第二十八話 俺はもう、駄目かもしれない 麻帆良祭前の最後の休日。 いよいよ切羽詰り始めた学生達は、休日返上で準備に追われている事だろう。 だが、今年の二年A組は出し物が出し物なだけに追われる事はあまりない。 それはそれで、少々盛り上がりに欠けるかと思いきやそうでもなかった。 散歩部である鳴滝姉妹は保護者である長瀬を連れて、一足先に出展している屋台を見に出かけた。 他に部活の方の出し物がある者はそちらへ、那波はいつもの様に村上を連れて子供の引率である。 高畑派の神楽坂達は、最後の追い込みに掛かりたくても掛かれない状態だ。 神楽坂達は別にして忙しくないならないで、麻帆良祭前の今にしか楽しめない楽しみを求め皆寮を出て行った。 ひかげ荘のメンバーもおよそ、そのような感じである。 朝のまだ低い日差しの中、湯煙を胸いっぱいに吸い込んで濡れた岩場に背中を預けた。「他の学生が必死こいて働く中、優雅に朝から露天風呂ってもの贅沢だよな」「この程度の役得、当然ですわ。幾度と、問題を起こされたことか。その度に連れ出されては、力量が足りない、権限寄越せと。もう聞き飽きましたわ」「委員長、本当に忙しそうだったやんね。珍しく先生のファインプレイで、折れる事もなく。委員長がいなかったら、空中分解は目に見えてたし」「一言多いぞ、和泉」 男のむつきがいるので、相変わらずの浴衣姿での入浴であった。 それでも当初よりずっと慣れたのか、少し動けば着崩れた隙間から大事な部分が色々と見えそうだ。 むつき限定なのかもしれないが、随分と男の視線に鈍感になったのかもしれない。「いえ、実際のところ感謝していますわ。私としたことが、オーバーワーク気味でした。反省しなければいけませんわ。超さんにも多大なご迷惑を」「私は、慣れてるネ。気にする事はないヨ。それにこうしてご相伴に預かってる身ネ。いや、これはお金では買えない桃源郷ネ」「徹夜明けの朝日が眩しい中、清々しく目が覚めます」「何時の間にやら、超さんと葉加瀬さんがメンバーに加わっている件について」 綾瀬の言う通り、何時の間にやらである。 何時の間にやらというのなら、高畑派に一度属した彼女がここにいるのも問題だが。 誰ともなく、一緒に露天風呂に入ろうぜと来て見たら、何時の間にかいた。 超は兎も角として、葉加瀬もまたあの秘密を知っているのか。 実はさり気に、気が気でないむつきであった。 とはいえ、美砂もアキラもむつきの隣で体を預けるようにもたれかかっている。「しかし、お前ら何時の間に来てたんだ? あと俺としては……」「研究室も麻帆良祭で発表する機械類で一杯で、他に投票マシーンの研究場所と置き場がなかったせいネ。場所も地下に勝手に作らせて貰ったから問題ないネ」「私は既に科学と言う名の悪魔に魂を売った女なので。今さら乙姫先生が肉欲の悪魔に魂を売ったところで気にしません。むしろ、同士です」「誰が肉欲の悪魔に魂を売った男か。愛だよ、愛。人としての崇高な魂のあり方だよ。あと、人の管理物件の地下に勝手に研究室を作るな」 多少愚痴のような文句も出たが、秘密にして貰えるならと二人を抱き寄せた。 温泉の湯よりも熱いだろうとばかりに、イチャイチャぶりを披露してやる。 これが愛だと、悪魔には触れもできない崇高な魂のあり方だと。 実際のところ、慣れ過ぎて長谷川達はあくびをしたり、しらけた視線を送るだけだ。 超は何時ものニコニコ顔で、多少葉加瀬が頬に赤味をさし、私は科学に魂を売った女と苦悩めいたリアクションを見せてくれたが。 一番恋愛に疎そうな彼女が、一番純情な反応なのはいかがなものだろうか。「しかし、順調にばれていってんな。既にクラスの四分の一にバレてんじゃねえか。このペースだと、まずくね?」「二ヵ月少々でこのペースですから。秋頃には、クラス全員に知られている事でしょう」「その前に、朝倉かハルナにでもバレた時点で加速するやん。もうちょい、早いんやない?」「できれば、この露天風呂は静かに大切にしたいものですが」 長谷川の疑問に綾瀬が予想を立てるが、和泉に早速もっと早いと言われてしまう。 雪広などもはや、殆ど諦めの境地とも言って良い。 彼女達にそのつもりはないのだろうが、不安を刺激された美砂とアキラに見上げられる。「心配すんな、アキラ。美砂も。今までも何とかなったし、何とかしていく」「うん、信じてる。例え、大事になっても肉体関係さえ黙ってれば清い交際で済むし」「その場合、私は黙ってた方がよさそう。