ヒルドは頭上から自分目掛けて落ちてくるそれに気がついた瞬間に、あれが先ほど放たれた殺気の正体であり、クマを真っ二つにしたものだと理解した。
そしてそれを視認した瞬間にヒルドはすでに攻撃を開始していた。正確には反射的に体が攻撃を行っていたのだ。今までの戦闘経験から、確実にあれは敵だということがわかる。さらに行動を起こさなければ、次の瞬間には自分は殺されるという事もヒルドは理解したのだ。
それを視認してから、それに対して初撃のレーヴァテインの炎を飛ばしたまでの時間は僅か1秒ほど。上に対しての攻撃とはいえ、下手をすれば校舎に当たってしまうかもしれないその攻撃は、ヒルドに本当に余裕というものがなかったことを意味している。
それに対して黒コートは余裕の様子で飛ばされた炎を手に持つ剣で斬り裂いた。割れた炎は力をなくしてすぐに消え去る。黒コートは落下中という不安定な体制にもかかわらず、もう一度剣を振りかぶる。彼の初撃は重力と落下のスピードを利用しての斬り下ろしだった。ヒルドは自分目掛けて降りおろされる刃目掛けて、思い切りレーヴァテインを振り上げた。
がきぃ!! という耳を劈く轟音と、体全体に凄まじい衝撃がヒルドに襲い掛かる。まるで体ごと押しつぶされるかのような衝撃だった。
「こ……のおおっ!!」
しかし空中にいる黒コートよりも、地に足をつけているヒルドのほうが力を出せる。武器と武器のぶつかり合いによって一瞬だけ両者の動きは止まったが、ヒルドが何とか押し切って黒コートを吹き飛ばした。吹き飛ばされた黒コートは、空中で体を捻って地面に着地し、ヒルドに向かってゆっくりと向き直った。
ヒルドにとって、高貴を除けば初めてといえる、戦うべき《神器》の持ち主との邂逅。クマから聞いているダインスレイヴの持ち主である謎の存在。それが今目の前にいる黒いコートを着た男性。
黒コートがヒルドの前に姿を現してからまだ一分も立っていない。それにも関わらず、ヒルドはすでに何十分も戦ったかのような精神的疲労を感じていた。流れは完全に黒コートに握られている。すぐに戦いを再開させるよりも、まずはなんとかして主導権を握る必要があると考えたヒルドは、警戒を保ったまま口を開いた。
「初めまして。あたしはヴァルハラのヴァルキリーのヒルド・スケグルよ。その手に持っている《神器》をこちらに渡しなさい。そうすれば危害を加えるつもりはないわ」
「…………」
「聞いてるの? 返事くらいはしてほしいんだけど」
黒コートは何も言わない。言わない代わりに黒コートがゆっくりと歩き出す。ヒルドは警戒を高めたが、その歩みの方向が自分とはまったく違う事に気がつく。彼が歩く方向にあるのはヒルドではない、先ほどダインスレイヴで真っ二つにされたクマのぬいぐるみだ。
クマからは魔力をまったく感じない。完全にただのぬいぐるみになっており、今この状況でそれに近づいていく意味がヒルドには理解できなかったが、やはり黒コートの目的はクマの残骸だったようで、その目の前で歩みを止めた。
そして、なんの躊躇もなしに、無造作に、ダインスレイブをクマに突き刺した。
当然のごとく刃はぬいぐるみを貫通し地面にまで達している。黒コートがヒルドに視線を向ける。フードの中で光る双眼が、何故か笑っているようにも見える。そこでようやくヒルドは理解した。自分は挑発されているのだと。誘われているのだと。
クマの亡骸をあざ笑いながらゴミのように扱う事で、ヒルドが逆上して向かってくるのを黒コートは待っているのだ。
「ふん、バカじゃないの? そんなことぐらいで怒るほど子供じゃないわ」
ダインスレイブがぬいぐるみから引き抜かれる。間髪いれずにもう一度突き刺した。
「だいたいそいつとは付き合いも長くないし、情なんて移るわけないじゃない」
もう一度ダインスレイブが引き抜かれる。今度は突き刺すのではなく斬りつけて横に切断した。
