阿笠「いかにも。この装置を使えば自分と相手の相性、また他人同士の相性も測れるぞい!」灰原「…また変なもの作って…てか、それは何を基準に数値を出すのよ」阿笠「打ち込むのは対象2人の名前、年齢、生年月日、性別。そして顔写真じゃな。まあ一時期占いのゲームが女の子の間で流行ったりしたじゃろ?そんな感じのお遊びグッズじゃ」灰原「そんな事に時間と労力を割くなら、少しでも運動した方がいいんじゃない?」阿笠「何を言う!実はこれだけじゃないぞ、もうひとつとっておきのアイテムがあるんじゃ!」阿笠「それがこの『好感度チェッカー』じゃよ」灰原「…ただの追跡メガネにしか見えないけど?」阿笠「このレンズには極薄液晶が搭載されておってな、横に付いてるボタンを押して相手の数値を計測するんじゃ。するとびっくり!レンズに相手から自分への好感度がどのくらいか表示されるんじゃよ!」灰原「どこかで聞いたことのある設定ね。どうせそっちもお遊びグッズなんでしょ?」阿笠「甘いな哀君。こっちはちゃんとデータを収集して数値を出すんじゃ。超小型高性能サーモグラフィーや心拍計を搭載しており、相手の体温や心拍数の上昇加減から推察されるんじゃよ。詳細は省くがまだまだ色々な計器を搭載しておるぞ!」灰原「本当、変なものに労力を使うのね…で、それをわざわざ私に教えたって事は、モニターにでもなって欲しいってことかしら?」阿笠「その通り!街中に出て、知り合いのデータを集めてくれい!データは計測するたび勝手に保存されるから特別な事はせんでいいぞ!」灰原「お断りよ。謝礼としてフサエの財布なんかが貰えるならやってあげてもいいけど」阿笠「何を言う!哀君が最近運動不足気味だと思って提案しておるんじゃぞ!」灰原「お生憎様。私は自分でしっかり埋め合わせが出来るわよ」阿笠「しかし哀君、最近地下に籠って研究ばかりしとるじゃろ?全く運動しないわけではないがのう。それに、この前は体重計を見ながら唸っていたじゃないか」灰原「うっ…」阿笠「ま、そういうわけじゃから頼んだぞ!」灰原「…分かったわ。けど博士、しばらくお肉は禁止。あと明日から私と早朝にランニングね。寝てても叩き起こすからね」阿笠「ええっ!?そ、そりゃないぞ哀君!」灰原「じゃ、行ってくるわ」阿笠「哀君、哀くーん!…余計な事を言ってしまったかのう…」阿笠「仕方がない、とりあえずこの相性診断機でワシと誰かの相性でも測ってみるかの。まずは新一から…」ピピピピ…阿笠「お、なになに…『相性84.96% 工藤新一 さんにとって 阿笠博士 さんはとても頼れる協力者です。お互い信頼しあえる良いパートナーでしょう』…」阿笠「こっちはあり合わせの部品で暇つぶしに作ったんじゃが…思ったより精度が高いのかもしれんな…?新一が実際にどう思っているかは分からんが」阿笠「…とりあえず、哀君が帰ってきたら機嫌を直してもらうしかないのう」ーーーーー灰原「全く博士ったら!誰かさんのせいでデリカシー無くなってるんじゃないの!?」プンスコ沖矢「おや、そんなに怒られてどうされました?」灰原「げ、あなたは…」沖矢「ははは、いくら私でも出会い頭に「げ」なんて言われたら傷付きますよ?」灰原「あ、ごめんなさい…って、なんであなたがここにいるのよ」沖矢「食材の買い出しに…手が空いているのがちょうど私しか居なかったもので」灰原「1人でよく運んできたわね」沖矢「鍛えてますから楽勝ですよ」灰原「…あなたでもそういう冗談言うのね」灰原(ていうか、測ってみた方がいいのかしら…?)ピッ沖矢「ユーモアを育むのも大事ですから」ピピピピピ『好感度 280』灰原「……………??」沖矢「どうしましたか?」灰原「いや、なんでもないわ。