下手に二股とかバレるとまずいから」「お前らは、そんな事を考えなくても良い。頼りないかもしれないが、任せとけ」 二人の頭に手を置いて、改めて抱き寄せる。 むつきだって全部自分で何とかできると確約は出来ないが、それでも年上の男だ。 下手な不安は抱かせたくもないし、二人を最後まで守る義務がある。 最も一人で全部なんとかしようとすると、長谷川辺りに殴られそうだが。 応援してくれる者や、協力してくれる者だっているのだ。 これで上手く行かせられないのならば、何をしたって一緒である。「さて、風呂で魂まで洗ったら今日はどうするか。雪広、お前もそろそろ手は空き出すだろ?」「先日の件より、作業を可能な限り分担致しましたから。むしろ、今日一日ぐらいはゆっくりさせていただきたいものです」「なら、全員で屋台でも冷やかしにいくか。ソレぐらいなら、幾らでも奢ってやるぞ」「おっ、ついに先生が私らに対する奉仕の心に目覚めたか」 長谷川には即座にこの野郎と言ったが、そういう気分になる時ぐらいある。「麻帆良祭前だし、私ら先生の応援団だから多少外でイチャついても不自然じゃないし。グループデートだよ、グループデート」「先生と屋台で食べ歩き。いいかも」 普通のデートが出来ると乗り気な美砂の言葉に、アキラも嬉しそうに呟いた。「グループと言っても男性は先生のみですが。むしろハーレムデートです」「確かに、これむしろ先生が喜ぶだけじゃ。超さんと葉加瀬はどないする?」「投票マシーンは微調整を残すのみ、偶にはクラスメイトと遊びに出かけるのも悪くはないネ。葉加瀬もそれでよろし?」「適度なリラクゼーションは、頭の回転を進め、思考をクリアにしてくれます。というわけで、偶には。こういうのも悪くはないでしょう」 本人が言うからには、本当に稀なのだろう。 超と葉加瀬という珍しい人材を加え、屋台めぐりと相成ったわけで。「それなら、先に上がるから。お前らも上がれよ。女の子の準備が長いのは重々承知だが、あんまり待たせるなよ」 先に温泉から上がったむつきが、脱衣所の方へと消えていった。 そこからがガールズトークの始まりである、例え事前に待たせるなと注意されてもだ。「どうしよ、外で。先生とお祭りデート、なに着てこう。こんな事なら、浴衣とか持ってきておけばよかった」「外でデートなんて貴重だもんね。委員長に連れて行ってもらった南の島以来。長谷川、何かない。とっときの衣装!」 早速、興奮気味にはしゃいだのは、アキラと美砂であった。 美砂の言う通り、教師と生徒、隠れ付き合っているだけに外でデートなど貴重過ぎる。 しかも、むつきからの突然の提案なので準備などできているはずもない。 こんな日が来るとは思いもよらず、お祭りに定番の浴衣は寮のクローゼットの奥だ。 衣装で困ったらと美砂が長谷川を頼ってしまうのは当然の成り行きである。「しょうがねえな、こんな事もあろうかと。私のとっておきの衣装出してやるよ。これを着れば、今夜の先生は凄い事になるぞ」 それは一体どんな衣装か、美砂もアキラもそれぞれ想像の中でむつきに押し倒され生唾をごくりと飲み込んでいた。「それならば、二人の為に私も協力するネ」 お祭りを通り越して、夜の打ち上げ花火に身もだえする二人を前に超がそんな事を言い出した。 ひかげ荘での衣装係りである長谷川はまだしも、今回新規参入の超がである。 一体どう協力するつもりなのか。 私らのレベルは高いぞと、麻帆良最強の頭脳を先輩達が上から目線で待ち受けた。「超さん、まさか。アレですか。しかし、同級生相手に」「モニターの数が足りず、参入できなかった部門ネ。けれど、そのモニターが目の前に現れたら躊躇は不要ヨ。てけてけん、ピンクローター!」 葉加瀬は一応躊躇を見せたが、そんなの関係ないとばかりに超がそれを取り出した。 むろんあそこからではなく、露天風呂に持ち込んだ各種女の子グッズが入った桶から。 当然、先程まで身悶えていたはずの美砂やアキラでさえ固まっていた。「ピンクローターってなんですの?」 たった一人、それの存在意義を知らぬ雪広以外。「ぎゃあ、委員長のピュアな反応みると偶に自分の薄汚れ感が嫌になる!」「安心すると良いです。知らないのは、どうやら委員長さんだけなので」「あんな、委員長。あれはな」 一番苦悩したのは、普段雪広にネットで聞きかじった知識を吹き込む長谷川であった。 