前のあらすじ……二日酔いで目覚めたらなんと原作いっぱつめで出てきたコブラ型使徒が住んでたコカ城にいた。……色々変な痕跡がのこるなか、一体何が起きたのか、
………………昨日の晩………
「イエェーイ!かんぱーい!」
「かんぱーい!」
…団員達と乾杯をし、アルコールが高い酒を一気飲みする。………酒はいいねえ、……色々細かい事を忘れられるし。………何より上手い………
………中学のときでは考えられなかったな。……日本にいたころこっそり飲んでみたら、頭に悪魔の飲み物!って浮かぶくらい不味いと感じたが、……今は旨いと感じる。………人間ってかわるもんだな。
………俺人間じゃないけど。…………
「頭、摘みがほしいですね。」
団員Aが摘みがほしいといい、それに同調して他の団員達も摘み的な物がほしいといってきた。
……………何かあったかな…。
「荷物に干肉とかなかったっけ。…」
たしか、作り置きしてた干肉があったはずだ。
「……もう食っちゃいました。…」
……食ったのにまた摘みほしいのか?……この、…こいつら最近は贅沢が過ぎるようになってきたな。
「…生野菜でもかじれば。」
「そんな!馬ややぎじゃないんですから!……そんなんじゃなくて、もっと酒の摘みらしいものがたべたいです!頭!」
……何か力説してくる、……こんな事で凄い真剣な顔で頼まれると、情けなくなってくる。………作ってもいいけど。
「…いくら何でも、ないものを出すことはできないよ、おまえ。」
………そう言ってもぶーたれてる団員達をはうっておいて、用を足しにそこら辺の茂みに歩いていく………
「…ふー……のみすぎたかあ、」
そんなこんなで小便してると、用を足してる場所の、俺から見たら右側に、変な物体をみつけた。………
………でかいキノコだ。
………不気味にでかい真っ白なキノコを見つけた。………大きさはバレーボールぐらいで、………何となくマッシュルームに似てる。…
………そういや、日本で中学生やってたときは、よくキノコシチュー作って食べてたな。…………ここに来てからキノコくってねえや。…
………そういや、あいつらも摘みが欲しいって言ってたな。…
…その後、そのでかキノコを宴会場所にもっていき、一口サイズにきって焚き火であぶり、食べました。…摘みとして。……結構旨かった。
……そん時の俺は、馬鹿だった。……深く考えもせず謎のキノコを食ったなんて……それが猛毒をもつ毒キノコだったら、使徒の俺はともかく、団員達は食あたりで死んでたかもしれない。………
………毒はなかったが、………このキノコはやばいものだった。
「…イッヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ…」
「ケケケケケケケケケケケケケ…」
「おぉまえら、へぇえんな笑い声だすなよぉ………げへへ、」
「かしらぁも、…変なぁ笑い声、だぁしてぇますよ。…いひ!いひひ!」
…………あのキノコをくってからしばらくして、なんかすごい頭がぽわぽわしてきた。………あれーバーボが十人にみえるよれ……えへへへ!
「てめえらあ!…たぁるんめえるぞえ!…」
…おっかしいなぁー口調がへぇんになってる。…よいさまさないとなぁ。
「…一丁はじってみますかぁ。…へへ!…やろうども!しゅっうっぱつだあ!」
「…いくんでえすか。」
…団員達と俺は、全員ぽわぽわしてる。……ういぁす。
…………その後俺達は、頭がぽわぽわしてる状態で馬を走らせ、とにかく爆走した記憶がある。………よく落馬しなかったな。……何回か落ちそうになったけど。
………夜、不気味な笑い声をあげながら馬で爆走しているマッチョ達……こええよ、…トラウマものだよ。
………そんな風に爆走してると、遠くの方にこの城、コカ城が見えてきたのを微かに覚えてる。…………そのあと。………
「…おぉぉい、あそこに城がみえるぞぉ、………とめてもらうかあ!よおよども。…」
…まだ呂律がまわらん。………やっぱそこら辺に生えてたキノコ食っちゃだめだね!…いい教訓ができた。
……なんか、あんまりでかくねえ城だなあ。……やっぱ王都のやつみちゃうとなあ。……
「…だぁぁぁれか!いねえかぁぁ!…なかにいれてぇ!あだだかいベッドと酒をよおこせえ!!」
………あのときの俺は、
「…なんだてめえら!」
「なんだじゃねえよぉ!!酒だせやぁ」
バギャ!!
「ぐばゃ!!」
………少しいかれてた。
………その後、無理やりコカ城に押し入った俺達は、城の酒を強奪し、馬鹿騒ぎをした。………なんか、城にいた盗賊達が襲ってきたが、叩きのめして外にほうりだした。………気がする。
………ここらへんは、よく思い出せないが…
…当然、自分の城で馬鹿騒ぎしてる俺達に怒り、使徒のヘビくんが襲ってきたが、……
「…貴様ら、………私の城で何をしている!」
………こんな風に文句言ってきたヘビくんを。
「…うるせえ!ワイアルドパンチ!」
「ぼぎゃ!!」
…殴ってぶっ飛ばしました。…
…まあ、その後コブラっぽい使徒形態になって再度襲ってきたが。…
「…なに!…貴様、同胞か!……なぜこんな事を!」
「……うぃ~、……うるせえ!!文句言わずにさけだせやぁ!」
………俺も使徒形態に変身して、ヘビくんとちょっとした戦いをした。……どう考えても俺が悪いが。
因みにその時団員達は、
「…うぉ~い、………かぁしぃらぁがでかくなってんぞぉり……ゆめかぁ…」
「…おぅいおぅい、…頭はもっとからでけえだろぉ!うっひゃひゃひゃ!」
………完全に毒キノコでいっちゃってたから大丈夫だった。……ふう。
それが城の中が壊れまくってた原因だ。………で、戦いは俺が勝ち、ヘビくんを…
「いただきまぁす。」
「やめでくれぇ!助けてくれ!ぎぁあぁぁ!」
バク!………もぐもぐモグ…
………食べちゃいました。………いやさ、使徒の姿で、酒と毒キノコでいっちゃってたのもあって、のりでぼろぼろになったヘビくんくっちゃいました。
………あじは、………何となく鰻にちかかったりした。
………で、俺の食べ残したヘビくんの残骸、でかいしっぽを味が似てたから、
「俺の故郷の料理をつくってやる!!」
…的な乗りで蒲焼き擬にし、俺の愛犬ワイド含め、全団員に振る舞い、朝までどんちゃん騒ぎ……そのあと電池が切れたように皆寝ちゃって………てっことが昨日あった。………まあ、大雑把だけど。
………………団員達、使徒の肉くっちゃったよ。………オレもだけど。
作者からの一言…原作でのヘビくんを叩きのめし食べた主人公に、さらにその尻尾を調理した蒲焼き擬を腹一杯食べた団員達!!…………今回の話はのり悪かったな。…反省反省。