前のあらすじ……主人公は、ガッツのボケとの戦いで砕けた棍棒の代わりに、新しい棍棒の制作をゴドー親方を探しだし。制作を頼んだ。
様々な鉄を加工する専門的な道具が置かれた工房、その場所に、それは在った。
……それを一言で現すなら、ただ一つの言葉が最も逢うだろう。
鉄塊……正にそうとしか言えない、巨大な棍棒がその場に鎮座していた。
どーも、ワイアルドな俺です。皆様お元気ですか。……ただ今、ゴドー親方に制作を頼んでいた棍棒の完成品をみていますが…凄いでかいです。…
…大きさはガッツのドラゴンころし程じゃないけど、どうみても重さと、武器としての密度がドラゴンころしより凄い……びっくりだよ。
……見てるだけで汗が吹き出してくるほど凄い気を放ってる。
「…ゴドーさん、…すげえです。…予想以上ですよ。」
隣にいるゴドー親方に言う。
「…なに、おまえさんの持ってきた鉄が上質だったからさ……なかなかお目にかかれない程の鉄だったぞ。…一体どこで手に入れたんだ。」
…………あの鉄?………何年か前にチェーダーと戦してたときに合った、やたら背の低い髭ずらのおっさんから大量に押し付けられたものだ。………この話も、機会があったら話そう。
「ある変なおっさんと酒を飲んでな、…そん時記念に貰ったんだ。」
ワシより酒に強い奴に会うのは初めてだ!…てっいわれて渡されたけど、正直
おく場所に困ってて、かなり厄介な物押しつけられたと思ってたけど、かなり良い質の鉄だったらしい。
……捨てなくてよかった。…
「…まあ、どこで手に入れた鉄でも、これだけのいい武器になったんだ。……俺が今までの人生で作った武器でも。かなり納得するもんだぜ……かなりの力作だ………けどな。」
「何ですか、ゴドーさん。」
「……こいつを、おまえさん持ち上げられるのか?」
……………あ…………………
取りあえず、立て掛けてあるどでかい棍棒を持ってみる。
…改めてみると、信じられないくらい分厚いな。……ある意味ドラゴンころしよりも鉄塊らしいよ。
棍棒の柄の部分をもって、持ち上げてみる。
「どっこいしょういち。」
……少し古いギャグを言いながら力んだら、簡単にもてた……やっぱり重めだけどね。
「…うそだろ……」
ゴドー親方が、俺が余りに簡単に持てたので、口を開けて呆然としている。……シュールだなあ。……ゴドー親方、かなり締まりがない顔になってる。
「…も、問題ないみたいだな。」
呆然としてた親方が正気に戻った。……年なのかなあ、……そういあ、この人、後一年後くらいに寿命でぽっくり逝ってしまうんだよな。…
…じゃあ、俺がガッツ以外の最後の客なのかな。
「ゴドーさん、甲冑の方は出来てますか。」
…棍棒を肩に担ぎながら言う。
「あ、ああ、出来てるぜ。」
……その後持ってきてもらった甲冑は、前の犬を模した甲冑よりもかっこよかった。……まず、色が真っ黒だ。……なんか、犬も、犬というより狼っぽくみえる…
…前より防御力も有りそうだ。
「…こいつもおまえさんの持ってきた鉄の余りを使ってある。…注文通り犬を模しといた…気に入ったか。」
…俺の顔を見ながらニヤリと笑うゴドー親方、気に入ったかって…勿論…
「ああ、気に入りまくるよ…いい仕事したね、ゴドーさん。」
…俺の言葉にまたにやりと笑い、満足そうに頷くゴドー親方、…仕事人って感じがしますわ。…
…尊敬するぜ。
………その後、甲冑と、俺の新しい棍棒の「ドラゴン砕き」(もったときフッと思いついた。)の料金を支払い(結構安かった)ついでに団員達の装備も買わせて頂いた。………ゴドー親方の武器は、安くては質も高く、団員達も喜んでいた。
………もうすぐ日が沈む……日本じゃ見れない光景の、地平線に沈む夕暮れの太陽。……何本もの剣が刺さっている所に今います。
……リッケルトがつくった、鷹の団の墓だ。……
……鷹の団は、一応俺の同族の使徒達に踊り食いされた……それを蝕に参加してないとはいえ、高みの見物してた俺が言うのは何だと思うけど、……鷹の団の面々が安らかに眠るように祈っとこう。…
………まあ、烙印刻まれたから地獄にいるだろうけど。
「…おじさん…」
うわ!…びっくりした……黙祷に集中しててきずかなかった…
…どうしたんだろ、リッケルト。
「なんだい、坊主…」
…なんか、俺をじっくりと見つめてくるリッケルト…なんか顔についてるかな。…
「…これがお墓って、どうして分かったの。…」
……原作みたからだけど、それよりも…
「……俺も戦でこうしたから。…」
…いくら鍛えまくったとしても、戦をしてる以上、死人が出ない訳じゃない。
…これまでに、何人か団員達にも死人がでた。………その時は、これと同じ様に弔ったものだ。………最近は全くなくなったけど、死人。
「……このお墓、遺体が無いんだ。……俺の大切な仲間のお墓何だけど。…」
……やっぱり、鷹の団の事引きずってやがる。……しかたない、年配として慰めてやりますか。…
…………その後、色々リッケルトと話した、………仲間たちの話だといって、鷹の団とは一言も言わなかったけど。…
……………その仲間たちを追撃したの俺なんだけどね。…
………リッケルトが話し終えたときは、日はすっかり沈んでいた。………話疲れた野から俺にもたれて寝てしまってる。………まだまだ餓鬼だな……
………その後、リッケルトを起こさないように抱っこしてゴドー親方のとこに届けといた。……その後は直ぐに団員達と主発した。……
………ためてた食料とかも、もうほとんどない、………どっかでちょうたつしないおなあ……まあ、食料とかも結構持った方だと思う。…
「…あにぎ……」
損なことを考えながら走ってると、隣に並んで走ってるバーボが聞いてきた。…
馬に乗りながら喋るとしたかむぞ、…
「…なに?」
「…とりあえず、どこむがうんでず。」
………そーだなあ………取りあえず…
「風の向くまま気の向くままかな。」
作者からの一言……今回は…うーん……て感じでした。…コメントありがとうございます。…たしかに、三点つかいすぎですね。…気をつけます、……自分、文章力が弱くて、………文才がほしい。
………外伝かきたいなあ。………
※因みに、自分はドラゴンころしの重さは150キロくらいとおもってますが、
ドラゴン砕きは、だいたい300キロ位だと思います。………それを主人公は片手でふれるくらい力強いです。………人間やめてますね。