耳年増と分かってはいても、豊富な知識に優越感を感じないわけではなかったが。 あまりにも雪広が純過ぎると、時折自分を省みてうわっとなる事もある。 綾瀬が慰めている間に、和泉がこそこそっと雪広に存在意義を吹き込んだ。「そ、そんなに気持ち良いんですの?」 しかも、結構くいついていた。 そして次に当然出てくる疑問に、答えられる者は誰もいなかった。 何せそれを手に入れる為には、そういった店に行くか、ネットで購入するしかない。 中学生である彼女達に前者という選択肢があるはずもなく、ならば後者なのだが。「興味はあったけど、知らないうちにとどいて同室の円とか桜子に見られたら」「ちょっと無理、かな」 むつきとのプレイを含め、使ってみたかったが寮住まいの身では危険すぎる行為だ。 特にネットに強い長谷川としては、よりその危険に敏感であった。「私は一人部屋だけどさ。怖いんだよ。ネットで良く、中身丸分かりの状態で送られて来たとか話を読んだ事があるし」 興味はあるが、誰も手に入れられない一品を何故か超がこれ見よがしに持っていた。 そして改めて超の手でぶらぶらしているそれを見て、皆が思った。 もの凄く欲しい、使ってみたいと。「私と葉加瀬が共同で作成したものネ。んー、そうネ。これから私が提案する方法でモニターとなってくれたのなら。そのまま無料で進呈するネ」 この時の反応は概ね、二つであった。 即座に欲しいと訴えた美砂とアキラ、既に処女を喪失した怖いもの知らずだ。 そしてもう一方が長谷川達、処女娘の一体何をやらされるのかという反応である。 それでも、今この場を逃しては当分手には入らない一品である事も重々承知。 苦悩する四人の中で真っ先に折れたというか、興味が先行したのは雪広だ。 一方で雪広の次に条件付きでモニターをすると言ったのが長谷川である。 後はもう、自分が少数派になれば飛び込むしかない和泉と綾瀬であった。 麻帆良祭は、学園都市のお祭りだが、麻帆良市と麻帆良学園都市はほぼイコール。 麻帆良市の特に中心部にいたっては、普通にお祭り騒ぎである。 学生とは無縁な的屋が屋台の軒を連ね出展していた。 ひかげ荘から近い場所にある小さな神社も、例外ではなく的屋が多く見られた。 もしや、年始の初詣の時より多いのではないのかと思うほどだ。 的屋だけに射的屋、まだ季節としては早いが水風船釣り、輪投げなんてレトロ過ぎるものさえある。 食べ物も綿菓子からリンゴ飴、袋詰めのポテトなどいいから兎に角出店しろとばかりのラインナップだ。 そんな古き良き日本の香りが残る中を集団で闊歩するのは、メイド服の少女達である。 言わずもがな、ひかげ荘のメンバーであり、周囲の視線が集りまくっていた。「俺はもう、駄目かもしれない」 黒一点、メイド服姿の彼女達の後ろを歩いていた浴衣姿のむつきが、とあるものを操作する。 ピンク色のソレは、回転式ダイヤルと弱から強というスライド式のスイッチがあった。 ダイヤルを七に合わせ、この野郎とばかりに強まで一気に押し上げた。 その瞬間、メイド姿の集団の中で、シニョンキャップで髪を纏め上げていた少女がビクリと体を震わせる。「んくっ、執拗に……浮気、ばかり駄目あるヨ」「超さん、あまり引っ張らないでください。私も、余裕があるわけでは」 頬を普段よりも赤く染め、内股気味になっては隣にいた葉加瀬のメイド服の袖を掴む。 何処からか聞こえるおはやしの音や人々のざわめきでかき消されているが。 静かなひかげ荘にでも戻れば確実にその音は聞こえたはずだ。 彼女のメイド服のスカートの奥、下着のない秘所の割れ目の奥で震えるローター音。 少し屈めば、割れ目から伸びたピンクのコードさえも見える事だろう。「先生、私も。さっきから、超りんばっかり」「イキ、イキたい。イかせて、先生」 明らかに乱れた息使いと、潤んだ瞳で懇願してくるのは美砂とアキラだ。 他にも長谷川から雪広、和泉や綾瀬にいたるまで。 全員が全員、ピンクローターを装着済みで期待を寄せた瞳で見つめてきていた。「俺、普通に屋台を皆でさ。この、阿呆が。麻帆良最強頭脳とは名ばかりの、阿呆が」「壊れ、私の大事な所が壊されるネ。はべらせた生徒にピンクローターをつけさせた鬼畜教師の手んぁっ!」「だから引っ張んんっ」 必死に声を押し殺した超と葉加瀬が、ついに耐え切れず公衆の面前で果てる。 とはいえ、人数が人数であった。 