前のあらすじ……ヘビくんをフィーバーして踊り食いして、ヘビくんが恐喝してた街の領主や住人に慕われ捲った主人公は、しばらくコカ城に住みつく事にした。……
太陽の明るい日差し、…雲一つない青空、……いい天気だな…
こんにちは、ワイアルドな俺です。…
俺がコカ城の住民の盗賊達やヘビくんを倒し、ここに住み着いてからもう半年になります。…………
…………余りに住心地が良すぎるので、結構長い間此処に居座ってる…
……もう……ここは最高だよ。……この城、ウィンダムの王城ほどは流石にないけど、それでも広い、………日本にいたころ、自分の部屋がほしいと母ちゃんにねだったものだ。……部屋どころか、アンティークな城を手に入れたよ。…
………しかも、無料でな。……がはははははは!
……このコカ城だけでなく、街に行けば、街を救った英雄として尊敬され、
ピチピチのわかい女の人が、なんともいい気分の視線を送ってくるんだぜ!
………ついにモテ期が俺にもきたのか。………ぐっふっふっふ。
……最高だ………ちょっと前までむさ苦しすぎる男たちと、グロテスクな戦場で戦うでんじゃらすな毎日を過ごしてたのに………
女の人にもて、まちで買い物をすれば割引どころか、ただ同然の値段で者を売ってくれたり、………都会(王都)では、俺をみた店の奴らがびびり、とってくうんじゃないか。………って視線で見てくるから、最初の頃は地味に泣きそうになった。………
……………もう、ここにすんじゃおうかな。……
………てな馬鹿な考えをしたりして、あっと言う間に半年たった。…………団員達は、それぞれ勝手に訓練してる。……ヘビくん食って魔を宿したからか、あいつらは、体に力が漲りまくり、とにかく体を動かしたいんだそうだ。…
………おまえら……ただでさえ鍛えた俺が言うのも何だけど、マッチョすぎてきもいのに……これ以上鍛えたら最早視覚の暴力だぞ。…
………ヘビくんの肉を食べた俺の愛犬ワイドも、なんかエネルギッシュになって、毎日はしりまくってる。…………どこのドーピングコンソメスープだよ。
………因みに、残ったヘビくんのワイアルド流日本風蒲焼き擬は、はんぶんくらいを馬に食わせてみて、残った半分は捨てた。……
…なぜ馬に食わせたかというと、……俺専用の馬、サンダーファイア号や、その外の黒犬印の馬は、他にないほどの名馬だが、………単純に
………これ食わせたらパワフルに進化するんじゃね?…
………ってノリで、無理やり食わせた。………
…結果、すんごく力強く進化しました。…………
………気色悪いほど体の筋肉が進化し、とうとう馬バージョンのマッチョ騎士団ができてしまった………足の速さも、最早馬と言うよりバイクの域に達してる。……………もはや新種とよべるほどだな。
………そんなこんなして、毎日を過ごしてるうち、俺はあることを忘れてた。
「…あにぎ!だいへんだ!」
いつになく深刻そうな顔で、バーボが俺の部屋に駆け込んできた。
「…どうした。…なにがあった。」
…いつになくシリアスな顔なので、こっちも真剣に聴く………
「……街の方にいってた奴らが、半殺しで逃げ帰ってきた。」
………なんだって?……ばかな!……今の団員に叶うどころか、半殺しにするような奴、個々にはいない筈だけど。…………
………なんか、俺の頭にどうしてもひとりの顔が浮かんでくる。……もしこいつがきてたら、まじ最悪だよ。
「…誰がやったんだ。…街の連中じゃねえだろ。」
「…何でも、とんでもなぐでかい剣を持っだ、全身真っ黒な集眼の男らしいぜあにぎ。…」
……やっぱり、ガッツじゃん。…………
作者からの一言………余りにも居心地がよすぎて長くコカ城に止まってると、原作最強使徒ハンターのガッツがやってきた。
……どうする主人公!(ガッツはパックといっしょです)