俺はハヤテを待って、本局内の喫茶店にいた。今日は管理局の理事会が開かれる日だ。理事であるカリムのお供で、ハヤテも本局を訪れる。ハヤテへの教育も兼ねてるらしい。
俺は事前に連絡をとって、ハヤテに理事会後の時間を割いてもらえるよう頼んでいた。カリムは理事会後に、他の理事との会談があるそうで、どうするか迷っていたというハヤテは、2つ返事で了解してくれた。
「なんかなあ、理事会見てると大丈夫かいな、って不安になるわ」
ハヤテが愚痴りながら、ケーキをほおばる。彼女はカリムの秘書としての立場で、さきほどまで理事会に参加していた。
「そうなのか?」
「そうやねん。なにかな、アレ。あのやる気無さ。つうか、結論は初めから決まっとって、それに向かってお芝居をしとるような感じや。カリム姉様が、理事会は空洞化しとる、って言っとったけど、今日の見たら、納得いくわ」
「ふむ。管理局員としては、上位決定組織のはずの理事会がそれじゃあ、不安になるな」
「あ、ごめん! その、管理局のことを悪う言うつもりやなかったんやけど」
「いや、遠慮なく悪く言ってくれ。俺も、管理局は世界征服を企む悪の組織だと思ってる」
「うわっ、そうなんや。ショッカーみたいなもん?」
「いや、ネタ古すぎ。お前いくつやねん」
「うち5才」
「しかし、理事会が有名無実化してるとなると」
「ん?」
「あとは最高評議会くらいしか残らんのだがな、上位の意思決定機関が。その下は組織図上はどうあれ、実際は決定の執行機関だし、ついでに言えば、「陸」「空」「海」の各派閥に分かれちまう」
「あー、仲わるいらしいもんな」
「まあ、それも問題だが、最高評議会への抑止効果がまったくないって状態になるのがまずい」
「へ?」
「理事会は、ある程度定期的に理事が入れ替わる。まあ、外部からの監査がかかると言ってもいい。だが、最高評議会は違う。メンバーも非公開だし、議事録も理事会以外には公開されない」
「あー、そうなん?」
「ああ。
その状況で、実は理事会はまともに機能してません、となると。管理局は最高評議会の私兵集団と言っていいことになるな。次元世界を管理する根拠はその武力のみ。軍事独裁政権だな」
「え、……いやそこまで」
「理屈で考えるとそうなる。
権力をもった人間ってのは腐敗するもんだ。それを前提に考え出されたのが民主主義とか文民統制とかなんだが。管理局は、魔導師ランクの一言でその辺、普通に無視して気にしないからな。最高権力者に監査が働かなくて、武力でほかを従えてるのなら軍事独裁と言って差し支えないだろ」
「いや、管理局法とかあるやん。みんな、武力やのうて法律に従ってるんやと思うけど」
「武力で混乱を収めた人間が管理局を作り、管理局法を作った。武力を魔法しか認めず、その魔法を使う魔道師の抱え込みに熱心で、自分達以外の魔道師が魔法を行使するのに制限を加えて、それを破れば違法として処罰。
権力者に都合のいいように運用される法律なんぞ、武力の一種だ。法律にまともな働きを期待するなら、最低でも立法と司法の機能を武力から分離しなけりゃ話にならん」
「えっと……」
「どうした?」
「……ひょっとして、かなりまずいん?」
「まずいな」
「んなあっさり?!」
「なにか、考えるとしよう」
「スルーかいな……。何かって?」
「理事会の強化か、政権転覆か」
「うわ、ぶっそーやな」
「上が腐ってると下にしわ寄せが来るんだ。上の私欲の為に使い潰されるなんぞ、ぞっとせん」
「そこまで、考えんでも……」
「まあ、念のためだ。
実行する前にもうちょっと、管理局の権力構造を調べてみる」
「悪いな、妙な話になって」
「いや、最初に理事会の話ふったの、私やし。
