前のあらすじ…すっかりベルセルクの世界になじんだワイアルドな俺、志願してきた辺境で、俺は使徒の力をつかいこなすぜ!!
俺「ちぇぇぇすとぉぉぉぉぉぉぉ」
団員「うおおおおおおおおおお」
お父さん、お母さん、元気ですか、……お二人の息子は、すっかり戦場姿がいたについています。………………ちきしょおーー!
むせかえるような血の匂い、罵声と険が交わる音が響く…………ここは戦場、
人の人生が終わりを迎える事が多い場所…………………なーんてシリアスにきめてみたり、………
俺がワイアルドになり、三年と半年くらいたった。……太陽の光がぽかぽか降り注ぐいい天気なのに、なにやってんだろ…………。
少し前から、なぜかこのあたりに多くのチェーダー軍が攻めてきた……こんなしょぼくれた場所に、思わず「頑張りますね~」て敵さんに言いたくなるくらい沢山……………マジ勘弁してよ。こんな所せめても意味ないだろ!もっと重要な場所攻めろよ!…………
「あにぎ!いつもよりおおいなあ!!」
「うんなの見れば一発でわかるよ!口よりてぇ動かせ!バッキャロー」
「ぞれもぞうだな!うおおおおおおお!」
いくら辺境つっても、ここは一応戦場だ、敵襲なんてのは今までもあったけど、こんな大量にくるのは初めてだ………………ほかの連中は大丈夫……
団員A「ちぇぇぇすとぉぉぉぉぉぉぉ!」
団員V「ぎぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇ!」
団員E「オオオオオオオオオオオ!」
……………大丈夫みたいだ……心配して損した……まあ、最初冗談半分でやった訓練を三年つづけてるからなあ。………………あいつら今人間止めてる気がする………育てた俺が言うのも何だが、奇声上げて敵さんぼろ布みたいにしてる団員達みると、…自分の育成の才能が怖くなるぜ………」
「さすが俺がそだてあぁ!」
あっぶねえー顔に矢飛んできた!どこのどいつだぶっ飛ばしてやる!
俺は愛用のでかい棍棒をふりまわす。
…ちょうど、原作のワイアルドがつかってたようなやつだ………
実は、俺はワイアルドになってから、一度も(少なくとも認識してる範囲で)人
を殺したことはない…………ていうか、決心が付かない……
だか、戦場でそんなあまいこと言ってると死ぬかもしれないということもわかってる。………でも、元日本人として、そこはゆずれない。
俺は、自分の武器を選ぶのにとても悩んだ………俺は人はあまり殺したくない…でも、戦場で丸腰なんて言うのは論外だ。
まず、頭に浮かんだのは剣などの刃物だが、その考えは自分にあわないのでやめた…使徒のチートボディで剣をつかい人をきれば、確実に殺してしまう……それは嫌だ………次に槍が浮かんだか、試しに使ってみたら軽すぎてアウトだった。…色々なやんで、結局使徒のボディで武器つかったら、大抵一撃必殺になると築いて、結局原作通りに木の棍棒にした……なんか、これがびっくりするぐらい馴染んだのでおどろいたが。
そんなことを考えながら暴れてたら、急に感じたことのない感覚を感じた………
なんか……この感じは………
「ぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
突然、戦場に響き渡る絶叫、戦場では珍しくないが、その悲鳴は勝手が違った…
俺「なんだ、どうした?」
団員D「わかりやせん!」
団員A「どうやら敵さんが後ろから攻撃されてるみたいです!!頭」
そう、俺たちの戦術は、押し寄せてくる敵を、目の前にいるやつ優先で倒す……というものだ…………だから、戦闘がおこっているのは俺のいる最前線…今の悲鳴は敵の後方から聞こえた……
「ぐぁぁぁえ!」 「なんだこいつはぁぁ!ゴァ」 「しんじらんねえ、こいつ人間かよぉ!」 「落ち着け!落ち着けげあぁ」
敵の後方から聞こえてくる悲鳴、俺たちと戦ってた奴らも何事かと動きを止めてる……。
突然の敵の襲来もあるだろうが、単に目の前の光景に驚いているんだろう………甲冑をきた人間が、まるで木の葉のように空をまって……いや、はじき飛んでいた………凄まじい光景だ………こっから見える限りだと、乱入者はたったの一騎だ……なのにかかってくるチェーダー軍の騎士を甲冑ごとでかい剣で、ぶったぎってる。………………えっ…………イヤイヤイヤまさかそれはないって!
乱入者の特徴は、黒髪で、まるで俺みたいな体格をして……いや、俺よりでかい……………いやいや……もしかしたりして……
「…不死のゾッド……」
作者からの一言…原作では、ワイアルドとゾッドは面識があるみたいなので、原作突入前に会わせようとおもいます。……次は、できればゾッドとの戦闘シーン書きたいなあ……