「そんなので挑発してるつもりなら……あなたってとんだバカね」
破片を足で踏み潰した。タバコの火を消すように地面にぐりぐりと押し付けながら、ダインスレイブで突き刺す行為を繰り返す。
「本当に……見当違いよ……本当に……本当に……」
ダインスレイヴが引き抜かれ、突き刺され、引き抜かれ、突き刺され―――
「いつまでも……調子のってんじゃないわよ!!」
ヒルドが地面を勢いよく蹴って黒コートに突進していく。自分を押し殺すのはもう限界だったのだ。あそこまでやられて頭にこないものなどいるはずがない。怒りに任せて、ただ力任せに、ヒルドは黒コートに斬り付ける。その一撃をやはりあざ笑うように、黒コートがやすやすと受け止めた。
「誘いに乗ってやるわ。けど、高くつくわよ!!」
「…………」
怒声にこめられた怒りと無言でも伝わる殺気。互いが互いの刃に明確な意思をこめて、その剣戟は開始された。
レーヴァテインとダインスレイヴがぶつかり、激しい金属音が響き、火花が辺りに舞う。二度、三度、一瞬だけ間を挟んで四度。五度目に互いの武器がぶつかった時、ヒルドがレーヴァテインで黒コートのダインスレイヴを弾いた。
がら空きになった胴体目掛けて一撃を入れようとするものの、グニャリとダインスレイヴの刀身が曲がる。まるで意思を持った蛇のように、ダインスレイヴの切っ先がヒルドの顔に向かって伸びていった。
ヒルドは僅かに顔を右にずらしてそれをかわすが、回避することに気を取られてしまい攻撃は中断されてしまう。仕方なくヒルドはバックステップで黒コートからいったん距離をとった。だが距離をとろうとするその行動は、黒コートにとってはまったく意味を持たない行動だった。
ダインスレイヴの刀身は伸縮自在なのだ。それもただ伸びるだけではなく、鞭のようにしなり曲線的な動きも可能となっている。ヒルドが三メートルほどの距離をとったが、そこはまだ余裕でダインスレイヴの間合いの中だ。黒コートがダインスレイヴを振るい、息をつく暇もないような連撃がヒルドに襲い掛かった。
「くっ―――」
そのスピードにヒルドは攻撃を防ぐだけで精一杯になってしまっていた。炎を放とうにもその隙を貰えず、かといって近づこうにも攻撃が激しすぎて近づけない。直接攻撃も遠距離攻撃もヒルドは封じられてしまったのだ。剣術はヒルドよりも黒コートのほうが上なのか、ヒルドは防戦一方になってしまっている。
その事実をヒルドは信じることができなかった。自分は魔術が一般的にある世界で、ヴァルキリーとして戦いの経験をつんできているが、目の前にいる黒コートは、戦闘の経験は間違いなくヒルドよりも浅いはずだ。《神器》が四之宮に散ったのは約2ヶ月前、と言う事は黒コートの男は長くても2ヶ月ほどでヒルドを上回る剣技を習得したという事となる。《神器》をもっているとはいえ、そんなに短い期間で自分は超えられてしまったなど、ヒルドは認めることができない。
しかし認めたくはない現実でも、目の前にあるのだから認めるしかない。《神器》ダインスレイヴ。その持ち主の黒コートの男。こいつは自分よりも強いという事実を。
「この……おいつけ……ない……!」
ダインスレイヴの刃がいったん縮み元の長さに戻る。しかし次の瞬間、黒コートはフェンシングように片手で突きを放ち、切っ先を伸ばしてきた。狙われているのはヒルドの心臓だ。かわそうにも軌道を変えられてどこかに当たる可能性もあるため、ヒルドはとっさにレーヴァテインを盾にして正面からそれを受け止めた。
きぃぃん!! とかんだかい音がヒルドを射抜き、衝撃を殺しきれずに僅かに体勢を崩してしまう。
まずい、この隙は確実に命取りだ。目の前の男はきっとどんな小さな隙でも見逃すような相手ではない。その考えを証明するかのように黒コートがもう一度ダインスレイヴを伸ばす。反撃、防御、回避、その全てが間に合うタイミングではない。
殺される―――!
