【epilogue】
知恵 留美子 ―― 生存 ――
一連の事件には気づくことはなく、日々雛見沢分校で熱心に教鞭を揮っている。
最近体重が増加し、カレーは週に7食にすると心に誓った。
篠崎 咲世子 ―― 生存 ――
今日も雛見沢でナナリーの身の回りの世話を続けている。
雛見沢の生活も板に付いてすっかり地元民と化している。
ナナリー・ランぺルージ ―― 生存 ――
盲目という闇の世界においても、たくさんの友人に囲まれて幸せに暮らしている。
最愛の兄がいつも身近におり、目が見えなくとも決して彼女は不幸ではない。
いつまでも彼女の世界が優しいものでありますように。
園崎 お魎 ―― 生存 ――
ルルーシュのギアスによって北条家の罪を許すに至る。
沙都子を雛見沢で孤立しないように尽力し、公の場で彼女に謝罪を行なった。
その行動は果たして本当にギアスの力のみによって引き起こされたものだったのか……?
沙都子への謝罪が済んだ後はすっかり憑き物が落ちたようで、全てを茜に任せて隠居生活を送っている。
園崎 茜 ―― 生存 ――
北条沙都子の件でルルーシュに興味を持った彼女は彼の正体を突き止めた。
だがその正体は公表されることはなく、彼女の胸の奥にそっとしまわれた。最近では魅音を彼の嫁に出そうと色々画策しているらしい。
葛西 辰由 ―― 生存 ――
とある少女のボディガード兼お世話係を務めている。
最近その少女にゲームのコレクター癖がつき、海外の様々なゲームを強請られて財布が少し寂しくなってきたようだ。
北条 鉄平 ―― 生存 ――
北条沙都子と死闘を繰り広げた後、逃げるように雛見沢から離れる。
窮鼠猫を噛むが身に染みたからだろうか弱い者にも少し優しくなったようだ。
雛見沢の一件の後心を入れ替えてパチンコ店に就職。仕事の尊さを感じながら日々を送っている。
リヴァル・カルデモンド ―― 生存 ――
アッシュフォード学園の危機的状況が回避され、今も学園に在籍している。
片思いの相手が婚約したショックからようやく立ち直った所。
ニーナ・アインシュタイン ―― 生存 ――
アッシュフォード学園の危機的状況が回避され、今も学園に在籍している。
たまに某皇女 を想い、机の角で何やらいけないことをしている模様。
ミレイ・アッシュフォード ―― 生存 ――
アッシュフォード学園を建て直す資金を目当てにロイドと婚約するが、一か月で破談にしてみせた。
モラトリアムを卒業した後はアナウンサーとして活躍したいと思っているようだ。
ジェレミア・ゴットバルト ―― 生存 ――
ゼロの謀略によるオレンジ疑惑を払拭するために蜜柑畑を耕すことにした。オレンジのクリーンなイメージを作り出すために日々努力を怠らない。
そのせいかオレンジ疑惑もたまに動画サイトで笑いのネタにされる程度には終息したようだ。
ロイド・アスプルンド ―― 生存 ――
ミレイ・アッシュフォー ドと婚約するも破談。その際、学園への援助の約束は反故にはせず、何故か円満に解決したようだ。
その翌週に他の相手に結婚を申し込むが手酷く振られる。しかし当人に気にしている様子は一切見られない。
天才と何とかは紙一重というが……。
セシル・クルーミー ―― 生存 ――
ロイドの変人ぶりに手を焼いている。
最近、彼に結婚を申し込まれたが、節操がないと頬を拳で殴って拒否する。しかし本心ではまんざらでもないようだ。
小此木 鉄郎 ―― 生存 ――
スザクにより逮捕されるが刑務所への護送中に隙をついて逃走した。
今も傭兵としてどこかの戦場を駆けているようだ。
鷹野 三四 ―― 生存 ――
雛見沢症候群に踊らされた最大の人物。
入江の研究データを密かに改竄、治療薬研究開発の妨害活動を行なっていた。
富竹ジロウ・古手梨花両名の殺害を試みたがあえなく未遂に終わる。ブリタニア警察に身柄を引き渡された。
雛見沢の事件を引き起こした後、日本解放戦線と共に東京租界に侵攻、雛見沢症候群ウィルスH173-02を散布するつもりだったことが取り調べにより発覚した。
かなり前から雛見沢症候群を発症させていたらしい。そんな彼女に果たしてどんな罪があるというのか?