決定的瞬間は誰にも見せやしないと、雪広や長谷川がしっかり周囲の視線からガードしていた。 自分達も若干足が震え、足元がおぼつかないのによくやるものである。 ちなみに、何故かむつきだけはそのガード対象から漏れていた。「成り行きとはいえ、皆装着した以上この場で取り出すわけにも行きません。精々、楽しんではどうでしょう」「チラチラ、期待しながら見るんじゃねえ。お前ら、俺をどうしたいの? そこまで心が強くねえんだよ。知ってるだろうけど、むしろナイーブなの」「男の人ってこういうの好きなんやないの? 射的、射的やろ、先生」「和泉、お前の中の男像はどうなってんだ。あと、急に素に戻るな。ついていけん」 適度にダイヤルをいじって、美砂やアキラのご機嫌を伺いつつ射的屋の前にいった。 屋台の前には、へっぽこ空気銃があり、さあ来いとばかりに的が並べられている。 どう考えても揺らぐ事すら無さそうな重そうな人形から、簡単にとれそうな御菓子まで。 一先ず、人数分のお金をまとめて、射的屋の親父に渡して弾を貰った。 まるで物語の中から飛び出してきたようなはげた頭に捻り鉢巻の親父である。「おう、毎度あり。でもよ兄ちゃん、こんな可愛い子に囲まれてんだ。こんな弾より、良い弾一杯持ってんじゃねえのかい?」「ごめん、おっちゃん。親父ギャグにまともに返せねえ」 折角の親父ギャグだが、精神的にちょっと追い詰められている状況では心に刺さるだけだ。「んじゃ、一番イカせて貰おうか」「俺の心が汚れているのだろうか。不安な台詞に聞こえた」 名乗り上げた長谷川に弾を渡し、皆で後ろからその自慢の腕前を眺めて見る。 だが次の瞬間、やっぱりそう言う意味かと後悔させられた。 長谷川達はもはやメイドとは名ばかりの、ミニスカートのメイド服である。 それが射的の的を落とそうと、台の上に身を乗り出してみればどうなるか。 しかも下着を履いていないのだから、色々と丸見えであった。 慌ててむつきが隠そうとするも、これまた雪広達が鉄壁ガードである。 ただし、今度ばかりはむつきもガードの対象だ。「何そのチームプレイ」 そしてもはや諦めの境地で、むつきはリモコンを操作する。「もう、戻れないのはお互い様だな」「やかましい、もうさっさとイケ」 長谷川の三番にダイヤルを合わせ、一気に最強の位置にまでボタンをスライドさせる。 途端に台の上に乗り上げた体がビクリと震え、そのままずるずると落ちてきた。 顔を伏せた一瞬で何度かイキもしたようで、当たり前だが弾は見当違いな方向に飛んだ。 理解は及んでいないようだが、長谷川に一瞬見惚れた親父の額に。「おい、嬢ちゃ痛って……お、おわっ!」 弱々しい弾に弾かれ、親父が大げさにこけたので、皆で大笑いしたのが最大の収穫か。 景品は一つも落とせなかったが、照れ笑いの親父から駄菓子を一人一個ずつ貰った。 もちろん、男であるむつきのはなかったが。「乙姫先生、あれはなんでしょうか?」 そう雪広が指差したのは、水風船釣りであった。 普通の女子中に通ってはいるが、箱入りな彼女は以外に世間に疎い部分がある。 もしかすると、こうして神社の屋台をひやかしに繰り出すのも初めてなのではないだろうか。 そんな彼女を引きつれ、またしてもむつきが全員分のお金を払って釣り糸を貰う。 今度は親父ではなく、若い兄ちゃんが屋台の主人で凄く鼻の下が伸びていた。「誰か、経験者雪広に教えてやれ。俺は色々と忙しい」「私これ得意だよ。委員長、みててこうするの」 忙しいとはもちろん、ローターのリモコン操作にである。 なんだかんだ言ってはみたものの、少し楽しくなってきていたのだ。 私がと立候補したアキラの釣り糸の動きに合わせ、ローターの強弱で邪魔をした。 その度に、水風船の輪に掛かりそうだった釣り針はスッと目標を外れていく。 最初は少しもうっと頬を膨らまされたが、まんざらでもないらしい。 そしてついに何度目かのチャレンジで、ビニールプールに浮いた水風船のわっかに針が掛かった。「ねっ、委員長。こうやって釣り、つ……んっ、先生。今良いとこぁっ」 すぐさま、今が狙い目とむつきがスライドを強にまで上げたのは言うまでもない。 途端にアキラの手が震え、輪から釣り針が外れてしまう。 一度諦めたアキラが、むつきの後ろに回り、顔を押し付けながら馬鹿と呟いてくる。 妙にぞくぞくしたので、イカせてあげる事にした。 細い腰に腕を回し、抱き寄せてからローターを最強に設定して刺激する。