けど、なのちゃん」
「なんだ?」
「コーヒー、ブラックなんやな。ケーキも無しで。同い年の女の子の味覚とは思えん」
「……悪いか」
「いや、別に~」
「とか言いつつ、にやにやするな」
「あたっ。暴力反対!」
「躾だ躾」
「それで本題だが」
「ああ、世界征服計画への協力か。でも、うち、一応宗教組織やしなあ」
「……なんでそーなる」
「なんでって、なのちゃんは魔王やから世界征服するのもわかるけど、うちは聖王様を崇めとる次元世界最大の宗教組織やねんで。平和が第一の温和な組織なんや。騎士団のバトルばっか見とると、そうは思えんのはわかるけど」
「違うっ。だいたい、騎士団のバトルばっか見てるったーなんだ」
「実際、見とるやん。時々混ざっとるし」
「……否定はできんが」
「お、素直に認めたな。悪の組織としては、もーちょっと粘らないかんと思うで。カツ丼食うか?」
「いらん」
「それで」
「ん?」
「騎士団ってロストロギアへの対応もしてるだろ。事件のデータベース、管理局とつなげること、可能だと思うか?」
「へ? なんでそんなこと」
「犯罪対策のプロジェクトに参加してるんだがな。調べてみたら、どうにも、管理局内での事件情報の相互連絡の効率が悪い。そもそも、情報データベースを統合してないってのが信じられんが。
とはいえ、派閥争いやら組織間の敵対意識やらで、正攻法では改善案が通るとも思えん。それで、外部勢力を巻き込みたい」
「つまり、うち?」
「ああ。外部勢力と連携できるなら、内部での連携を断る言い訳が無くなる。教会との連携が反対で潰されたとしても、そのとき必ず付け入る隙ができる。教会と比較的仲のいい「海」なら、特に」
「よその人間を、お家騒動に巻き込んで内輪の結束を固めたろ、いう腹か。うちはかませ犬やな」
「まあ、そうなる。
上手くいけば、管理局の事件データベースを利用できるようになるって程度のメリットしかない」
「うーん、さすがに即答はできんわ。少し時間くれる?」
「もちろん」
「まあ、うちとしても管理局の事件対応の効率がよくなれば、楽になるしな。まったく見込みがないわけでもないと思うで」
「ありがたいが、無理押しはするな。改善するだけなら、ほかにも手はある。お前の立場の微妙さを忘れるなよ」
「わかっとるって。でも、これが上手くいけば、私の実績にもなって立場強化につながるやろ? 旨みがないわけでもないんやで」
「……ともかく、無理はするな」
「うん。ありがとさん」
それから、しばらく雑談をして。ハヤテはカリムとの待ち合わせ時間になり、席を立った。彼女を見送って、俺は一人、テーブルに頬杖をついて物思いにふける。思えば、彼女もこれまでの半生はけっして楽なものではなかった。今の彼女があるのは、幸運による割合が大きい。
ハヤテを「闇の書」の呪詛から解放するには、まず、ギル・グレアムの一派をなんとかしなければならなかった。彼らは、魔力サーチャーで当時のハヤテの家とその周辺を監視していたからだ。それに、初期の調査の際、彼らの言語を理解できなかっために半端な情報入手に終わった俺は、彼らの組織の概要もなんとか把握したかった。目的も規模もわからない相手とやりあう状況は望ましくない。彼らの組織とその計画を概要でもいい、把握すること。これに成功したのは、アースラとの接触のおかげと言っていい。
PT事件は、俺にとっては、厄介ごとに巻き込まれた上にそれから先も面倒ごとに関わりつづけることを余儀なくされた、忌々しい出来事だが、はやてにとっては幸運をもたらした出来事と言ってもいいだろう。……割り切れん気分だが。
