今更ですが、この物語の舞台である四之宮についての設定と用語の設定を書いておきたいと思います。読まなくても問題はありません。
なお、第三章までのネタバレを含んでいますので、回覧の際は注意して下さい。
四之宮
この物語、というよりも四之宮町シリーズ全般の舞台となる、住宅街、都心、港区の三つの区域に分けられている町。町と書いていますが、人口は6万4千人で、本当は四之宮市が正式名称。
どうして四之宮町と呼ばれているかというと、十数年ほど前までは都心が存在せずに、人口の条件などを満たしておらず、正真正銘四之宮町だった。しかし、とある大企業が四之宮町に本社を構え、住宅街の一部を急速に近代化させていき、都心と呼ばれる区域が出来上がる。その都心にマンションなども増えて人口が増し、他の企業も続々と都心にビルなどを構えた為、若者の就職口も増えて、四之宮に留まる若者も多くなった。逆に四之宮の企業に就職に来る人たちも増えて、さらに人口が増し、市の条件を満たすことが出来たため、四之宮市になった。
しかし、元々住んでいた人は、町のほうに慣れているため、主に四之宮町と呼んでいて、若者達は町も市もつけないで四之宮と呼ぶことが多い。
住宅街
四之宮に昔からある二つの区域の一つ。一軒家や、昔ながらの老舗。商店街なども立ち並んでいる。高貴のバイト先のマイペースもここにある。
しかし、近年では都心が発達して、品揃えなどで圧倒的に負けている。それでも昔ながらのリピーターはいる模様。四之宮小学校、四之宮中学校、四之宮高校と学校はそろっているが、年々生徒数は減ってきている模様。
都心
四之宮が発展した最大の理由。十数年ほど前に、とある大企業が何故か四之宮に本社を構え、それを中心に一気に様々なものができ始めた。大型ビルなどが立ち並び、都心のほうにも四之宮中央小学校、四之宮中央中学校、四之宮中央高校と学校も出来ている。こちらはほぼエスカレーター式だが、就職率、進学率、学校の設備など、様々な面で住宅街のほうを上回っている為、住宅街のほうから、都心の学校に転校してくるというケースも多い。なお、大学は都心にしかない。
学校だけではなく、公園や病院など、住宅街にある公共施設のほとんどは都心にも作られて、見分けをつけるために名前に「中央」を入れられている。四之宮公園、四之宮中央公園など。役場すら二つある。
住宅街になくて都心に在るものはとんでもなく多いが、都心になくて住宅街にあるものは二つしかない。
港区
港とは名ばかりで、実際はただ海に面しているだけ。夏は普通に泳げる。
用語
異世界
エイルの住んでいた世界をさす言葉。エイルによると、異世界の似たような伝承が北欧神話、ケルト神話、ギリシャ神話という名前で高貴たちの世界に伝わっている。
ちなみにコンビニやラブホも普通にあるらしい。
戦乙女学校
その名の通り戦乙女を育成する学校。いわゆる選択授業式で、武器ならば剣、槍、弓などを学べる。ルーンも学びたいものだけ学べるが、エイワズと攻撃に使用するものは必修ルーンらしい。
ヴァルキリー
エイル曰くこちらの世界の警察と似たようなものらしい。民衆の取り締まりだけでなく、世界のバランスを保つことも仕事のうち。その中でもさらに優れた存在を《戦女神》と呼ぶ。なお、ヒルド曰くデスクワークもあるとか。
ベルセルク
戦う事しか考えられない狂戦士。夜になると神器を持つものを襲う。低い魔力しかもたない普通の人間には興味がないため襲わない。四之宮に神器が来た影響で出現するようになった。なお、黒コートはこれを操る事ができ、その際は体に赤い亀裂のようなものが入る。
ルーン
ヴァルハラなどで主流の魔術型式。これ以外にも魔術はあるらしいが、きっと作中では登場しない。
神器
四之宮に散らばった強力な魔力を秘めた武器。これを集めるのがエイルたちの目的。なお、どうして四之宮に現れたのかは不明。
登場人物の紹介は、もしも要望がありましたらやります。