「んっ、ふぅぁんぅ!」 むつきの浴衣を噛む様にして声を押し殺し、アキラが体を震わせながら果てた。 水風船釣りの方は、一度お手本を見せて貰ったので、雪広と和泉が合わせて挑戦中だ。 ただ、何時の間にかビニールプール内の水の流れが随分と速くなっていた。 おかしいと思ってみれば、それもそのはず。 屋台の兄ちゃんが、わざと水の流れを早く、それも乱していたのだ。 正直、少し気持ちの分かるむつきであった。 流れる水風船を追って、雪広と和泉がきゃっきゃ、きゃっきゃと大はしゃぎ。 それも迂闊に立て膝でもつけば、短いスカートの奥が御開帳のハラハラドキドキ。 ちらっと目が合ってしまい、いやあと苦笑いされた程だ。 とりあえず、視姦されてるぞとローターの強弱を繰り返して教えてやる。「あん、中々上手く行きませんわ。亜子さん、あれ。大きくはありませんか? このような大きなもの、見た事がありません」「私、入るやろか。あっ、駄目。もっと右、そこそのまま奥に……んっ、駄目力が。手が震えては入れられへん」「お手伝いしますわ、亜子さん。そっと、大きなあれへと。先っぽを入れたら、一気に」 絶対にわざとだと言いたい台詞の数々に屋台の兄ちゃんは前屈みだ。 むつきも、正面に抱き寄せた美砂のお尻に押し付けていなければ直立も難しい。 男って馬鹿だなと、端から見ていると本当に良く分かる。 結局、水風船は一つも取れなかったが、屋台の兄ちゃんが一人一個おまけしてくれた。 良いモノを見せてもらいましたとばかりに、とても良い笑顔だった。「さて、次は……どした、綾瀬?」 次の屋台はダーツか、輪投げか、大当たりのないくじ引きか。 まだまだ続く屋台の並木を眺めていると、綾瀬に浴衣の袖を引かれた。 その顔は赤く、瞳も潤んでおり、待ちきれず直接むつきに交渉し始めたのか。 だが、次に彼女が放った台詞でお祭り気分と、ローターによる悪戯心は一気に鎮火した。「漏るです」「そっちかよ!」 もっと早く言えと、小柄な彼女を横抱きに抱えて走り出した。「お前らは後から来い。走ってこけるな、恥ずかしいどころじゃねえぞ」「ユエちゃん、先生貸したげるから頑張って我慢しなさいよ」 美砂のそんな台詞に見送られながら、急いでむつきが駆けていく。 屋台と屋台の間に立てられたお手洗いという看板の矢印に従い、こっちかと屋台の陰を曲がった。 しかしながら、今日は縁日さながらの込み具合である。 案の定と言うべきか、神社の脇のコンクリート製のお手洗いは列が出来ていた。 長蛇とまではいかないが、女性は色々と時間が掛かるので三十分できくかどうか。「ちなみに、綾瀬。大きいのか、それともぐぇ」「乙女になんて事を聞くです。も、漏る……小さいのです」 聞かれた瞬間、むつきの顔を殴りつつ、それでも緊急事態だからと答えていた。 恥も外聞もなく、抱かれたまま股に手を差し込み、ぷるぷる震えている。 忘れそうになるが、ローターもそのままなので相当な刺激になっている事だろう。 ならばと、殴られた顔の痛みにしかめつつ、綾瀬をさらに連れて行く。 お手洗いを通り過ぎ、神社の奥、木々がうっそうと立ち並ぶ林の藪の中へだ。 そして周囲に人の目がない事を確認すると、小柄な綾瀬を器用に抱えなおした。 横抱きの状態から四分の一回転、自分の胸と綾瀬の背をあわせ、膝の下に手を差し込み抱え上げる。「何をして、させているですか!」「うるせえぞ、この野郎。緊急事態に、方法も格好もないわ。さあ、やれ」「出ると思う方がどうかしてるです」 先程までふるふる震えていたくせに、今度は出ないとはどういう事か。 仕方がないので、取り出したのはローターのリモコンだ。 綾瀬の六番にダイヤルを合わせて、スライドを強に上げていく。「ぁっ、止め。止めるです」 下腹部を丸出しで密着しているせいか、ローターの震動音が良く聞こえる。 ちょっとぐらい良いよなと覗き込んでみると中々に卑猥な光景であった。 幼い無毛の割れ目が小刻みに震え、とろとろと愛液が染み出しては流れていた。 格好が格好なだけに、流れ出した愛液はお尻の穴の方にまで流れている事だろう。 ただ強く刺激するだけでは芸がないので、強弱を一定のタイミングで繰り返す。「漏る、変な感じぁっ。先生、漏るです」「我慢は体に悪いぞ。これで最後だ。イケ、じゃなくておしっこしろ」「ぁぅっ!」 最後にローターのコードを引っ張り、奥に埋まっていたそれを一気に抜いた。 