PT事件の序盤にアースラと契約を交わそうとした際、今更だが、俺は彼らの文字を読めないことに気付いた。それに、考えてみれば、これまで会話に不自由しなかったのもおかしい。
(ありがちなところで、翻訳魔法か。)
リンディに確認したところ、頷かれた。局員には管理外世界に接触すると決まった時点で、全員に翻訳魔法を行使させたそうだ。俺に翻訳魔法を教えるのは問題ないし、難易度も低く、簡単に習得できるだろうという。無論、俺はその教授を要請した。でなければ、そもそも契約書が読めない、と。
だが、そのとき、俺の脳裏には、契約書に書かれていた英語に似た言語と、かつてギル・グレアム邸のPCで、式を通して確認した言語とが、並んでちらついていた。
結局、その魔法を活用し、ギル・グレアム邸のPC内の文書を確認できる時間が取れたのは、PT事件が終わってからだった。
また式を使ってグレアム邸のPCに侵入し、保存されていた文書を読んで、ギル・グレアムの計画を確認した俺は、胸のむかつきを吐き出すようにため息をついた。
(さて、どうしてやるか)
数日後に、俺はギル・グレアムと会う予定があった。ミッドチルダに移住するのに必要な各種書類の作成と地球向けの書類の偽造などの手続きに際して、クロノから「グレアム提督が会いたいと言っている」と伝えられたのだ。同じ出身世界から移住する人間に、先達として便宜を図り、相談や心配事があるなら話を聞こう、ということだったが、俺は向こうがこちらに探りを入れに来たとみていた。
はやてと俺との関わりは、向こうも把握しているはずだ。今までは管理外世界の一民間人だから放置していたが、管理局員となると、奴の計画にさしさわりが出る可能性がある。はやてと会ったり、話したりすることを制限するか、できれば禁止したいところだろう。俺がどこまで知っているかを探り、必要に応じて手を回す。そんなところだろうと考え、俺は逆に、この機会を最大限生かす方法を考えた。
そして、面会の当日。
「君が高町君か」
「はい、はじめまして」
真面目そうな面に温厚そうな表情を浮かべている。やってること、計画してることを知ってる俺からすれば、たいした偽善者だと思う。勧められた椅子に座りながら、ちらとグレアムの後ろに目をやる。あれが、クロノの師、ランクSの双子魔道師か。戦闘になれば、勝ち目は薄いだろうな。
思いながら、たわいない雑談から入る。
今回の件では活躍したようだね。いえ、とんでもない。魔法を習って初日の魔法戦闘で勝利したとか。優れた助言者がいてくれまして。相手は知性をもっていなかったですし。しかし、それでもたいしたものだよ。君のような若者を見ると私も年齢を感じるな。まさか、まだまだお若いでしょう、ふふっ。嬉しいことを言ってくれるな、ははは。ふふふ。くそったれ。
出された紅茶に口をつけて気持ちを落ち着ける。クスリでも入れられてたらやっかいかな、と思う。一応、毒消しの符を焚いて灰を飲んできたが、あの術は効果はそれほど強くない。
向こうも一息いれている。それからおもむろに、本題を切り出してきた。
「クロノ君には言ったが、書類関係については、私のほうで対応しよう。君はクロノ君に渡すだけでいい」
「はい」
「ところで、書類関係以外に、なにか心配なことや、相談したいことがあるかね」
さて、ここだ。すこし顔を俯け、表情を操作する。
「あの、たいしたことではないのですが」
「なに、遠慮無しに言うといい。同世界人のよしみだ。できるだけ力になろう」
「友人と、別れるのが」
「うん、それは辛いことだね。いったい、どんな子かね」
「八神はやてといいます。車椅子で一人暮らしですが、そんなことを感じさせない、明るくて優しい、とてもいい子ですよ」
「なに、はやて君か!
