「シエル、シエルなの……?」
「ルリねーちゃんっ!」
白がかった金色の髪の少女が駆け出す。二つの尻尾のような髪の束と、それを結ぶ真っ赤なリボンが遅れてなびく。
飛び込んできたちいさな身体を、ルリは思い切り抱きしめた。勢いが強すぎて尻餅をついた。
「久しぶりだねっ、あいたかったよぉ……」
胸の中ですりすりと、動物のような愛情表現をする少女――シエル・メサイアに、ルリは思わず目頭が熱くなった。
「シエルっ!」
むぎゅうっ!
「わっ」
「生きてるとっ、思ってなかった……」
「へっ?」
「ごめんね、わたし、シエルのこと、心の中で勝手に殺してたッ」
「ねーちゃん……」
ルリの目から溢れ出す涙を、シエルは苦しそうに見つめた。しかしすぐに笑顔に変える。
「笑ってよ、ねーちゃん。わたしはねーちゃんの笑顔が見たくてここまで頑張ったんだから」
「笑えないよ。わたし、やっといろんなことから立ち直れそうだったのに、わたしのせいでいなくなってしまった人達のこと、みんなみんな忘れられそうだったのに、生きてるなんて、ずるいよ……ッ。シエルだけじゃなくて、チェルシーも、ルミナさんも、銀之助さんもそうッ」
「ルリ……」
留美奈は手を伸ばしかけて、やめる。ルリがこんなにも我を忘れるのは初めてだと思った。
「ずっと、ずっとずっとずっと、私はお荷物だった。だから私は、切り離されたかった。遠くでみんなが笑っていればそれでよかったのっ! 私が近くにいて苦しんでいるよりはずっとッ。シエルが死んだって聞いたとき、悲しかったけど、ほっとした。これでもう、苦しまずに済むんだって。だって人は死んでしまえば、あとは記憶から消えていくだけだから。だけど全然違ったッ! 夢に出てくるの、シエルの笑顔が。それで私を苛んでくるの。お前が奪った命だって……。何度だって捨てようとした。シエルやみんなとの思い出全部。そうすれば、赤の他人だったら、悲しくともなんともないから。でもみんな、生きてるんだもんっ。私が夢の中で何度殺しても、みんなは蘇って私のもとへやってくるッ。みんな、みんなみんなズルいよ……こんなんじゃ笑えるわけないよ……涙がッ、止まらないんだもの……ううぅっ、」
ルリは目を思い切りこすった。うなされるように、震える手でスカートのポケットを探った。
溢れ出したのは赤く、長いリボンだ。
いつかまた会ったときに返す――そうルリとシエルが約束したリボン。
「捨てられるわけがなかったッ……ずっと、ずっとずっとずっとずっとずっと、シエルに会いたかったよぉっ」
「ねーちゃん……ぐずっ、ねーぢゃんッ!」
大粒の涙が頬を伝った。それを隠すように、シエルはルリの胸に顔をうずめて泣いた。
ルリはそれを優しく包んだ。包みながら、ルリも大きくむせびながら泣いた。
「お姫様も大変だったんだよ、ルミナ」
二人の姿から目をそらしていた白髪の少年が、顔を上げ言った。
「お前もルリを悲しませた人間のうちの一人だろうが、テイル」
テイル・アッシュフォード。この地上からルリを連れ去ろうとした張本人だ。
「怖い顔を向けられるために、地上に来たんじゃないんだけどね……」
ため息をついた。
「でも地上に来てしまうと、向き合わざるをえなくなるのかな。いろんなことにさ。地下の人間にとって、地上とはそういう場所だよ」
空を見上げた。
「あの頃の僕はどうかしていたよ。今思えば、僕の性に合わない小悪党のような真似だ。公司の指示だったとはいえ、僕にもそれくらいの分別はついたはずだ」
「いーよいーよ。俺だって今更、どーのこーの言わねぇって。大事なのはこれからどうするか、だろうが。でもまあ俺だってデキた人間じゃねえ。一発ぐらいは殴らせてもらおうかなァ」
「構わない。当然のことだ。だが他のメンバーには手を出すな」
テイルが前に出る。腕をぐるんぐるん回しながら、留美奈はニコニコ歩み寄っていく。
「ちょっとルミナッ」
チェルシーの制止も聞かない。
目の前に立った。
テイルが瞳を閉じる。
留美奈は大きく腕を振りかぶった、
ガシッ!