にゅぽんと抜き取れ、むつきからは見えないが膣口がぱくぱくと喘いでいる。 普段決してさらされる事のない場所が外気に触れ、体が冷えて尿意が加速していった。 既に綾瀬の抗う気力も弱く、ふるりと体を震わせてからちょろちょろとお小水を漏らし始めた。 黄色い液体が放物線を描いて、目の前の木の根元に掛かり始める。「ぁっ、ぁぁっ……み、見るなです」 見るなといわれても、アンモニアの匂いと生温かさでまる分かりである。「はいはい、もう少し。良く切って、ハンカチは?」「右のポケットの中です」 お小水の流れが弱まってくると、綾瀬の体を揺さぶって流れをきってやる。 それから片手で抱えなおし、ポケットをあさってハンカチを取り出した。 後で洗えば良いかと、それで綾瀬の大事な部分が蒸れないように丹念に水気を吸い取る。 ふにふにと無毛な大地を綺麗に拭き取り、途中何度か別の液が垂れたのでそれも拭き取りつつ。 ハンカチは自分の浴衣のポケットに入れた。 それから綾瀬をおろしてやり、まくれたスカートも戻してやった。「感謝、少しだけするです」「今さらながら、生徒に凄い事をやっちまった」 未だ顔を上げるのも難しい彼女の頭をぽんぽんと叩きながら、少しだけ移動する。 お小水で汚れた木のそばでは、彼女も気が気でない事だろう。 その場で少し待っていると、数人の待ち人がやや早足でやって来た。「先生、ユエちゃんは間に合った?」「美砂、お前も大声で聞いてやるな。それから綾瀬、股の間でローターがぶらぶらしてるぞ」「これはお恥ずかしい。んっ、膜が破れないかドキドキするです」「また入れんのかよ。復活、意外と早かったな」 逞しい奴めと軽く頭を叩き、こっちだと美砂達に手を振って知らせる。 それから遅れ目にやってきた超へと、ローターのリモコンを投げて渡した。「もう、満足あるカ? 個人的には、もう少し先生に楽しんで欲しかたガ」「それなりに楽しめたが。やっぱり、世界一可愛い嫁と彼女が一番良い。ぶっちゃけ、我慢できないからここでセックスしてる。財布やるから、お前らは遊んで来い」「私も、楽しかったけど先生の方が良い。動き単調だし、小さいからもどかしい」「中だしもしてくれないし、やっぱり機械は機械。先生の方が何十倍も良い」 可愛い事を言ってくれた二人を、力一杯両脇に抱きかかえる。 我慢できないというのもあるが、もうここで何発か抱いておかないと戻れない。 今にも浴衣の裾の間から、膨張しきった一物がこんにちはしそうなのだ。 子供が多い屋台が出ている神社で、成人男性が勃起状態で現れれば大惨事である。 これまた財布も長谷川に投げて渡し、行って来いと犬を追い払うように手を振った。 だが誰一人として、この場から去ろうとする者はおらず、寧ろ腰を落ち着けようとしていた。「いや、お前らなにしてんの? セックスしたいの、我慢の限界なの。世界一可愛い嫁と彼女を孕ませたくて仕方がないんだが」「玩具とはいえ、機械が人に負けたとあっては聞き捨てなりません。先生のテクニックをこの目で見て、それを超えるローターを作ります。お気になさらず、どうぞ」「そういうわけで、葉加瀬と私はここで先生のセックスを研究させて貰うネ」「馬鹿だろ、お前ら実は馬鹿だろ。何が麻帆良最強の頭脳だ。ばーか、ばーか」 葉加瀬と超の突飛過ぎる台詞に、思わず童心に帰って馬鹿を連呼してしまった。「先生、いいから柿崎と大河内をヤッちまえよ。ここで私ら、見ててやるから」「私、耳で聞く事は数多あれどこの目で見るのは……なんだか、緊張してきましたわ」「アキラのセックスか。先生、うちは最中のアキラの顔がみたい」「人に死ぬ程恥ずかしい格好をさせたのですから、お互い様になる為にも先生も見せるです」 この子達の頭の中身は一体どうなっているのだろう。 もはや新人類だとか、そういった領域を遥かに超えた場所にいるのではないのか。 色々と言いたい事はあるが、本当にもう限界なのである。 早く早くと袖を引っ張ってくる世界一可愛い嫁と彼女を、思う存分犯したいのだ。 ひいひい言わせて、その愛液滴る肉壷の奥に種付けをしたいのであった。 犯したい性欲と、教師としての残り僅かな理性。 当然の事ながら勝ったのは性欲の方であった、残念ながら、本当に残念ながら。「美砂、そこに木に手をついて。アキラは俺の横に立って」「バックは寂しいから、ちゃんとおっぱいも苛めてね」「うん、大体先生のやりたい事はわかるから」 もうむつきの頭の中は、世界一可愛い嫁と恋人を犯す事で一杯であった。 