前のあらすじ……コカ城に住み着いてた主人公は、使徒にたいする復讐鬼と化したガッツと遭遇、そのまま街のど真ん中で戦闘にはいった。
……明るい太陽がてらすいい天気………只今ワイアルド事俺は、団員達を連れてコカ城から主発しました。……………
…………え…………ガッツとはどうなったって。………それは。
~二時間前~
ドカァン! ゴボォン! ザギッ! ボオ!
賑やかな街の主道、……最近は活気溢れていたその場所で、方は身の丈を越す馬鹿でかい剣を扱う復讐鬼……方や魔を宿した人外の男……この両氏は、それぞれ普通では見られないハイレベルな戦いをしていた。
……漆黒の復讐鬼は、あたれば一撃で人外の息の根をとめられる、まさに鉄塊の剣をふるい、人外の男の息の根をとめようと攻撃を繰り出す。
……人外の男は、一撃一撃が地面を抉り、自分の命を刈り取ろうとする攻撃を綺麗に避けている。
…………それは正に、一つの劇のような、さながら普通の日常では見れない、ある種の冗談のような光景だった。
…………やっぱこいつ天才だわ……………半年前とは比べものにならないほど強くなってる。
………人外の男は思考する。…
俺の木製の棍棒じゃ、さすがにこんな馬鹿げた剣の一撃は防げねえ……それどころか、下手に防御したら、あっという間にくたばっちまう。………
一撃一撃がまるで大砲だぜ………まじでこいつ人間かよ?……へたな人外よりよっぽど化けモンじゃん………でも。………
………やっぱりこいつ、剣(ドラゴンころし)……使いこなせてねえな。………
「…坊主、てめえ、そのでけえ剣、使ってから日が浅いな。」
…そう言うと、猛攻撃してきたガッツの動きが止まる。…
「…なぜそう思う。…」
……まあ、原作見たからだけど、それより………
「…なんとなく、直感でだよ。……経験がちがうぜ、経験が。」
ガッツの攻撃は、確かに一撃一撃が、凄まじい……まさに主人公って感じだ……だが、やっぱり前のだんびらよりも、攻撃が遅く、隙が多い……
……半年では、完全に使いこなしては居ないようだ。…
「……使いこなせてねえ武器で戦う奴に負けるほど、俺は柔じゃねえぞ。……出直してきな。」
年配としてのアドバイスだ。
…………なんか、ガッツが、いつぞやの牛ばかのような視線を向けてくる。……なんで?
「…てめえは、………他の奴とはなんかちがう。……妙に人間臭い。」
………二度目だよ。それ言われるの…
「……仲間内からもよく言われるよ。………さて、俺も暇じゃねえ。」
棍棒を構えながら言う。……なんかにたようなこと会ったような。
「…次で沈める。」
…俺がそう言うと、ガッツがピクリと動き、とても不気味な笑い顔になった。
「……そうかいそうかい、……じゃあ………」
………ガッツが言い終わる前に、俺は技を発動した。
「てい!」
バギャァ!
「ブベ!」
…ガッツが切りつけてくる前に、棍棒を顔面にぶんなげた。…………
……………ふ……………死にはしない、峰打ちだ。
………はぁ?………卑怯?………ばかめ!かてばいいのだよ!勝てばな!
………その後、俺のワイアルド流砲丸棍棒投げをくらい、失神した(死んでなかった。)ガッツを、持参の縄でぐるぐる巻きにして、放り投げといた。
………いたら、妖精くんがたすけるでしょ。………
…………そんな風に、ガッツに華麗(卑怯)に勝利した俺は、団員達と合流し、とっとととんずらしました。……………街の道とかすごいことになってたけど……ケースバイケースで!………てへ?………………ガッツの顔に、バカ男と書いておいた。…ざまあ!げへへ!
……夕暮れに沈む街とコカ城をみながら、マッチョ馬のスーパーな早さで走りながら言う。
「……さらばコカ城……」
作者からの一言………大抵の漫画のバトルって、敵や味方が喋るとき、大抵は攻撃しないなあとおもう。………時代劇とかもそうだよね?
ガッツは、パックに助けられました。