ヒルドはせまりくる切っ先を見て一瞬で敗北を覚悟した。
しかし―――ダインスレイヴの刃がヒルドに到達する前に、ヒルドの背後から銀色の光が飛んでくる。その光はヒルドの右頬ギリギリを通り過ぎて、凄まじい速さで黒コートに向かっていく。その光は銀色に発光した矢だ。
それが当たる瞬間、黒コートは体をずらして矢をかわすが、同時にヒルドに向かって延びていたダインスレイヴの軌道もずれてしまい、その切っ先はヒルドに触れることはなかった。なにが起こったのかヒルドには理解できなかったが、一瞬で我に返って体勢を立て直す。
「ヒルドっ、大丈夫!?」
背後から少女の声が聞こえてくる。声のほうに視線を向けると、そこには銀に煌く弓を持った真澄が立っていた。そしてその隣には、
「来い、契約の槍!」
銀色の長い髪を靡かせながらヴァルキリーが走ってくる。エイルがヒルドの隣に立ってランスを構えた。
「すまない、遅くなった。まさかこの男と戦っているとは、危ない所だったな」
「べ、別に危なくなんてないわよ! あたし一人でも余裕だったわ」
エイルとヒルドが黒コートに向かって武器を構える。背後から真澄も追いついてきた。黒コートは敵が増えた事で、距離を保ったまま様子を見ているようだ。
「一体なんなのよこの趣味の悪いコート野郎は? 真夏にコートなんてバカじゃないの?」
「ふむ、油断はしないほうがいい。以前私と高貴と真澄の三人がかりでも互角だった相手だ。戦闘力は私たちよりも上だと考えて間違いない」
「こっちには《神器》の持ち主が二人もいるのよ。状況はあたし達が圧倒的に有利のはずだわ」
「でも今って学校に人沢山残ってるよね。だったら本気で戦ったら校舎壊したらまずいんじゃない? 体育館裏って狭いからアルテミスは戦いづらいし、たしかヒルドの剣も炎を出しにくいんじゃないかな」
「う……」
真澄の意見は実に正しい。狭い場所でレーヴァテインを使う場合は、むやみやたらに炎を飛ばせば周囲を破壊してしまう。しかも今はクマがいないため、修理自体が出来ないのだ。レベル低いベルセルク相手ならともかく、目の前の黒コート相手に周囲を気にしながら戦うのはかなり厳しい。たいして向こうは、周囲の事を気にしているとは思えない。なんの気兼ねもなく本気で戦えるだろう。ヒルドと真澄の表情に僅かに不安が映る。
「何を言ってるんだ、これはちょうどいい機会じゃないか」
だが、そんな不安を吹き飛ばすように、エイルが二人に向かって力強く言った。
「あの男には個人的に土下座させたいことがあってね。以前あったときは真澄に謝らせることができなかったから、今度こそコートを剥ぎ取って土下座させてやろうじゃないか。今は高貴がいないが、きっとなんとかなるだろう」
エイルの表情には不安などまったくない。戦闘力は自分よりも上だと認めている相手に対してどうしてそこまで強気になれるのか。それは簡単だ。彼女はヒルドと真澄の二人を信じているからだ。この三人ならばきっと大丈夫だという確信がエイルにはあるから、どんな相手でもエイルは恐れない。
そんなエイルを見て、真澄とヒルドはポカンとしたが、やがてクスリと笑う。
「……そういえば、あいつのせいでスマホが一回壊れたんだよね。それでごめんなさいもなしってのはひどいかな」
「あんたたち、《神器》の回収が第一だって事を忘れるんじゃないわよ」
「わかっているさ(忘れていた……)。では、行くぞ!」
二人のヴァルキリーが地面を蹴り、真澄はその場でアルテミスを構える。
