というわけで、完了となります。読んでくれた皆様、ありがとうございます。
本作は自分が非才であり、本当の意味での作家であるに足る能力のないまま
出版の権利だけ得て失敗し、それ故に真っ当な終わらせ方をさせてやれなかった作品です。
誰よりも、作品世界に生きるキャラクターに申し訳無い、現実的で情けない結果でした。
次こそはこんな結末にならないよう精進したくありますが、首尾良く「本当の作家」になれたとしても
本作のキャラ達は今後誰にも見向きもされずに、終われすらせずに停滞する。
それは作者の罪だと思います。
本作であるキャラが、罪は購えないと述べました。彼女はそれを自覚してもなお生き方を変えずに死にました。
自分で作ったキャラながら、彼女のように強靱ではあれず、単に生き方を変えられないという理由で
自分はこれからも、おそらくは同じ罪を重ねながら書き続けていくと思います。
ご縁があればまたお会いしましょう。