富竹 ジロウ ―― 生存 ――
雛見沢の事件で一部のキョウト六家の謀殺によって倒れるはずだったが奇跡的に生存、ブリタニアに捕らえられた鷹野三四を奪還後にその姿を消した。
世界が彼女を許さなくても富竹だけは彼女を許した。
桐原 泰三 ―― 生存 ――
雛見沢と東京租界へのテロの企てを知り、それに関わった一部のキョウト六家に制裁を加える。
テロという手段を肯定する彼も日本人を巻き込むのは本意ではないようだ。
入江 京介 ―― 生存 ――
改竄される前の雛見沢症候群の治験データを、残された鷹野の私物の中から発見する。
事件の終息後に驚くべき早さで特効薬C‐139番【Complex-image】を完成させ、見事この世から雛見沢症候群を根絶させた。
また彼の開発した特効薬は、他の精神病及びリフレインを含む多くの薬物中毒にも絶大な改善効果を及ぼしたことから後に精神医療の世界的権威となる。
北条 悟史 ―― 生存 ――
雛見沢症候群の重度発症のため、入江診療所の地下で眠らされていた。
入江京介の特効薬によって長い眠りから覚めた。
今は古手梨花と妹の養育権(?)について激しくもめているとのこと。
枢木 スザク ―― 生存 ――
雛見沢の事件をブリタニア軍及び警察に報告。
キョウト六家と日本解放戦線による東京租界への細菌テロを未然に防いだ功績により一階級昇進。
それにより、ブリタニア軍の中でもイレブンへの態度を改める人間が増えてきた。
非番はルルーシュたちに会いに雛見沢へと出かけることもあるらしい。
園崎 魅音 ―― 生存 ――
平和な雛見沢で仲間たちと暮らす。
最近、悟史が気になってきたようで、彼の生態を記録した悟史きゅんきゅん日記なるものを毎日のように付けている。
余談だが、とてもお淑やかな双子の妹がいるらしいことが最近になって発覚した。
竜宮 レナ ―― 生存 ――
雛見沢で仲間たちと暮らしているが、たまに姿を消すことがある 。
かぁいいもの探しの旅にでているとの専らの噂だが真偽は不明。
今度のターゲットは軍用ナイトメアフレームRPI-13・サザーランドとか。
北条 沙都子 ―― 生存 ――
雛見沢で仲間たちと暮らす。
兄が帰ってきて笑顔が増えたが、兄と古手梨花のどちらと一緒に住むべきか大いに悩んでいる。
趣味のトラップ作りは健在であり、裏山のトラップを飽きもせず増殖させているらしい。
古手 梨花 ―― 生存 ――
雛見沢で仲間たちと暮らす。
北条沙都子の養育権(?)を兄の北条悟史に渡すまいと死守しているように振る舞うが、内心では当人の気持ちを優先している。
彼女にループやギアスの記憶はなく、歳相応の少女として暮らしている。
ユーフェミア・リ・ブリタニア ―― 生存 ――
雛見沢の一連の事件が解決した後、仮面の革命家ゼロと和平交渉の場を作った。
ゼロの提示する条件を飲み、自らの皇女としての地位を捨てることで行政特区日本を設立。
行政特区に参加した日本人からは″慈愛の皇女″と呼ばれ慕われる。
コーネリア・リ・ブリタニア ―― 生存 ――
表向きはゼロといがみ合っているが、裏では和解。現在はブリタニア軍と行政特区の緩衝材としての役割を担っている。
扇 要 ―― 生存 ――
行政特区に参加。
その傍らにはブリタニア人の女性の姿があった。
玉城 真一郎 ―― 生存 ――
行政特区に参加。
その性格からは想像できないほどの努力を費やし、見事、政治家になるという大きな夢を叶えた。
政治家になれたらいいな、じゃない。なれなきゃ駄目なんだ! 玉城は常日頃から熱く語っていた。
藤堂 鏡志郎 ―― 生存 ――
行政特区に参加。
四聖剣と共に修行に明け暮れる日々を送る。
紅月 カレン ―― 生存 ――
行政特区に参加。
入江京介が作り出した特効薬C‐139番【Complex-image】によって、母親がリフレイン中毒から解き放たれてからは毎日面会に行っているらしい。
これからはブリタニア人・日本人関係なく、普通の女性として生きることを決めた。
それは、亡き兄の願いでもあった事。彼女にも一握りの幸せを。
ヴィレッタ・ヌゥ ―― 生存 ――
行政特区に参加。
記憶を取り戻したものの、扇要との幸せな家庭を築く。
行政特区に新たに出来た学校で教師を務める。
C.C. ―― 不明 ――
事件解決後、突如ルルーシュ・ランぺルージの前から忽然と姿を消す。
部屋には以下の内容の書置きが残されていたがその意味は誰にも分からなかった。
《お前の見据える未来に興味を持った。アーカーシャの剣を止める。ラグナレクの接続はさせない。》
前原 圭一 ―― 生存 ――
傷害事件を起こした過去を悔いつつも、平和な毎日を送っている。
罪滅ぼしのためか、一部のインターネットユーザーの間でカリスマ的な人気を誇る指導者、通称”K”として様々な平和活動に従事している。
近年の主義者の増加は彼の人望によるところが大きいが、指導者”K”が行政特区に参加するという噂を聞きつけ、多くのブリタニア人ならびに日本人が行政特区に参加した。
シャーリー・フェネット ―― 生存 ――
アッシュフォード学園に在籍している。
記憶は戻ることはなかったが、本当の意味で昔の自分を取り戻した。
学園卒業後に行政特区に移り住もうと考えている。
今や彼女の明るい未来を邪魔するものはない。
ルルーシュ・ランぺルージ ―― 生存 ――
雛見沢で平凡な毎日を送っている。
たまの休日には東京租界で学園の皆と遊びに出かけることもある。
シャーリーとは何でも話せる親友として付き合っている。と、本人は思い込んでいるが傍からはカップルにしか見えない。
ゼロとして行政特区日本に賛同。ブリタニア側の条件である黒の騎士団の即時解体を実行し、賛同の条件として設立場所を雛見沢に変更させた。
黒の騎士団解体後は、民間のブリタニア人ならびに日本人から隊員を募り、新たに行政特区自衛隊″白の騎士団″を組織するなど大胆不敵な行動を様々なメディアで取り上げられる。
専守防衛を目的とする白の騎士団CEOはユーフェミア・リ・ ブリタニアとし、自らは補佐に徹した。
大切なのは結果より手段。それに気づけた彼にもう間違いはない。
??? ―― 不明 ――
少女はある男の命を救うために魔女となる。
異なる摂理、異なる時間、異なる命、それらが少女を孤独にするが、その覚悟が彼女にはあった。
「私は奇跡の魔女フレデリカ・ベルンカステル。どんな災厄だろうと回避させてみせる。泥臭く何百何千何万を繰り返すことになろうとも、最後には必ず奇跡を掴み取るわ」
~終~