霊夢「皆既月食?」紫「そうよ、外の世界で話題になってるの。月が見る内に欠けていって赤銅色に染まり、最後は元に戻る。これが皆既月食よ」霊夢「そう言ってもねえ…幻想郷じゃ月に変化があるなんてよくある事じゃない。紅く染まったりずっと夜が続いたりなんて事もこれまでにあったし」霊夢「ていうか、私たちは月に行った事あるし。そして月人に惨敗しておっ始めた紫が土下座までしたんだものね」紫「あれは別の目的があったし結果的には勝ったんだからいいでしょ、過ぎたことを持ち出さないで」霊夢「とにかく、そんな物に興味はないわ。さっさと寝るだけよ」紫「ツレないわねぇ…せっかく神社に集まって皆で見ようとしてたのに」霊夢「勝手に計画するな!今すぐ断って…」魔理沙「よー霊夢、紫から聞いたか?今日は」霊夢「帰って」魔理沙「なんだよ藪から棒に」霊夢「興味ないのよ。わちゃわちゃしたいなら紅魔館にでも行けば…」咲夜「お嬢様はこちらに来ることを望んでいるわ」霊夢「帰れ、あと急に現れるな」咲夜「あなたに迷惑をかけるような事はしない、それならいいでしょ?」霊夢「全く…なんで次から次へと来るのかしら…」紫「博麗神社は最高の立地で月食を最大限堪能出来るって言いふらしたの♪」霊夢「言いふらしたの♪じゃないわよ!あんたが元凶かいっ!」紫「もー、そんなに怒ってたら老けるの早くなるわよ?」霊夢「誰のせいだと思ってんの…」ー数時間後ー魔理沙「紫、そろそろか?」紫「ええ、もう始まるわ」霊夢「ったく…結局酒持って来てるんだから…」魔理沙「まあまあ、紅魔館の奴らと私と紫だけなんだし。酒はお前も呑むだろ?」霊夢「まあ呑むけど」魔理沙「ていうか紫、藍と橙はどうした?」紫「あの2人なら適当なところで見るって言ってたわ、妖怪の山にでも行ってるんじゃない?」霊夢「だったら最初から守矢神社に行かせなさいよ」フラン「まあまあ霊夢、そんなにカリカリしてると老けるの早くなるよ」霊夢「急に会話に入るな。あんたいつ来たのよ」魔(デジャヴ…)フラン「今!」レミリア「私もいるわよ」魔理沙「あれ?レミリア、咲夜と美鈴はどうした?」レミリア「フランが早く行きたいって言うものだから先に来ちゃったわ」フラン「そんな事言ってー、本当はお姉さまがすぐに来たかったくせに」レミリア「そんな事ないわ。ていうか魔理沙、パチェは来てないって察してるのね」魔理沙「あいつの事だからな」霊「カリスマブレイク」ボソッレミリア「さすがよく分かってらっしゃる。あと霊夢うるさい」ー部分食中ー魔理沙「お、本当に欠けてる」フラン「私ならキュッとしてドカンで粉々に出来るよ」レミリア「やめなさい」霊夢「」ゴクゴク紫「霊夢、あんまり飲みすぎないようにね」霊夢「うるさいわね、母親かっての」美鈴「あ、咲夜さん!あっち今流れ星流れましたよ!」咲夜「貴女がそんなにはしゃいでどうするの」レミリア「えっ、美鈴それ本当!?」美鈴「はい!あ、また!」レミリア「美鈴、流れ星には願い事するのよ!」美鈴「あ、はい!紅魔館がいつまでも平和でありますように…」レミリア「カリスマブレイクとか言われなくなりますように…」フラン「声に出てる声に出てる」魔理沙「もはや流れ星を見る会になってるな。レミリアなんか子供みたいにはしゃいでるぜ」霊夢「美鈴、給料上げて欲しいとかじゃないのね」咲夜「紅魔館が低賃金って言いたいわけ?」シャキーン霊夢「すいませんそういう意図は一切ありませんからそのナイフしまって下さい」ー皆既食中ー魔理沙「おー、どんどん欠けてくぜ」紫「藍ー、お酒追加でちょうだーい」藍『こっちにはありませんよ!というか紫様呑んでるんですか!?』紫「別にいいじゃなーい、こういう時くらい硬いこと言わないの!」橙『紫様酔っ払ってる〜』霊夢「結局あんたの方が呑んでるじゃないの!一番最初にこいつを締め出すべきだったわ…」フラン「わー!美鈴走るのはやーい!」美鈴「まだまだ走れますよ妹様!」レミリア「フラーン、はしゃぎ過ぎて振り落とされないようにね!」魔理沙「こうして見ると肩車してもらってはしゃいでるだけの子供だな」レミリア「フランはまだまだ未熟だからね、ちょっとした事で大はしゃぎするのよ」魔理沙「さっき流れ星に願い事〜とか言ってはしゃいでたのは誰だっけ?」レミリア「うるさい」咲夜「そうは言っても、お嬢様と妹様は5つしか違わないのでは…」ー皆既食最大ー霊夢「…たまにはこういうのも良いかもね、紫」紫「………」霊夢「…紫?」紫「…zzz」霊夢「こいつしばいていいかしら」レミリア「こんな時間に寝るなんて早いけど寝かせときなさいよ、機嫌損ねて面倒な事になっても嫌だわ」霊夢「機嫌損ねてるのは私なんだけど」レミリア「…こうして紅い月を見てるとあの時を思い出すわね」霊夢「あんな異変思い出さなくていいのよ」レミリア「あの頃はまだ咲夜は…優秀だったけど今ほど忠誠心は高くなかったし、パチェはそこまでアクティブじゃないし、美鈴は抜けてるところがあったし…フランを外に出さなかった」霊夢「2人ほど現況と大差ない奴がいるのは気のせい?」レミリア「…こんなに月も紅いから、本気で殺すわよ」霊夢「………」レミリア「そんな事言って弾幕ごっこで戦ったのよね、懐かしくも無いけど。20年前の事のように覚えてるわ」霊夢「それを言うなら昨日の事のように、でしょ。20年も経ってないわよ」レミリア「霊夢、ありがとうね」霊夢「…突然なによ」レミリア「なんだかんだ言っても神社に押しかける私たちを迎えてくれるし…歓迎はしてないかもしれないけど」レミリア「それに…あの異変は、良くも悪くも私たちを変えた」霊夢「悪くちゃダメでしょ」レミリア「魔理沙もだけど、あなたには感謝しているわ」霊夢「…こんなに月も紅いのに、永い夜になりそうね」レミリア「?」霊夢「そんな感謝なんていらないわ、巫女としてするべき事をしただけ」霊夢「そういうのはいいから、今夜は騒いでなさいよ、あいつらも一緒に」霊夢「…紫以外はお咎めなしにしといてあげるから」レミリア「…そういうところに感謝してるのよ」レミリア「あの時ほど月は輝いてはいないけど」レミリア「楽しい夜になりそうね」ーーーーーなんか…大分クサい台詞ばかりになりましたね。それはそうと、何気に投稿する東方のSSはこれが始めてです。まあ、今日は実際皆既月食、しかも442年振りに天王星食と重なるという事で急遽書いてみました。442年前だとお嬢様はもう58歳…吸血鬼だと赤子なのか、それとも500歳と変わらぬ姿に成長しているのか…別に2022年現在で500歳ではないだろうけど。最後にクサい事言わせてください。皆既月食で月が赤銅色になる時、亡き王女の為のセプテット聴きながら月を見てたんですよ。そうしたら幻想郷に行った気分になれました。