前のあらすじ……いよいよ原作入りしたワイアルドな俺!……黒犬騎士団最強メンバー、通称黒犬六武将をつれて、俺は原作王になる。
「ぎぉええええええええええええええええええぉおおおおあああああああああ!!!!!」
……ええと、こんちわ、俺です。ワイアルドです。………太陽の照りつけるいい天気、わたくしは只今、絶賛人間バーベキューされてます。……てへ。…あついぜちきょおぉぉ!
…前回、第二の罠イベント、大岩投石を乗り越え、少し天狗になってた俺は、少し油断しちゃったんですよ。……そしたら、油断した隙に第三の罠イベント、「油を地面に流して火をつけフィーバー」が発動。原作通り只今火に巻かれてま~す。………あちぃぃぃぃぃぃぃ!
……まあ、別に痛くないからいいけど。…この使徒ボディー、かなり痛覚が弱い、この何年か、ワイアルドに憑依してから、戦場などでよくお世話になった。
………しかし、団員達は大丈夫かな。…これ、使徒の俺でも少しつらい。
「……ぐっふふふふ。まるでぞよかげのようだぜ。」
「…ひひひひひひひひひひひひひひひひ。」
「げげげげげげげげげげげげげげげ。」
………まあ、今回も大丈夫だと思ってたよ。…………こいつら、火の輪くぐりとかよくさせてるし。火に対する耐久力は最早人間やめてやがるし。………最初。かなりこいつら、嫌がってたな。………無理やりやらせようとしたら、泣きながらやめてやめて!!ってわめいてたな。………まあ、この火あぶりイベントあるのしってたし。………まあ、まともな奴がさせることじゃないと思ったけど。これもこのイベントのために、こいつらのためだと無理やり火の輪に放り投げました。………いやあ、放り投げたバーボが輪にはまって、危うく人間の丸焼きになるところだったよ。バーボが………いや、マッチョマンの丸焼きが。
……さあて、燃えながらもこんな長く考え事できる使徒ボディーまじ便利だが、そろそろ皮膚が地味に痛くなってきた。……消すか、火。
両腕を肩にクロスさせ!フルパワーでふる。
………なずけて!………………
「ワイアルドパワフル筋力エルトー火消しぃぃぃぃ!」
ブアァァァ!!
…火は、見事にきえた。…………自分でも気味悪いくらい見事に消せた。
「フォォォォォ!!すげえぜあにぎ。!!」
「頭!!すげえよ!あんた!」
「頭!!惚れたぜ。!」
…………ちょっとちょっと、最後のはおかしいだろ。流石に気味悪いよ、まあ、気味悪さでは今もアウトだけど。
……………またあり得ないような者を見る目で鷹の団の面々が視線をむけてきてるのをかんじる。………やめろよ、吹っ切れてはいるけど、やっぱり傷つくよ。
…第三の罠イベント、火炙りをコロンブスのアメリカ大陸発見のときのように見事に乗り切ったぜ。
「あにぎ、頭燃えてるぜ。」
「頭、燃えてるぜ。」
「…………え。」
ぎゃゃゃゃゃああああああああ!
作者からの一言………炎の中歩み寄ってくる、または走ってくるマッチョマン達…まるで悪魔のような感じですね。