前のあらすじ……触までの二年間、主人公な憑依者ワイアルドは、辺境でのんびり過ごしていました…
馬の足跡がたからかと明るい空に響き渡る……やっぱりサンダーファイア号はやいなぁー。……ども、俺です。
………只今、王様の命令で原作通り鷹の団を追跡している最中です………いきなり急展開とか言わないのはお約束。
……いやあ、ここ二年間、色々しているうちに原作通りになったよ。…………団員達と大宴会した2ヶ月後くらいに、かなり久しぶりに王さまから伝令がきまして、王都によびだされまして。
………鷹の団追跡を王さまに命じられました。……いやあ、王さまこわかったなあ、…原作知識でしってるから驚きはしなかったけど、もはや前見たときとは別人だったね。……あの目はいっちゃってたし。……最初みたときは穏やかなおじさんって感じだったのに、いまじゃ屋根裏の悪霊って感じだった。
……あの王さま、実の娘のシャルロット………だっけ?…にてえだそうとした変態なんだよな。……人は見かけによらないっておもったね。………シャルロットさんとグリフィスの関係に嫉妬してたみたいだけど、原作じゃ確か二人婚約したな。
……変態王さま少しかわいそうだったな。
……………しかし、いま俺たち微妙な状況になってんだよな。……原作じゃ王さまグリフィス暗殺に失敗した暗殺団の生き残りの女暗殺者殺してたし。…グリフィスたち最初はにがすきでいたけど、そんな事いったらころさねかねん。
……使徒の俺は大丈夫だろうけど、団員達がしんぱいだ………やっぱ何年か一緒に同じ釜の飯を食った仲だ。
…見殺しにするのもやだし、このイベントからうまく受け流せたらこの国から団員達連れてとんずらしよう。
………とりあえず原作ではいまグリフィス達はウィンダムの近くにいるはずだと、とりあえずめぼしいなとおもった場所に馬はしらせたら、どうやら見えてきました鷹の団…………すげえな~、これも因果のはてに!てか。…
ちなみに団員達達は全員つれてこなかった。……原作をしってる俺は、鷹の団がグリフィスの国外逃亡を成功させるため、国境の一本道を行き先に定め、そこに色々罠をはってた。………………たしか、火薬爆発と投石、火炙り、木転がし、そしてボーガンだったっけ?…。
原作じゃこの罠で沢山死んでたので、俺から離れようとしなかったけど、危ないからむりやり置いてきた愛犬ワイドの世話を留守番させた団員達にまかせ、黒犬騎士団で最強クラスの実力をもつ、
黒犬六武将(ノリでつけた名前)をつれてきた。メンバーは甲冑ちぎりのバーボ、剛力の団員A、人間猛獣の団員B、突撃大将の団員C、返り討ちの団員D、そして俺こと黒犬騎士団団長ワイアルド…このメンバーできている、…なんか俺だけ地味な二つ名だと思うのは俺の気のせいかな。
…お、そんな事考えながら走ってたら、早速大一の罠、火薬橋が近ズいて来ました………因みに、原作とちがってわざと遅く追撃してるので、時間稼ぎのためにガッツと……ピピンだっけ?…は来なかった。……ふふ、だてにこのイベントのためにシュミレートしてただけじゃないよ。………
…お!原作通りキャスカが橋の下の爆弾に火をつけた……そろそろスピードあげるか。………
「いいか!サンダーファイア号!そして馬たちよ!この世の全ての神にちかって、ぎりぎり橋を渡れなかったら………」
馬達を振り返り、大声で叫ぶ。
「…馬刺にして、くってやる!!!」
愛馬サンダーファイア号が望むところだと挑戦的な泣き、他の馬が怯えたようになく。
「さあさあ!はしれえー!!足がもげるほどはしらなきゃ!くってやる!!!」
……その時、団員達の乗ってる馬達と、サンダーファイア号の早さは、間違いなく十倍になってたな。
…はしる!はしる!はしる!はやい!…………いけえええええ!
馬達が思いっきり地面をける。…
…その時、俺達は鳥になった…………石造りの橋一列に飛び越える…………しんじらんねえ、……馬がこんな高くとべるなんて……はじギァァァァァァ!!!
…馬の背中から放り出された俺!!…うわぁぁぁぁぁぁ!世界がまわるヴヴぅぅ!
勢い余ってふりおとされた!!!
「ごべああぁぁ!!」
バギャャ!!!
…………木におもっきりぶつかった。
「………………」
「……………………………」
「だ、大丈夫ですか、頭。」
「あにぎ、大丈夫が、鼻血ででるぞ……」
気まずい沈黙の中俺のことを心配する団員達………そのきずかいがつらい。
「……君たち。…」
「な、なんだあにぎ、」
「な、何ですか頭。」
「…今のみなかったことにして。」
「……はい…………」
……………そう、それでいいんだよ。……俺は鼻血をだしながら頷くのでした。
作者からの一言…原作突入………黒犬六武将(笑)