前のあらすじ……コカ城にのんびり過ごしてたら、使徒ハンターのガッツがやってきた。………主人公涙目!
「…久し振りだなぁ、坊主…半年ぶりか、………ちょっとみない間に男前になったじゃないか。」
目の前の完全に黒い剣士化したガッツを見ながらいう。
「…………………………………………………」
何も言わない。……やっぱりそうか。
……ぽかぽかと太陽の照りつけるいい天気……ただいまワイアルドな俺は、使徒ハンターになった完全武装ガッツと向き合ってる。
………どうしてこうなるのよ……ぼくちんなんかした?
あの後、バーボからガッツとおぼしき人物が街にきたという話をきき、少しフリーズしてしまったが、とりあえず持ち直した。……
………固まってても何も変わらないし。
……その後、城に逃げてきた半殺しの団員三人組に話を聞くと、街の酒屋で訓練で有り余るエネルギーを消費し、そのタイプの疲れに一番聞く酒を飲もうと言う話になり、三人で酒をのんでいたという。……その時、酒場に入ってきた黒ずくめの大男が、いきなりボーガンを撃ってきたらしい。…
………だてに鍛えてないこいつらは、その矢を避け、突然何なのか大男に突っかかったという。………すると、その大男は剣とは思えないくらいの身の丈ほどある剣で切りかかってきたらしい。
………まんまドラゴンころしじゃん……
………団員三人組も、この男が戦闘体制にはいるのを経験で感じ、また、自分達より強いと直感を感じ、逃走をはかったそうだ。……………
毎日のワイアルド流訓練と、魔を宿した体の力で、なんとか逃げ出せたが、
色々怪我をしてた。………
………まあ、ガッツ相手に逃げ切れて、命があるだけもうけもんだろ。…
……仲間が喧嘩売られたといきり立つ団員達に、城の荷物を纏めておくように言い、団員達に城にいるようきつく命令し、お気に入りの犬の甲冑を着込み、
俺は単身街に向かった。……
………本格的に戦うなら、団員達がいると戦いずらい。
そんなわけで、冒頭に戻る。…
「………おっさん……あんたは化け物並みに強かったが、今ならわかる。……まさか、本物の化け物だったとはな。」
…なんか、急に喋り出した。
「……はは、俺は俺さ………坊主、ここへ喋りに来た訳じゃないだろ。……まどろっこしいことはやめて、素直にきな。」
………そう言った瞬間、無表情だったガッツが一瞬にして固まる……
………直感で感じた。……こいつ、仕掛けてくる。
「…前のようには…いかねぇぇぜぇぇぇ!!」
そんな事を叫びながら、凄まじい勢いで切りかかってきた。………
……こうなったら、破れかぶれだ。
「いくぜ!坊主!」
街の道のど真ん中で、復讐の剣士とひとりの使徒が打ち合う音がなる。
作者からの一言………ガッツが酒場の三人組を襲ったのは、烙印が三人組の魔を感じ取り、それが使徒に関わりのあるものだとわかったからです。
……このときパックは、離れたところから見てます。
(因みに、ガッツは、主人公がグリフィスの事を宣言したとき、主人公の技をくらい気絶していたので、直接聞いていませんが、キャスカ辺りにきいて、そんなことをしたとしっています。)