前のあらすじ……鷹の団との全面戦争、そのさなか、主人公は一番危惧していた若いガッツを色々あって突っ張りで倒した。
……さっきまでの騒ぎが嘘のように静まり返った戦場。……剣の音も、馬の足跡も全くなく、とても静かだ。………なぜだ!何故なんだ!…なぜなんだ!ロミオ………なんてね!
ガッツぶっ飛ばして、敵味方両方フリーズしてます。………まるでコントのように固まってる。…シュールだな。
…てか、さっきからキャスカの視線がいたい。………殺気だだ漏れだ…憎いなガッツ、愛されてんじゃん。
…鷹の団の面々達も俺に注目してる……やっぱりガッツ派手に倒した事がよかったらしいな。…………少し恥ずかしいが、好都合だ。…………やりますか…。
思いっきり息を吸い込み……
「鷹あぁの連中につぐぅぅぅ!!!」
空気が震えるほど大きな声で怒鳴る……周りの奴が余りの音量に耳を塞いでる………でもそんなのかんけえねえ!!
「てめぇぇらのたいしょおぉぉのおぉぉぉ!!グリフィスはぁぁぁ!!二度と戦は出来ねえ体になっているうぅぅぅ!!」
…キャスカがやめろと叫ぶが、でもそんなの関係ねえ!!
「てめえらぁぁはわ!この国をでぇぇて!こいつをぉかつぎあげて一旗あげるつもぉりだったんだろうがぁ!!」
…ひと息して、大きな声で言う。
「あてがはずれぇたなあ!!…てめえらの大将はなあ!…もう!壊れちまったんだよぉぉぉぉぉ!」
…俺が言い切った後、飛びかかってくるとおもったけど、………どうやらフリーズしてるようだ。……キャス力だけは、今にも飛びかかってきそうな目で見ている。………めっちゃこええ。
…さてと。
「黒犬騎士団んんん!!!撤収ぅぅぅ!!」
黒犬六武将を振り返り叫ぶ。
「「「「「イッイエッサー」」」」」
…だてに育てた訳じゃない、俺の撤収命令をきき、全力で鷹の団からにげだした。
「まっまて!」
キャスカ&鷹の面々がなんか言ってるが気にしない、……言い切った奴のかちなんじゃぼげえ!!うきゃきゃきゃきゃ!!
「ちなみに!さっきいったことはうそじゃねえ!!…その女にききなあ!うきゃきゃきゃききゃきゃきゃ!!」
そういった後、全力で馬を走らせる。…このまま帰れたら、俺的には勝ちだ。
…いやあ、今まで色々このイベントの為にしてきたけど、遂にその苦労が報われたよ。……このまま留守番させてる団員達と合流して、さっさとこの国からずらかろう、……まっててな、ワイド。
バサア!!
「ばさあ?」
…今の音ってなに?…
「あっあにぎ!うえぇ!!」
「頭!!なんかきますぜ!」
ドッゴオオオオオオオオン!!
「ぬおお!!なんだぁぁぁぁ!!」
馬を走らせていた方向に、いきなりでかい何かが降ってきた。…………あれ?…こんなの原作でやってたような?……………まさかまさかまさかまさか。
「…やはり再びあったな。同胞よ。」
………俺はできれば会いたくなかったよ。…牛やろう。
作者からの一言………ゾッド出現!!どうなるか、主人公。