設定資料集も公開し「第三次聖杯戦争黙示録」はこれにて正真正銘の完結です。思い返すと連載を開始した約九か月の長いようで短い時間でした。
こうして終わってみると「やりきった」という感慨がありつつも、もっとキャラの掘り下げをするべきだったかな、もっとエピソードを挟むべきだったかな、と思ってしまったりします。
書いている中で一番の未練は「肉体面でもサーヴァントと共融して擬似的な不死を得た」という伏線を回収できなかったことです。
どうにかして回収したかったんですが、不死の能力をもつサーヴァントがオルランドくらいしかおらず、結果的にこの伏線を第二次に丸投げするような形となってしまいました。自分の不甲斐なさを呪うばかりです。没鯖の一人であるドラキュラが通っていれば、ダーニックが不死身の魔人となるというアポクリファ的な展開もあったのですが、ドラキュラ没と共にその案も泡と消えました。
前述のドラキュラ伯爵を始め日の目を見ることなく没になったサーヴァントたちも、いつか活躍の機会を与えたいとは思っていますが、今のところ直ぐに次回作をどうこうするという予定はありません。
一応アポクリファの世界線で言峰士郎(シロウ・コトミネに非ず)が新宿で発生した聖杯戦争に巻き込まれ、爺になった冥馬と一緒に戦うなんてストーリーの構想はありますが、あくまで構想で形にするほど妄想が溜まってないので。そもそもこれをやる場合だと時系列的にFate/Apocryphaの後の話になるので、Fate/Apocryphaが完結するまで出来ません。
取りあえず次回作の前に、誤字脱字やおかしい表現などを修正していきたいと思います。
では最後に私自身の「公式で語られるだけだった第三次を再現してみたい」という願望と「僕の考えたサーヴァントで聖杯戦争したい」という願望が合体して書き始めた本作品ですが、こうして完結させることができたのは読者の方々の応援のお蔭です。この場を借りて感謝を。
本当にありがとうございました。またの機会がありましたら、応援宜しくお願いします。
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