しかし衝撃は頬に当たらず、テイルは代わりに肩を掴まれぐっと引き寄せられていた。
「らしくネーじゃねえか尻尾頭ッ!」
「ちょっ、風使いッ?」
目を開けるとテイルは驚愕する。まるで親友であるかのようにがっしりと肩を組まれていた。
「いつものお前なら『フン、僕はただ風使いの能力に興味があっただけなんだ。生命の巫女のことなんか知ったこっちゃないね』とかなんとか憎たらしいこと言うのによォ。似合わねえ、真面目ったらしい話始めて困っちまったぜ」
「失礼なッ。僕だって大人になろうとしてるんだよ」
「おうおう。なりたいんなら何にでもなっちまえばいいさ。でもルリと俺たちのことはもう気にすんなよ? だって俺は、悩めるお姫様を救ったサイキョー無敵の勇者なんだからッ!」
「最後の最後でしくじったじゃない」
とチェルシー。
「うっせえ! なあルリ! 俺がいて、まあかなり悩ませたところもあるにはあったみたいだが、実際、ものすごく助かっただろう!」
唐突な質問に、ルリは顔をあげる。涙で目が赤くなっていた。
けれどその表情はだんだんと綻んでいく。
「……そりゃあもうっ!」
幸せ満面の笑顔が咲いた。
「ほらなっ!」
留美奈はテイルに笑いかける。
「フン……勝者の余裕、ってとこかな?」
「あ? なにがだよ?」
「いつまでもベタベタくっつくなっ」
留美奈を突き飛ばした。
「勘違いするなよ浅葱留美奈? 公司の件は謝るけど、僕と君の闘いは
まだ終わったわけじゃない。地上でのお姫様との平和な暮らしにうかれてる君に、それを伝えに来たんだ」
「わざわざどうも。でも、さすがに能力なしじゃお前に勝つのは難しいかもなァ……」
「ハァっ!? 能力なしって、この僕をナメてるのかッ?」
目を剥くテイルに留美奈は両手で待ったをかける、
「なんだかシンネーけど、地下世界を出てから急に風の能力が使えなくなったんだって」
「どうしてだッ?」
「だからわかんねえんだってっ」
「クッ……でもまあ、能力ってのは捨てようとしても捨てられない代物なんだ。そのうち思い出してしまうだろうさ」
「意外と諦めるのが早いんだな?」
テイルは腕を組んでそっぽを向きつつ、少し考えてから言った。
「そう、かもしれないね……」
次に留美奈は門の方へ視線を投げる。
「ロールパン頭にチビどもも、そこでツッ立って何してるんだ?」
「明らかにウチらが入られへん空気やったやろッ」
関西弁でがなるのは、日焼けしたような肌と白い髪のコントラスト、二つに束ねた髪をくるくるとカールさせた頭が特徴的な少女――シャルマ・ルフィス。
「チビと呼ばれるのは久しぶりだな」
冷静に言うのは、ちんまりとした体に猫目の少女――04(れーよん)。
その隣で留美奈と似たようなツンツン髪の少年――高麗(こうりん)が自慢げに笑う。
「風使いと顔を合わせない間に5センチ伸びたんだ。すぐに追い抜かすさ」
「チビ……そのまま成長し続けたら兄貴みたいな老け顔になるんじゃないのか?」
「まっ、まさか……」
「もし高麗がそうなってしまっても私はかまわない。高麗が私の姿を受け入れてくれたように」
「おっ、俺はヤだよぉ04っ!」
「あんた、自分の兄貴をいったいなんやと思とるん」
「相変わらずツッコミ役ご苦労さま、シャルマ」
遠くでチェルシーが声を投げた。
「ツッコミ役ちゃうわ! っつうか自分、なんでこんなトコにおんねん! ウチとの勝負ほっぽりだしといてからにィ!」
「あら、そんな約束もあったわね。今から決着つけてあげてもいいのよ?」
『んあ? どこからかシャルマの声が聞こえてきた気がするんですけど気のせいかしら?』
ラジオから、久々に地上へ問いかける声が聞こえる。
「ん? なんや? ジルハもどっかおるんかいな?」
『やはりシャルマの声が聞こえますわ? 地上にいるわけはないし、もしやローレック様と会話できる噂を聞きつけてわざわざここを訪ねてきてるのかしら? あの子も一途ねェ』
「いや、ウチは地上におるんやけども。っていうかなんや? あのスピーカーから聞こえよるんかいな?」
「うちのメガネ君たちが発明した、地下と地上の通信装置よ。マイク使う?」
えっへんと胸を張っている銀之助を一瞥すると、チェルシーの元に歩み寄ってマイクを受け取る。
「もしも~し。聞こえまっか~」
『……そんなはずはありませんわ』
「何がや」
『シャルマが地上に行ってローレック様と直接面会してるわけがないってことですわよ』
「おう、しっかり会話できとる。メガネもなかなかやるやないか」
「お褒めいただけて光栄ですが銀・之・助、です」