これは偶然だな。実は、彼女は私が面倒を見ている子でね。古い友人の子供なんだ。友達ができたと、嬉しそうに手紙に書いてきたが、君のことだったんだね」
「え、そうなんですか! ほんと偶然ですねえ」
「うむ、本当にな。
そうだ、なのは君。ミッドチルダに行った後、はやて君との連絡はどうするつもりだったのかね?」
「え? あ、いや、連絡のしようもないだろうと思って……。はやてには悪いなあ、と思ってたんですが。
もしかして、連絡できるんですか?」
「うむ、そうだね。本来なら管理外世界との交流は、特に認められた場合以外おこなってはいけないことなのだが、よければ、私がなんとかしよう。手紙などを私宛に送ってくれれば、私のほうからはやて君の手元に届くよう手配するよ」
そうきたか。
「いいんですか?」
「もちろんだとも。はやて君とその大切な友人を引き裂くような真似はしたくないのでね」
「ありがとうございます。
しかしグレアム提督は凄いですね。こんな無理を通していただいたり、それに今のお話だと、ひょっとして管理外世界に住むのにも特別な許可がいるんじゃないんですか?」
「はは、私の場合は、まあ、年が年だからね。いろいろと大目に見てもらえるんだ。また、なにか困ったことがあったら力になるよ。いつでも相談しに来るといい」
権力の乱用と言うと思うんだがね、そういうのは。そこでごまかしもバツの悪さも見せずに、堂々と謙遜するか。まあ、いい言い方をすれば、人脈とかコネだが。それでも職務の為じゃなく、自分の為に使って恥を感じない、か。嫌味にとられて構わんつもりで言ったんだがな。権力に伴う責務を感じないのか、単にツラの皮が厚いのか。
「ありがとうございます。そのときは、是非お願いします」
だが、まあ、権力自体は使いでのある道具だ。
「ああ、任せなさい」
その後も軽い雑談に花が咲いたが(咲かせたが)、まもなく面会はお開きとなった。
こうして化かし合いは終わった。別れの握手で、俺は誤った振りをして尖らせておいた爪でグレアムの手をひっかき、彼の身体の一部を手に入れた。グレアムの傷に自前のハンカチを押しあてて謝る俺に、グレアムは度量を広く見せ、子供にするように(実際見た目は子供だが)、頭を軽くポンポンと撫でて、俺と別れた。
この打ち合わせで、俺は自身がなにも気付いてないと相手に思い込ませ、グレアムを通じてはやてに連絡する、と言ったことでそれ以外のルートでの連絡の隠匿性を高めた。グレアムは、俺が現時点では何も気付いてないことを確認し、今後のはやてとの連絡を仲介することで、情報の改竄や隠蔽ができるようになったと思う、はずだ。
不安があるとしたら、奴がリンディ達からこれまでの俺の言動を聞いて、今回の俺の態度に違和感を感じるだろうことだが。まあ、これから所属する組織の偉いさんに、媚を売ったと思われる可能性が高いだろう。それに、疑いを持ったとしたら、もう一度探りを入れてくるはずだ。対応は、それからでも遅くない。
さて、奴の計画では本格的に行動するまで、まだ時間はある。とりあえず、ミッドチルダで訓練校に通いながら、管理局と潜在的な敵対関係になっても「夜天の書」とその所有者を確保し隠蔽する、できれば人道的な組織或いは個人を探すことにしよう。檻から出して別の檻に入れる事になりかねんが、組織をバックに持った相手を敵にする以上、こちらもそれなりの後ろ盾がないと対抗するのは辛い。せめても生命と身体への脅威がなくなるだけでも、マシだとは思う。最終的には、はやてに決めてもらうべきことだが。
だが、その前にやっておくことがある。
俺は、電話が盗聴されていることを前提に、はやてに電話で連絡し、外国に留学することになったと説明した。はやては、突然の別離に驚き悲しんでくれたようだが、それを声には出さないよう努力しつつ、自宅で壮行パーティを開こうとまで言ってくれた。俺は喜んだ声で承諾した。
パーティの前日、俺は自分の部屋に陰陽術で結界を張った。家の周囲にも張っている魔力遮蔽結界だ。それから、術で目に映る姿を変えた上、髪粉と帽子、眼鏡を使用してさらに変装し、はやて宅を訪れた。
