前のあらすじ……原作での罠イベントを大方乗り切り、いよいよ鷹の団との戦闘に突入しそうな感じです。
剣と剣が打ち合う独特の音。…馬の足音がひびき、苦痛の声や闘志の雄叫びが響く。………この独特の空気。……かなり久しぶりの戦場です。………なんて、シリアスっぽく決めてみたり。
………俺に矢がいかけられてすぐ、原作のへたれ(名前忘れた)が「全軍とつにゅれ!」っと見事にかみ、そのまま突撃してきました。……原作通りっす。
…この戦場の空気、かなりひさしぶりだな。…チェーダーとの戦争が沈静化してから二年たってかっら、少しなれねえぜ。……
すっかりなれちゃったなあ。…ベルセルクの世界に。
…しかし、すげえな、………鷹の団の連中、俺の魔改造した黒犬騎士団トップクラスの実力を持つ黒犬六武状と互角にたたかってる。……こんなのはじめてだ。…大抵、敵をぼろ布のように圧倒するのに。……やっぱ、数の違いもあるだろうけど、………これが噂の主人公補修ってやつなのか。
「…あんた、ウィンダムの酒場にいたおっさんだろ。」
…俺がそんな哀愁漂う事を考えてたら、いきなり声かけられた。……ガッツに。
「…さあ、ひとちがいじゃないか、坊主。」
とりあえずしら切っとくか。
「…あんたほど印象に残る奴はすくないぜ。おっさん。……まさか、あの酒場で素っ裸で踊ってた愉快なおっさんが、あの有名な黒犬騎士団の団長とはおもわなかったぜ。」
…やっぱりしら切れんか…え!素っ裸で踊ってた?
「ちょいまち!素っ裸で踊ってたってなに。!」
「おぼえてないのか。……あんたと連れの二人が、あん時急にぬいで、脱げばすげーんだぞ!…っていいながらテーブルの上に登って踊りくるってたろ。……そんな奴、人違いしろっなんてのは無理なはなしだろ。……おっさん」
「…まじですか。」
「…嘘ついてどうすんだよ。」
……俺あん時のことあんま覚えてないんだよね。……そういや、そんな事したきがする。……酒場で起きたら裸に近いかっこうしてたし。……まじですか。
「…全くおぼえてない。……」
…なんか、ガッツがかわいそうな人を見る目でみてくる。…………顔から火がでるのをとおりこして、光線がでそうだ。
…って、そんな事はおいていて。
「…おい、坊主、おまえ達にも事情は有るだろうが、おとなしくお縄につく気はないか、…俺も、出来る限り乱暴な真似はしたくねえ。…………王さんにも結構顔聞くから、少しは罪が軽くなるように働きかけよう。…どうだ。」
…話し合いですめばそれでいいし、……頭のことはむかつくけど、一応降伏勧告しておくか。
…まあ、俺が申し開きしても、あの王さまのようすじゃ、望みはうすいだろうけど。
「……断るね。…話して何とかなるならこんな事はしてねえよ。…おっさん。」
…やっぱり断るか。…まあ、断るとおもってたけど。……じゃあ、仕方ないか。
…愛用の棍棒を取り出す。
「…じゃあしかたねえな。……若い奴に手荒な真似はしたくなかったけど。…しかたねえ。…歯あくいしばれよ。」
かたを構えながら言う。
「は、俺をなめんなよ。」
ガッツも、愛用のでかいだんびらをとりだし、かまえる。
…俺達の周りから音がきえた。…………
次の瞬間、俺の棍棒とガッツのだんびらの刃が交わる音がひびく。
作者からの一言…コメントありがとうございます。…確かに、最近の話は一話一話みじかくなってしまっています。…すいません。
………できるだけ文を多くするようにきをつけます。……コメントありがとうございます。…