周りで興味深そうに身を乗り出してみている長谷川達など眼中にない。 目の前の木に手をつき、どうぞお好きにと突き出された美砂の腰を両手で掴んだ。 短いメイド服のスカートをまくり、白いお尻の奥で涎を垂らす秘部へと亀頭を押し当てる。 ローターは既に股の間で揺れており、侵入を阻む者は誰もいない。「美砂、入れるぞ」「ぁっ、んぅ。はぁぅ」 最近少し蒸し暑くなってきた気候よりも、濃い愛液で竿が蒸らされるように包みこまれた。 ローターで何度もイカせたせいだろうか。 魔法でも使ったかのように膣壁が柔らかく、むつきの一物をしゃぶってくる。 挿入されるたびに腰を振り、美砂が更に奥へと竿を誘って飲み込んでいった。「先生、私も」「アキラ」 美砂の膣を楽しみながら、アキラに懇願されてそちらへと振り向いた。 途端にキスで口を塞がれたが、それだけに愛撫は留まらない。 アキラの手が尻を回り、股下を通って玉袋を細く長い指で包みぎゅっぎゅと握っている。 美砂に種付けする為の精液の生成を促がすようにだ。 そんなアキラを抱き寄せるように片腕を回し、背中から一周して片方の乳房を掴む。「先生、ずっと我慢してたから硬くて、大きい」「それだけじゃないぞ、美砂」 腰を前後に振って、美砂のお尻をパンパン叩きつつ教える。 挿入によりやや余裕の出てきた思考にて。 今自分達が何処でセックスをしているか、誰の目の前でセックスをしているのか。「美砂、皆が見てるぞ。俺達の子作りをばっちり、将来自分達が誰かとする為に俺達のセックスを見て勉強してるんだ」「ぁっ、見られてる。先生とのセックス、見られてる」「ちょっと、早いが。美砂、これが種付けだって見せるぞ。ほら、出る。中で出すぞ、美砂」「長谷川、見て。私、先生に孕まされるの。お腹に種、仕込まれちゃう」 浴衣の長い裾に隠れたむつきの尻がキュッと絞り込まれた。 アキラが刺激し続けた玉袋も収縮し、圧力を高めてその射精の瞬間を待つ。 そして次の瞬間、むつきはなんの遠慮もなく美砂の中へと精液を放った。 膣よりも奥、命を育む部屋である子宮の中へと。 我慢に我慢を重ね、溜めに溜め込んだ精液をどくりどくりと流し込んだ。 やがて飲み干しきれなかった精液の一部が、二人の結合部から流れ出した。 それを見て、息の飲んだのは誰か。 物欲しそうにも聞こえる息を飲む声で、溢れる精液を見つめていた。「凄い、出てる。一杯出てる。長谷川、私が孕まされるところ、見てる?」「これ、思ってたよりマジでやべえ。超、お前責任取れよ。夢に出てきたら、マジで責任とらす」「孕んだら責任取るのは先生ネ。それにしても、ここまでとは。ピルを飲んでいるとはいえ、孕まないのが不思議なぐらいの量ネ」「敗北、機械の科学の。まだ、まだ負けてなど……」 がっくりと両手両膝を地面についてうな垂れる葉加瀬は置いておいて。 むつきは美砂の腰をしっかり掴んで、ぐりぐりと竿で膣をかき回した。 射精そのものは終わっているが、恒例のマーキングタイムである。 美砂の膣の隅々まで、むつきの匂いが落ちないように精液を擦り付けてまわった。 それから腰の砕けた美砂を、一時的に長谷川に預け、「アキラ、おいで」「うん、一杯。私にも出してね、先生」 可愛いお願いに答えるように、アキラを背中から抱きしめ両膝の下に腕を回した。 先程、綾瀬にしたように、小さな子におしっこをさせる格好で抱き上げる。 綾瀬自身それに気付いたのだろう、思い出したように頬をカッと赤く染め上げていた。 そんな綾瀬と、リクエストを投げた和泉に見せ付けるように挿入していった。 二人の結合部が良く見えるように、アキラにはスカートの裾を口に咥えさせたまま。「んっ、んんぅぁ」「和泉、見えるか。俺のがアキラを貫いてるところが。綾瀬、コレぐらいの事をされてから文句言えよ。おしっこぐらい、軽い軽い」「夕映、凄いよアキラ。先生のを咥え込んでまだだらだら愛液出とる」「亜子さん、テンション上がり過ぎです。それにしても、これはいささか。私も将来的には……もっと先の話です」 もっと見せ付けるように、腕の中で丸くなるアキラを跳ねさせた。 浅くから深くへ、混ざり合う愛液と精液をびたびたと飛ばしながら。 アキラの秘所を黒々と滑り光る一物の竿で、押し入っては舐らせまた挿入する。 これがセックスだとばかりに、興味ある年頃の少女に実演で見せ付けた。 