それじゃ、私は用事があるから」沖矢「そうですか、それでは。あ、そういえばそのメガネは?」灰原「ただのイメチェンよ。早く料理してあげなさいよ」ーーーーー灰原「パーセンテージで表示されるものじゃないのねあれ…なんでこんな面倒な仕様にしたのかしら」灰原「280って…高いのか低いのか、そもそも基準値が無いものね…博士の数値を測っておくべきだったわ」灰原「ま、データを集めないとだから、これからね」園子「あれ?哀ちゃんじゃん!こんなところで何してんの?」灰原「…別に、ただの散歩よ。そちらこそ、今日は一人でどうしたの?」園子「それがさ、うっかりシャー芯切らしちゃって。買いに行こうと思ったんだけど、財布忘れちゃって…」灰原「結構抜けたところあるのね、あなた」ピッ園子「そ、それを言われると何も言い返せないけど…でも、ついでに蘭も誘う機会が出来たから結果OKよ!」ピピピピピ『好感度 244』灰原(244…)灰原「なるほど、大体掴めてきたかも」園子「え?何が?」灰原「こっちの話よ。それじゃ、私はこれで。買い物楽しんでね」園子「あ、じゃあねー!…にしてもあのメガネ、ガキんちょとお揃い…?」灰原「ここまでの数値が280と244…知り合いなら200代が基本ってところかしら?」灰原「とりあえず、全く関係のない通行人でも測ってみようかしら」ピッ通行人「こないだ出張で八丈島行ったんだけどよ、そこにガイルみてーな見た目の奴居たのよ!てかまんまガイル!」ピピピピピ『好感度 5』灰原「5…?なんの関わりもない人が?無関心ではないって事かしら」通行人「あそこ行ってみない?聚楽大っていう店!え、あそこ潰れてたの?」ピピピピピ『好感度 5』通行人「怪盗キッド、次は函館に行くらしいよ!今から張り込めば会えるかな?」ピピピピピ『好感度 5』灰原「5、5、5…どうやら関係ない人は好感度5が基本らしいけど」灰原「でもそうなると、280と244が高すぎる事になるけど…」歩美「あ、哀ちゃん!」灰原「あら、吉田さん」灰原(吉田さんは私の事を友達だと思ってくれてるし、私も吉田さんは大切…どんな数値になるか…)ピッ歩美「あれ?そのメガネどうしたの?」灰原「博士の発明よ、江戸川君のやつと同じ。ま、3号機だから試運転を頼まれたんだけどね」ピッ歩美「3号って多いね…」ピピピピピ歩美「あ、でもコナン君よく危ない事するしすぐ壊しそうだもんね!多くあった方が良いよね!」ピピピピピ灰原(まだ計測が終わらない…?)灰原「彼はいつも危なっかしいからね。博士も苦労してるわよ」歩美「ははははっ、そうだろうけどなんか面白い!」ピピピピピ灰原(本当に純粋な子ね…)『好感度 2793』灰原「…?????」歩美「どうしたの哀ちゃん?顔が比護さんのストラップ落とした時みたいになってるよ?」灰原「…はっ」灰原「よ、吉田さん。ちょっとあなたにも試してみてほしいんだけど、メガネをかけて私を見ながら横のボタンを押してくれない?」灰原(確か設定で数字だけ表示するように出来たわよね…)歩美「うん、いいよ!でも変なお願いだね」ピッ灰原「ピピピ…っていう音が止まったら数字が出ると思うけど、その数字を教えてくれる?」ピピピピピ『369』歩美「出たよ!369って出たけど、これなんの数字?」灰原「369…?」歩美「ねえ、哀ちゃん?」灰原「あ、ああ。その数字ね。博士がデータを集めるらしいんだけど、私もなんの数字かは知らないの」歩美「なーんだ。あ、そろそろ行かなきゃ、じゃあね!」灰原「え、ええ。また」灰原「369と…2793…」灰原「2793…流石におかしくない?」ーーーーー最近SSを投稿できてないので書きました。3話くらいで終わるつもりです。