黒コート一瞬遅れて地面を蹴る。向かってくる数は二人だというのに、まったく怯んだ様子はない。それは二人相手に切り結んでも勝てるという自信の表れなのだろう。ダインスレイヴを鞭のようにグニャリとまげて、黒コートはエイルに向かって切りかかった。
「はぁっ!!」
エイルがランスをふるってそれを受け止める。その隙にヒルドがレーヴァテインで斬りかかるも、黒コートは後ろに下がってそれを避けた。しかし、避けた所に真澄が銀の矢を放ってくる。黒コートはそれすらもダインスレイヴで弾き落としたが、間髪いれずにエイルとヒルドが連携で切りかかって来た。
三つの武器がぶつかる度に激しい金属音が辺りに木霊する。黒コートの剣技はやはりエイルやヒルドよりも高く、2体1という状況にもかかわらず互角以上に切り結んでいる。それは以前高貴とエイルの二人をいなした時と同じだ。しかし、今は真澄がいる。真澄が二人を援護して矢を放っているため、黒コートには段々と余裕がなくなってきているのだ。
いける―――!
エイルはランスを振るいながらそう確信していた。このまま攻防が続けばいかに黒コートといえど隙ができる。以前は逃がしてしまったが、今回は逃がすことはないはず。
そう思っていた瞬間、黒コートのフードの奥に見える、紅い双眼がギラリと光った。
「な……」
「く……」
「きゃ……」
同時に黒コートから放たれる殺気がさらに強くなる。エイルが、ヒルドが、離れている真澄にさえそれははっきりと感じることができた。理屈ではない。今は有利な状態だとか、三大一だとかそんなことは頭から吹き飛び、殺されるという恐怖で三人の頭が塗りつぶされる。それは一瞬のみの事だったが、反射的にエイルとヒルドは攻撃をやめて後ろに下がってしまった。
黒コートが笑っている。フードで隠れて顔や表情はまったく見えないが、確実に彼は笑っている。この状況を楽しむように笑いながら、黒コートはダインスレイヴを地面に突き刺した。
「紅氷柱―――」
ダインスレイヴが妖しく光り、突き刺された地面から紅い影のようなものが伸びてくる。それはまるで地を這う蛇のように、不気味な軌跡を描きながら地面を走り、凄まじい速さでエイルに向かって行った。身の危険を感じたエイルがとっさにその影から離れようとした時、それは起こった。
赤い影から、鋭い棘のようなものが勢いよく飛び出してきたのだ。
「くっ、なんだこれは!?」
自分目掛けて生えてくる棘を、エイルはギリギリで回避してその場から離れるが、攻撃はそれだけではなかった。影はエイルを追いかけるように伸びていき、何度もエイル目掛けて棘を放ってくるのだ。棘はすぐに消えるものの、影はいつまでたっても追ってくるために、エイルはそれをかわすことで精一杯になってしまう。
「こいつ、あたしにも……」
代わりにヒルドが黒コートに近づこうとしたが、今度はヒルドに対しても影を走らせ棘を生やしてきたので、前衛の二人は無力化されてしまった。
「だったらわたしが!」
真澄が黒コートにアルテミスを構えた。ダインスレイヴは地面につきたてられており、今の黒コートはまったくの無防備だ。矢を弾き落とそうとダインスレイヴを抜けば、二人を襲っている棘は止まるはず。
しかし、黒コートはそれに対しても備えていた。自分の盾代わりに、地面からベルセルクを呼び出したのだ。
「ああ、もう。邪魔!」