むつきもまた、二人だけでなく雪広や長谷川達の視線を感じて悦にいっていた。「アキラ、気持ち良いか? 皆、俺とお前が愛し合ってる所を見てるぞ。特に繋がってる部分を。ほら、俺とアキラは繋がってる」「先生、恥ずかしぃ。見られちゃってる、繋がってる所。私と先生が一つになってるところ」「正に足りないモノを埋めあう、生命の神秘ヨ。今のアキラさんは、やや矛盾している表現ながらおぞましい程に綺麗ネ」「命を作る為の無駄のない無駄な行為。なんと矛盾した美しい行為。敗北を認めざるを得ません。自分が浅はかに感じる程に、今私は打ちのめされています」 葉加瀬はあくまで拘るつもりらしいが、むつきにそんな思考はもはや残されていない。 今の相手はアキラだが、いかにして孕ませるか。 ピルを飲んでいるのでそれはないと分かってはいるが、孕ませることだけだ。 その為にはもっとアキラを感じさせ、排卵を促がさなければならない。 促がした排卵で出てきた卵に、たっぷりと精液を掛けて受精させる。 それが二人で作り出した新しい命だと、溜まり始めた精液が玉袋を大きく見せた。「アキラ、出すぞ。ちゃんと孕むようにありったけ」「いいよ、先生。私の中に、私も先生の子供が欲しい。柿崎みたいに、孕ませて」「行くぞ、アキラ。孕め、俺の子供を。その腹の中に!」「ぁっ、んぁぅ。出て、お腹の中に先生が、出てるゥっ!」 子宮口にピッタリと亀頭をあわせて、射精と共に精液を打ち上げた。 子宮の口から奥、壁のいたる所へ精液を打ち上げてはべっとりと付着させる。 しつこく、こびりつくように。 それこそ、ピルの効果が切れた途端にアキラが受精するようにと。 だがそれでも受け入れる量には限界があり、ぷしゃっと溢れたそれが流れ出した。 竿と膣の隙間から、最初は勢いよく後からはどろりと濃厚なそれが流れ出す。「駄目、流れちゃ……赤ちゃん、先生との赤ちゃん」「泣くな、アキラ。まだ何度でもできるから、いくらでも出してやる」 もはや、長谷川達に何か言葉を喋る余裕などなかった。 これまで盗聴という行為により、耳にしてインスピレーションは磨いてきた。 しかしそれでもまだ、耳年増でしかなかった事を教えられてしまった。 生のセックスは、いくらインスピレーションを磨いても追いつかない。 体内へ異物ともいえる相手の精液を受け入れる。 体から溢れてしまえばそれが悲しくて泣く、アキラの精神状態など理解の範疇外だ。「美砂、ほら綺麗にしてくれ。次はお前の番な。どうして欲しい?」「んむっ、はぅ……駅弁スタイルで。私ももっと皆に見て欲しい。先生とのセックス、中だしされる瞬間まで」「そうか、美砂がそうしたいなら。ほら、アキラも綺麗にするの手伝って」「もう少し、少し待っ。あんっ、先生のせっかち」 二人からフェラをされ、精液に塗れた一物を綺麗に舐め取って貰う。 綺麗という言葉ももはや比喩も同然で、精液に濡れたか唾液に濡れたかの違いしかない。 そして今しがた二回出したと言うのに、萎えもせずにむつきが美砂を抱えあげた。 首にしがみ付いてもらい、お尻に手を回してゆっくりと降ろしていく。 愛液と精液に塗れた美砂の秘所、膣口へと亀頭を合わせ、沈めていった。 美砂とは二回戦、合計で三回戦目に突入しては、変わらぬ硬度で美砂を突き上げた。「全然、硬い。先生、最近凄い。前から凄かったけど、今はもっと」「超から貰った漢方のお陰か。レポート書くから、また分けてくれよな」「もちろん、こちらから喜んで進呈するネ。これだけ楽しんで貰えれば、東洋医学の研究のしがいがあるというものネ」 釘付けとなった長谷川達の視線を浴びながら、むつき達のセックスは夕暮れになるまで続いた。 美砂とアキラがもう駄目とぐったりするまで、執拗に何度も。 -後書き-ども、えなりんです。普通、ピンクローターネタって羞恥プレイだと思うのです。恥ずかしがる女の子を男が苛める的な。何故にこの主人公、逆に追い詰められているのだろうかwSMプレイが一周して、Mが無理矢理Sを演じさせられているよう。あと、夕映の漏るネタは本来図書館島でやる予定だったのですが。お弁当ネタで無しになったので今回入れました。最後に、超。勝手にひかげ荘の地下に研究室作ってます。あまり活用されない設定なのでネタバレにもなりませんが。鬼神とか色々います、もちろんむつきには秘密で。それでは次回は土曜です。やっと麻帆良祭始まります。