『おーっほっほっほっほっほっシャルマが抜け駆けしてるなんて悪い冗談ミターイ! きっとまだ気絶してる途中なのよ。それで夢を見てるんだわ』
「いや、ちゃんと誘ったで? でもタウンのお前らの家行ったら誰もおらへんかったし、しかたないからウチ一人で……」
カチリ。
何かが装填される音がした。
『おっ。どうしてこちらに煉氣銃を向けているんですか? もう事態は解決したんじゃ……』
『全部翠さんが悪い、ということが私たち裁判のなかで決定いたしましたぁ~』
『ふむ。話し合いしてる様子は見受けられませんでしたけどね』
『一瞬で決まったのよ』
『ブラックホール銃殺刑ですっ』
『お嬢さん、銃を持ったら性格変わりますね。でもこれはお嬢さん方が
悪いんですよ? 私のもとへ押しかけたもんだからみすみすチャンスを逃してしまっただけじゃないですか』
『いいえ翠。あなたにも責任があるのよ?』
『へ、へきさ? なぜ君まで銃をこちらに』
『いつか公司さんが翠を科学部署に招き入れようとしたことがあるじゃない? あのときあなたはそれを問答無用で追い払いましたけど、そういえばあの人たち、地上のことがどうのこうの言ってたわ。仲間のみなさんと会いたくありませんかって。わたし銀之助さんたちともう一度会いたかったなあ。でも翠ったら、話を聞こうとさえしないから……公司の恵みなど受けないとかなんとか言って』
『……あら? どうして目を逸らすんですの?』
『フッ。まさか女難のためにこれを使うとは思わなかった。しかし命の危機であることには変わりない! いまこそ! 敵襲&災害時用緊急脱出装置ッ、起動ッ! ……あれ? ぼたんをおしてもなにもおこらないゾ?』
『あら? ここに変なヒモがあって、なんだか真っ二つにちぎれていますよぉ?』
『ああそれ? 私がさっき突然引きちぎりたくなって引きちぎってみたの』
『脱出装置の電源回路ォ――――――――――――ッ!』
『ああっ、指が勝手にトリガーをっ、』
ぶつん。
「なんか通信切れてもたで。大丈夫かいな?」
「せんせェ――――ッ!」
「幸せそうでいいじゃない。ほっときましょ」
☆
「ぐっ。なんで僕がこんなことに……」
テイルの手にしているコップに液体が注がれ、シュワーッと細かな泡が立つ。
「俺だってまさかテメーと一緒にメシ食うとは思ってなかったよ。でもしかたねーだろ? チビどもが腹空かしてるんだから。子守りだと思って付き合ってやろうぜ?」
「俺を子供扱いするな!」
留美奈の視線に高麗が文句を言うが、
「おいシエルに高麗、肉焼けたで」
「うっひょおおうッいっただっきまーすッ!」
「そーいや、シャルマはお肉食べないの?」
とシエルが言うとシャルマは、
「ジブンらが全部食うてもうとるんやないかッ!」
中庭の一画に置かれたバーベキューセットの上には、すでに野菜しか残っていなかった。
縁側に腰掛け、男二人はそれを眺める。
「手慣れてんなァ、ロールパン頭」
「シエルにずっと付き添ってきたそうだからね……」
「ほらほら、喋っとらんとお前らはもっと野菜をくらえやッ」
強制的に皿を奪われると、すぐさま野菜山盛りがシャルマから返却される。
「ぐっ。野菜だけで腹いっぱいになっちまいそうだぜ……」
「子守りだと思って付き合ってやるんじゃなかったのか?」
「これくらいジジイの精進料理で慣れてるっつの。でもなー、金髪たちの料理はまだか?」
「そうだ。チェルシーたちは作るばっかりでまだ食べてないし、銀之助も機械の修理で来てないんだ。食べられるだけまだマシと思おう」
野菜をガツガツと口の中に入れていくテイルを、留美奈はまじまじと睨んだ。
「ハッ。服装もそうだけど、いい大人ぶりやがって」
なんだかおしゃれというか、垢抜けたような格好をしているのである。
「更に格が上がった赤の代わりに僕が師兵長になったんだよ。陰兵に認められるためにこっちも大変でね。服装はこっちに来て買ったんだ。いや、なんだかカメラと一緒に美容師が来て、そいつらに連れ去られて着せられた。地下の人間だとバレたのかと思ったよ」
「へぇ~……ってもしかしてお前、お昼のワイドショーとかに出てなかったか?」
留美奈は次にシャルマの方へ目を向ける。シャルマもなんだか今日はおしゃれだ。
「お前もせっかくコーディネートチェックされたんだったら、そのロールパンをどうにかすればよかったのに」
「されてへんわ! 自前や自前! あとお前はその呼び方をどうにかせんかい!」
「へぇ~っ。ベレー帽とかも自分で選んで買ったのか。ワンピースも女の子っぽいし、スカート結構短いし。そういえばブーツもいつもと違うし。結構服装に気ィ遣ってるんだな」
