健人が家出を終えてから数日後。テレビ局などの取材もあったが、自分達の話題が少しずつ無くなってきているのを感じたため、健人は久しぶりに学校に行くことにした。そのため、健人は荷物の準備などをしていた。
健人の母親「あら健人おはよう。今日は早いのね。何だか自分で起きてくれて嬉しいわぁ。これからも学校の日くらいはそのくらいしてくれると嬉しいんだけどねぇ。」
健人「お母さんおはよう、多分しばらくはこのまま行くと思う、知らんけど。」
健人の父親「おぉ健人おはよう、もう起きてたんだな。ま、学校頑張れよ。」
健人「お父さんおはよう、学校久々だから緊張するかもしれんけど頑張るよ。」
健人はそう言った途端、ちょうど学校に行く準備ができたようだった。そのため、健人はいつもより早く学校に行くことにして両親に「行ってきます」と伝えたら、両親が見送ってくれた。家出する前は無視されてたのに、なんて思いながら家を後にし、学校に行った。
学校に着き、学校で指定されてる駐輪場に自転車を止め、久々に自分の教室に行った。そしたらクラスの皆んなが健人を出迎えてくれた。やっぱあの時死なずに居てよかったな、と思った瞬間だった。
健人の友人A「おい健人!久しぶりだな!待ってたぜ〜お前のこと〜だからこんなことやっちゃった!笑。あ、やべ、そろそろ片付けないと先生に怒られる!今健人来たばっかなのに!笑。まぁ良いや健人、とりあえず家での話は後だ!」
健人の友人B「おい健人、このめちゃめちゃ可愛い待ち受け画面の女の子誰だよ、告らせろ。」
健人「ごめんなB、実はこの子俺の彼女なんだ。まぁ後で詳しいことは話すよ。」
健人がそう言った瞬間、クラスがざわついた。男子どころか女子もざわついたので、近くを通りかかった先生も注意しに来るが、もう先生でも手に負えないレベルになっていた。そうしているうちに健人の担任の先生が来た。
健人の先生「あらまぁ健人くん来てたのね。お帰りなさい。ほら皆んな教室散らかってるじゃない、すぐに片付けるわよ。あ、そうだ。健人くん後でいいから課題出してね。」
健人「は〜い。とりあえず皆んな、片付けようぜ。」
健人がそう言うと、クラスの皆んなが教室の中のゴミなどを片付けた。少し時間がかかったが、何とか朝のホームルームはできた。こうして、健人の日常は戻っていった。
久しぶりの学校への登校日から数日後、健人は琴音と待ち合わせし、家出中に約束していた遺跡巡りを2人で一緒にした。健人達が行ったことのない色々な遺跡に行き、色々と勉強になることも多く、2人にとっては貴重な機会だった。その後も健人と琴音はカップルとして、ものすごい良い関係を築いていたのだとかー。
それからまた数日後、健人は隆俊と再会し、隆俊に貸していたテントを返してもらった。また、学校の話などで少し盛り上がった後、新横浜にあるラーメン博物館に行った。そしたら琴音と麗佳がいたため、4人で一緒にラーメンを食べ、博物館の中を見学した後、3人と別れてそれぞれの家に戻って行ったのだったー。
雨と家出、そして恋。健人編
THE END