前のあらすじ……原作最大イベント!蝕を高みの見物をした主人公!…………今まで色々あったけど!一応当面の目標はこなしたよ!
……やあ、今日は、俺です…ワイアルドです。……ただ今、団員達とミッドランド王国からとんずらしている最中です。………
あの蝕のあと、俺と黒犬六武将は王さまの所へは戻らず、辺境の本部でまたしていた留守番団員組と合流して、予め纏めていた荷物をもち、ミッドランドから出て行きました。…
……団員達が、「なんででていくか。」ってことを聞いてきたけど、とりあえず、
「…今の王さまは前と違って、いかれちまってる………頭のネジが外れた奴の目をしてたね。……実際、鷹の連中の暗殺に失敗した奴も処刑されたらしいし、…鷹を取り逃がしたなんていったら、やっかいなことになる。」
………って事をいって納得させた。…まあ、あの王さま後二年くらいで死ぬけど、……このあとのミッドランド王国に楽しいイベントなんてゼロに等しい……疫病…災害…飢饉…など、…そんなしけた事がこれからこの国に溢れるようになる……最も、これもゴッド・ハンドの奴らがやったような感じだったけど。
……そんなことは置いといて………俺は今、生きてる…これが重要だ。……本当なら、俺は、…いや、ワイアルドは、本来ならばゾッドに殺され、地獄に落ちたはずだ。…が!…この俺は生きてる……
……一応、俺は運命に(原作というなの)勝ったのだ。……いやあ、原作イベントも堪能したし、すごく楽しかった。……今までの苦労が報われたね。…
……このあとの原作展開は、……確か黒い剣士編だったかな。………これは関わらなきゃ言いと思う。……あとは、ロスト・チルドレン編と、千年王国の鷹編
……そして、ファンタジア編だっけ?……俺の原作知識も、少しうすれてきたなな。……俺がこの世界に馴染んできたからか。…
取りあえず、この先絶対関わらないのは……「断罪の塔」と「ウリタニス」……そして「クシャーン」……この三つはやばい……いくら俺でもかかわり合いにはなりたくない。
………まず「断罪の塔」は、………この世に、蝕の影、模擬蝕がおこり、その場所が断罪の塔とよばれる、聖地アルビオンだ………原作では、ここに魔を引き寄せる烙印を持ったガッツとキャスカが因果により集まり、大量のゲル状の
悪霊の塊が異常発生して、凄まじい数の死者がでる。………ゴッド・ハンドのフェムトあらため、グリフィスがこの世に受肉する最大イベントだ。
………見てみたいけど、流石にやばい、……死ぬ可能性高すぎだし。
………「ウリタニス」……これは、千年王国編でミッドランド王国の王都、
ウィンダムがクシャーン帝国に攻め込まれ、事実上壊滅したあと、一応の王都のような場所になるところだが………ここもやばい……クシャーンの大軍隊に包囲去れたり、クシャーン帝国の妖獣兵に攻め込まれたり……まあ、グリフィスがゾッドをはじめとする世界中の使徒を入れた、新生鷹の団を引き連れて何とかしてくれるけど………俺、他の使徒とは顔あわせたくないし、……グリフィスなんて、あったらやばいよ。…………ここも関わらない。
……最後に「クシャーン帝国」……ここがやばい…この帝国の王は、実は俺と同じ使徒だ。……………ただの使徒じゃない。…なんと、某海賊漫画の異能の用に、体を霧にかえて、自在に巨大化したり、転生した使徒を物によっては一撃で殺しちゃう雷を放ち、…使徒形態が霧の体なため、ガッツのドラゴンころしあらため斬魔剣で眉間の本体部分を攻撃するしかダメージを与えられない。…
………チートすぎだろ。…
………それだけじゃなく、このクシャーン大帝、もといガニシュカは、同じ
使徒をみくだしており、同族の使徒をつかまえて、生きたまま解体し、繋ぎ合わせ、人造のベへリットともいえる物体、「魔子宮」をつくり、使徒ほどじゃないが魔を宿したクシャーン兵、通称鬼兵(ダー力)や、馬鹿でかい虎、通称妖獣兵、………それに二足歩行し、銛をつかう鰐や、棍棒をつかう(俺とかぶる)これも二足歩行する像など、化け物や鬼兵のような使徒擬を量産し、戦争に利用してる………やばい、……下手して捕まったらなにされるかわからん。
………なんか、考えれば考えるほど、この世界に安全な場所ってないじゃん…………まあ、取りあえず今は。
「…生きてることを喜びますか…」
………その後、適当な場所で宴会したんですよ。………俺にあえなくても寂しがってたワイドにモフモフしたりして、………酒をラッパ飲みしたり、………
…次の日起きたら、
「……頭いてえ……ここどこだ。」
二日酔いで痛む頭で、知らない城のなかで団員達と雑魚寝してました。
…なんで?
作者からの一言………書いてると、本当にベルセルクの世界ってやばいとおもった。………二日酔いで起きたら城の中……次回どこか分かるかも知れませんが、………勘のいいひとはどこの城かわかるかも。