「自分、アタシをなんや思とるん……あんたと同い年の、年頃の乙女やで……」
「公司の制服を改造してわざわざヘソ出しにするくらいだしね」
とシエル。
「でも今日、シャルマなんか変な服ばっかり買ってなかった?」
「そうか?」
「そうだよ。突然『猛虎魂に目覚めた』とか言い出して、おばさん臭いトラ柄の服ばっかり買ってたじゃない。早速それに着替えて、何か知らないけど、『大根おろし』がどうしたこうしたっていう唄を歌い始めて『ノムラ』って人について散々グチを聞かされて……そのまま街を歩いてたら、突然現れた巨人とも言うべき大男に連れ去られて、それで元の服装に戻って帰ってきたんだよ?」
シャルマはいきなり頭を抱える。
「うっ、頭が……」
「変な夢でも見てたんじゃねえのか?」
と留美奈。
「雷チビはやけに黄色い格好をしてるけど、自分の能力に合わせたのか?」
「まあそれもあるけどねぇ、」
お皿をいったん机に置くと、シエルはパーカーのフードを頭の上に乗せた。
ぴょこっ。
すると、シエルの頭にケモノ耳が生えたみたいになる。
「ほらっ、ここに猫みたいな耳がついてるんだよっ? カワイーからつい買っちゃったんだよね~ッ」
「買うてもろたんやろが」
とシャルマ。
「ついでにお尻には尻尾もついてるよっ。雷っぽい形してていー感じでしょ?」
留美奈に向かってお尻をフリフリする。すると稲妻の形をしたしっぽがひょこひょこ揺れる。
それを見て留美奈が言う。
「おい雷チビ。ちょっと『ぴっぴかちゅう』って言ってみてくれ」
「なに、いきなり?」
「頼む。挨拶するように『ぴっぴかちゅう!』でもいいし、困惑するように『ぴっ、ぴっかぁ……』でもいいし、嬉しくてたまらない感じの『ちゅう~ッ』でもいい」
ずずいっ。
腰を低くして目線を合わせてシエルに迫る。
「ど、どうしたのさ風使いのにーちゃん……?」
シエルはかなり困惑している。
「頼む」
ぎゅむっ。
さりげなく手を取って握ってみる。ちっちゃな手は留美奈の手のひらにすっぽり包まれる。
じーっ。
宝石みたいに青い瞳のなかを覗き込んでみる。きれいなまつ毛にきめ細やかな白い肌。頬がもちもちふっくらとした、まだまだあどけない顔が、おろおろと自分の様子を伺っている。
ぽわぁ~っ。
なんだかだんだんとほっぺたが桜色になって、
「そっ、そういうのはルリねーちゃんにやってあげなよっ。しかたないから、やってあげるけど……」
手は弾かれたが、留美奈の望みは叶えてくれるようだった。
「お前子供相手になにやっとんねん」
シャルマのツッコミはスルーされる。
「じゃあ、挨拶でいくね……?」
「お願いします」
「…………ぴっ、」
恥ずかしいのか下を向いている。留美奈からはケモノ耳のついた頭しか見えない。
思い直したのかシエルはふと顔を上げ、ふるえる瞳でこちらを見つめた。
生意気なシエルらしからぬ、まっかっかで、今にも泣きそうな表情だった。
「ぴっ、ぴ、ぴかっ、ちゅ、ぅぅ……」
心細そうな声。みずみずしい唇が「ぅ」の形に軽く突き出されており。それはもう、ぎゅっとして、ちゅーしたくなるような表情であり。
挨拶するように、あるいは恥ずかしさをふりきるように、シエルは笑おうとしたが、うまくいかずぎこちない感じになっていた。
留美奈は耐え切れず、
「ぶッひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「ええっ!? なんで突然豚のモノマネしたのッ?」
「ハッ!? 俺はいったい何をやっていたんだ?」
「そのっ、豚のモノマネってことは、ダメだったってこと……?」
「えっ? 豚ってなんだ? 今日の肉は安物の牛だぞ?」
「そうじゃないよっ! さっきの豚のモノマネだよッ。『ぴっぴかちゅう』ってあれでよかったのッ? なんだかよく分からないけど、ものすごーく恥ずかしかったんだからねッ!」
シエルがなんだか必死だったので、留美奈は考えてみた。そして気づく。
「う~ん、そういえばさっき、ものすごく幸せだったような……? うん、幸せだったわ。とても幸せな気分になったぞ、雷娘」
シエルは一瞬きゅんとして、あわてて留美奈から顔をそらす。
「そう。ふうん。にーちゃんは、ああいうので幸せになるんだ……」
つぶやくように言う声は、イヤミを言っているようにも、何か他の意味を含んでいるようにも聞こえた。たとえば――ちょっと嬉しいような声色でもある。
「子供相手になにやっとるんねん」
シャルマが再び突っ込んだ。