見知らぬ相手に戸惑うはやての耳元で、囁くように名乗って部屋に入れてもらい、静かにしているように告げると、いつかのように、部屋の東西南北に符を縫い留めて呪を唱え、外部からの目に幻影を見せる。そして使っていない一室に同じく幻影結界と、重ねて魔力遮断結界を張った。
そして、はやてに説明をはじめた。彼女の置かれている状況と、そこから抜け出すために、他組織を捜してそこに頼るという提案を。
はやてはひどくショックを受けた様子だったが、自己憐憫に浸ることはなかった。強い子だ。
俺は、ろくな慰めの言葉も思い浮かばずに、ただ、はやての手を握り続けていた。そして、いつになく気弱に、逡巡しながら切れ切れに口にする彼女の希望を、こちらから積極的に汲み取って、率先して一緒に入浴し、ベットで添い寝した。ろくな会話もできず、ただ、近くにいて、俺の体温をはやてに伝えつづけていた。
符を用いた結界は、符が剥がされでもしないかぎり、機能しつづける。今後、俺のはやて宅訪問は、俺の部屋と、はやて宅の2重に結界を張った部屋との間を、魔法で転移することでおこなうことになる。(明日のパーティーの訪問・帰宅は別だが) ベットに並んで寝転びながら、それを告げたとき、状況説明の話の後で初めて、はやては笑顔を見せて、ほな、転移してくる部屋に呼び鈴つけとくわ、と言った。表札もつけてもらったほうがいいな、と俺も微笑った。
なお、その日寝る前に。グレアムに、握手のときに奴から掻き取った身体の一部とハンカチに染み込んだ血を媒介にして、「呪詛渡し」をかけた。はやてには「闇の書」の呪いを軽減するための術だと説明した。多少自省癖のあるはやては、グレアムに害を与える行為は止めるだろう、と思ったからだ。
「呪詛渡し」は、いわゆる丑の刻参りなんかを代表とする形代(カタシロ)を用いる呪術に、呪詛祓いの要素を加味してつくった、俺のオリジナルの術だ。はやてに掛かっている呪詛を、形代を通して、グレアムに負担させる。
呪詛渡しの術は、行使しても、はやてと「書」との霊的つながりには影響しない、というところがミソだ。はやてと夜天の書のつながりを断ち切ると、はやてに霊的なダメージ・フィードバックが起こる可能性があるし(それほど両者の霊的つながりは深かった)、グレアムらに異変を悟られる危険性も上がる。そこで、霊的つながりの中で呪詛となっている部分だけを、撫で物(この場合は、ギル・グレアム)に肩代わりさせることができる、この術の出番な訳だ。あ、「撫で物」ってのは、呪いを受ける身代わりと考えてくれればいい。正確には違うが、まあ、大した違いはない。
術で、グレアムの血とわずかな肉片を練りこんだ形代に、はやてにかかっている「闇の書」の呪詛を受け「渡し」て、術は完了した。人の身体の一部を練りこんだ形代は、当人と霊的につながる。形代に受け渡された、これまではやてを蝕んできた呪詛は、これからはグレアムを蝕むことになる。
ついでに、グレアムには毎晩、心を責める悪夢を見るよう、軽い呪詛をかけてやった。はやての孤独と心労の分だ。利子は無しにしてやる。せいぜい感謝しろ。
それきり俺はグレアムのことを頭から消し去った。次に思い出すのは、聖王教会に、はやてと「闇の書」の保護を依頼するときになる。
■■後書き■■
自分で書いといてなんだけど、物理現象による自動翻訳ってどんなだ?
でも普通に考えれば、翻訳魔法でも使ってないと、会話成立しませんよね、アースラとなのはって。(ユーノもか) そんな描写無いけど、多分省略したんだろー、ってことで。脳を電気的に刺激するとかで、電気信号化した情報をインストールするとかでしょうか? 下手すりゃ死ぬぞ。
あれ、でもStSで、なのはがミッド語覚えるのに苦労したとかいう話があったような……(汗)。
次回はちょっとA's編から離れます。連載の時間軸自体は、1話の教導隊入りを起点に流れているので、なのはの記憶を刺激する出来事の発生する順番によっては、たまにこういったことが起こるんです。A's編の続きを楽しみにしてる方には申し訳ないですが、ちょっと一息入れてみてください。