真澄がベルセルクに向かって矢を放つ。しかし普通のベルセルクよりも固く作られているのか、一撃では倒す事ができない。大技を使おうにも、ここでは狭くて周りを壊してしまう恐れがあり使う事ができない。
「く……このままではまずいな」
「どうにかしなさいよエイル! あんたヴァルキリーでしょ!」
「お前こそ《神器》をもっているだろう!」
「二人とも! こんな時にもめないで!」
先ほどとはうって変わって、エイルたちは黒コートに追い詰められていた。エイルとヒルドもそろそろ棘を回避するのも限界が近づいてきている。三人の心に焦りが浮かび始める。そして、赤い棘がエイルの制服をかすめたその時―――
「待てえええぇぇーーーーーッ!!」
少年らしき声が、叫びが、上空から聞こえてきた。エイル、ヒルド、真澄、そして黒コートすらも、その声の方向に一瞬目を奪われる。上空、すなわち空。地面よりも高く空よりも低い位置にある体育館の屋根に、一つの人影が立っていた。
「高貴? ……いや、違う。誰だあれは?」
男の声ということで、エイルは一瞬高貴かもしれないと思ったが、よく見てみると別人だ。屋根に立つ少年は黒の制服に身を包んでいる。そしてその手には長い杖のようなものが握られていた。
「そこの黒いコートを着た男! お前からは邪悪なる魔力を感じる。よってこの僕が正義の名の元にお前を断罪させてもらう。覚悟しろ!」
少年はそう言うと、なんの躊躇もなし「とうっ!」と叫び屋根から飛び降りた。
「ちょ、ええっ!?」
真澄が思わず声を漏らした。ゆうに40メートルはあるだろう高さから飛び降りたら、普通はケガではすまないからだ。少年は空中で体を捻って、手に持つ棒のようなものを構えた。いや、あれは棒ではない。それは槍だ。黒い槍を少年は持っているのだ。
「あいつ、まさか……」
「《神器》の持ち主か?」
「うおおぉぉっ!! ジャ――――スティ―――ス!」
最初に黒コートがヒルドに攻撃した時と同じように、落下のスピードと重力を利用して、少年は手に持つ槍で黒コートの目の前にいたベルセルクを脳天から串刺しにした。瞬間、黒コートはダインスレイヴを地面から抜いて、少年から離れるように距離をとる。ベルセルクが煙となって消滅し、少年はゆったりとした動作で地面に着地した。
ダインスレイヴが地面より抜かれた事で、エイルとヒルドに対する攻撃は止まり、二人は黒コート、そして落ちてきた少年を警戒しながら真澄のいる位置まで下がった。
おちてきた少年は、遠目からでもわかっていたが四之宮中学の制服を着ていた。身長はあまり高くはなく小柄、ヒルドよりも少しだけ大きいと言った感じだ。そこまでは普通なのだが、圧倒的に普通ではないのはやはり手に持つ黒い槍。エイルのランスとは違い、2メートルほどの長さの柄の先端に刃がついている。
「やはり感じる……邪悪な魔力だ。僕の漆黒の瞳はごまかす事はできないぞ。《災厄を招く影》とも何か関係があるようだな。おまえが《正義の武具》を持つななんて間違っている。それを僕に明け渡せ!」
「…………」
手に持つ黒い槍を黒コートに突きつけながら、少年は声高らかに言い放った。それは聞いたエイルたちは思わずポカンとしてしまう。
一体この少年はなにを言っているのだろう?
そんなエイルたちを気にも止めないで、少年は体勢を僅かに低くし、さらに言葉を続けた。
「お前を倒す前に名乗っておこう。僕の名前は《正義の武具》に選ばれた《正義の守護者》の逆神正義。この世に存在する全ての悪を断罪する漆黒の戦士だ!」