くだろうな」そう答えながら老人は、豪華な装飾品に飾られた部屋を頭をかきながら見回している。
「そんなことを言ったら、わざわざ、護衛艦つきでこの船を用意して下さった地球連邦の皆さんに申し訳ないわ、それに地球に着けば優にも会えるんですから」
「そうだな、地球まであと一日、それまでは、我慢するか・・・それにしても久しぶりの地球だな。帰ったらまずは、あそこに行こう、雪」
「そうですね、英雄の丘に・・・みんなに会いに行きましょう」
この老夫婦は、古代進と森雪である。雪は結婚し姓は、古代に変わっているので、正確には古代雪であるのだが・・・
ヤマトの最後から100年以上も経ったこの時代に何故2人が生きているのか・・・・その疑問に答える為に少しこの時代について説明しなければならないだろう・・・・
西暦2205年・・・ヤマト最後の戦いから2年後、地球を含む太陽系は、急速に復興し元の繁栄を取り戻しつつあった。そして銀河も異次元の銀河と融合し複合銀河と言う世にも珍しい形態をとる。そのため、今までの航路は、意味をなくし新たな航路図が必要となった。
そのため西暦2206年地球政府は大規模な探索団を派遣する事になる。
銀河各地に散った探査団は、そこで様々な、異文明に遭遇する。友好的な種族もいれば、好戦的な種族もいた。文明の方向性がまったく違うものもあった。
そんな中、異星間の交流も生まれていく事になる。様々な文明の技術を吸収応用する事で地球の文明は、急速に発展していく事になる。中でも医療技術は急速に進歩しクローニング技術の応用により平均寿命は大幅に延び160歳となった。
また、遭遇した多くの異星人の中にワルキュリア人と呼ばれる種族がいた。ワルキュリア人は、真紅の瞳と青く輝く髪を持つ美しい種族であったが、特筆すべきはその能力だった。生身で銀河間を行き来し、物理法則を超越し星々を創る事すら簡単にしてしまう、その能力は神に最も近き種族とまで言われる程だった。
ワルキュリア人は、銀河同士の衝突と言う未曾有の災悪に見舞われた2つの銀河に住む全ての命のために重力異常や惑星同士の衝突を防ぎ、住む星を失った種族の為、銀河中にまた銀河外の暗黒空間に数多の星々を創り、多くの種族が、新たな安住の地を求め、宇宙に散っていくことになる。
地球もまた大航海時代に突入し、多くの星星に移住していった。
五十数年と言う時をかけ人類は、銀河系の外にまで勢力図を伸ばす事になる。
しかし、急速に拡大する勢力範囲は、地球政府と地球防衛軍の許容範囲を超え、多くの宇宙海賊や犯罪組織を生む事となった。それらの被害が増えていくにつれ、地球から離れた星々は、地球政府に対する不満や不信感が高まり独立運動の機運が高まっていた。
西暦2260年、辺境の7つの星が独立国家を宣言するとそれに追従するかのように幾つもの星々が、その主権を主張し独立を宣言していくことなる。
その後15年にわたる独立戦争を経て、81の星間国家が誕生する。西暦2276年に独立戦争が終結してから30年経った現在も多くの種族が、新天地を求め、あるいは一攫千金を狙い、宇宙に飛び出していく・・・大航海時代は続いていた。
古代と雪の2人が、地球に向かっているのには訳があった。英雄の丘で初代ヤマトのメンバーと再会し、沖田艦長他の英霊たちに会いに行くのもその一つだが、来孫にあたる。織姫優に会うためでもあった。
優は、14歳になった記念に始めて宇宙に上がりもう一人の高祖父である真田志郎に会いに行くことになっていた。そのついでに真田に渡す予定のデーターカプセルを優に渡す為でもあった。
データーカプセルは、13年前、突如行方不明となった、優の母親から届いたものだった。それゆえ古代は、そのカプセルを優に託そうと考えたのだった。