はい、皆様長らくお付き合い頂きましてありがとうございました。
貴族制度を作品の重要な背景とするゼロの使い魔の二次創作にも関わらず、『政治革命』という取っ付き難いテーマでお送りした本作品でしたが如何だったでしょうか?
ここで本作品を書こうと思いついた動機を告白させて頂ければ、きっかけは何と言っても『運命の使い魔と大人達』という名作との出会いでした。ここで得た感動と共にゼロの使い魔のSSを書き始めたわけですが、当時流行していた産業革命モノの二番……どころか数十番煎じを書いても仕方ないと思い、あえて当時存在していなかった筈の政治革命モノを書いてみようと思いました。……本作冒頭の才人が受験用装備を持って召喚される、という設定は未だ産業革命モノを諦めきれなかった頃の設定の名残です(笑)
思い返せば連載中は盗作騒動があったり改訂に伴う混乱を招いたりして皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
おまけに乱筆乱文の上、気が向いた時にしか書かないので遅筆だったりで……
それでも延べ2年にも渡る長期連載で完結させることが出来ましたのも、偏に皆様のご支援の賜物であります。
この場を借りて読んで下さった方々、感想で応援して下さった皆様、そしてこのArcadiaという場を提供して下さった管理人の舞様に感謝の言葉を述べさせて頂きたいと考えます。
さて、感想欄で予想しておられた方もいらっしゃいましたが「俺たちの革命はこれからだ!」End(笑)と言った感じなのかもしれません。
本当はもう少し後まで展開を考えていたのですが、膨らんでいく一方で終わらせどころが全く見えないのでタイトル通りにキリ良く終わらせました(それにしたところで切りどころを決めてからたどり着くまで半年以上かかっている訳ですが……)。
とりあえず、構想したときに書きたいと思っていたところはほぼ全部かけたので作者的には満足です(汗)
既にちょっぴり書いてしまった部分は気が向けば外伝として投稿するかもしれませんのでその時は生暖かく見守って頂けると幸いです。
あ、誤解の無いように一応書いておくと別に作者はアカでもクロでも茶色でもありません。
当然この作品自体にもそんな“正しい”思想を押し付けるつもりは全くありませんのでご了承下さい。
それから作品を終わらせるにあたってまた一部改訂とかをしてるので気になった方はご一読頂けたら幸いです。
勿論、読まなくても全く展開に問題はありません。
もしかしたら後日各話の言い訳(あと一部修正)をさせて頂くかもしれませんがその時は生暖かく見守って頂けたらと考えます。
本作品を書くにあたって一番苦労したのは、いかにすれば読者の方に作品内の世界について共通の認識を持ってもらいつつ、読むのに邪魔にならない程度に説明を抑えられるのか、ということでした。
それが完全に達成出来たとは思いませんが、少しでも実現出来ていたならば私にとってこれ以上の喜びとするところはありません。
最後に一応、次回作の予定としては以前に少しお知らせしたとは思いますが、禁書目録/超電磁砲モノで、
(仮題)とある四位の原子崩し 上条×麦野さんモノの再構成
(仮題)とある少女たちの死 黒子メインの絶対能力シフト計画の裏話
のどちらかをやっていきたいなぁ、という所です。まぁ遅筆なので気が向いたら書く、という感じですが……ああ、超電磁砲の5巻読んだら麦のんが愛おし過ぎて生きてるのが辛い(笑)
それではまたいつかどこかのSSサイトでお会い出来たら幸いです。
改めて2年間もの長きに渡って当作品にお付き合い頂きまして有難うございました!
平成22年8月20日 さとー