「夜天の王」誕生の翌日、俺はカリムに頼んで付けてもらった教会のシスターとともに、入院しているグレアムの病室を訪れた。シスターとはグレアムらとの話の進め方を、打ち合わせ済みだ。
「こんにちは。ご無沙汰してます。お加減はいかがですか?」
「……ああ、高町君、だったか。そちらは……?」
「失礼、ご紹介が遅れました。聖王教会のシスター・シャッハです」
「シャッハ・ヌエラです。はじめまして」
グレアムは、だいぶ憔悴した様子だった。まあ、毎晩悪夢でろくに眠れない上に、リンカーコアの縮退がだいぶ進んだらしいからな。初期はそれほどでなくとも、リンカーコアの縮退は、やがて心臓を握られるような痛みに変わる。ハヤテの実体験だ。9歳の少女に自分が背負わせていた痛みに耐えられないとは、情けない話だが、正義の名のもとに相手を断罪する経験しかない奴はそんなもんだろう。
俺は、軽く鼻を鳴らすと、ほとんど接点がないのに、突然登場した俺、しかもシスター同道であることに、疑問の目を向けるグレアムと、一人付き添っている使い魔に話し掛けた。
「実は、八神はやての行方がわかりまして」
「なにっ!」
「ホントッ?!」
使い魔もろとも、凄い勢いで食いついてきた。ぎらついた目は妄執を感じさせる。いくら、仕込みをしたからって、ここまで思い込めるのもある意味大した素質だ。あ、シスターがちょっと嫌そうな顔してる。彼女にはグレアムの策謀から説明して、協力してもらってるからな。ハヤテともけっこう親しいし、生真面目な彼女からしたら当然か。
「ええ、実は彼女は、古代ベルカのロストロギア「夜天の書」の主だったらしいんです。それで、そのロストロギアを探していた聖王教会が彼女を見つけて保護したとか」
俺が視線を流した先で、シャッハがうなずき、口をひらく。
「管理外世界の方々に事情を明かすわけにもいかず、已む無く誘拐とみえる形で保護していたのです。まさか、彼女が話していた援助者が、時空管理局の提督とは思いもよらず……。こちらの高町さんから伺った話では、グレアム提督は、はやてさんの実のご両親の友人で、金銭のみとはいえ、彼女を支えてくださっていたとか。教会を代表してお礼申し上げます」
言って、シスターは軽く頭を下げた。
グレアムと使い魔の動きが止まった。さて、計画どおりに上手く踊ってくれるやら。
やがて、硬直の解けたグレアムが動き出した。
「そ、そうですか。はやて君は変わりなく?」
「ええ、近頃は足も回復して、元気に様々なことを学んでいます。教会のアイドルですよ」
シスターが微笑む。彼女もなかなかの役者だ。
「足が回復っ?!」
使い魔が叫んだ。俺はにっこり笑って、言葉を返す。
「ええ、自分の足で、幸せそうに笑いながら歩いていますよ。喜んであげてください、彼女は不幸から逃れられたんですから」
使い魔が俯いた。なにかブツブツと呟いている。グレアムが小声で何か囁いて抑えようとしているようだが、それは困る。いろいろと手がかかってるんだ。
そいつには1週間ほど夢を見てもらってたんだからな。頭上に「闇の書」を引き連れて、幸せだと笑いながら歩くハヤテ。その足元で踏みつけられている、使い魔が特に大切に思っている存在である、グレアムと双子の残るもう片方。BGMは、囁きつづける少女の声。「彼女が幸せになるのは当然だ。彼女がなにか悪いとでも?」
呪詛をかけての悪夢でなく、こちらの意図した夢を相手に見せる術は、けっこう高度で手間もかかる。おかげで俺も随分苦労したんだ。夜に何度も起きて、術を行使したりな。睡眠時間を削っての、せっかくの仕込みを台無しにしないでくれ。
俺は少し突付いてやることにした。
「リーゼロッテさんでしたか、どうかしましたか? おや、そういえばご姉妹のリーゼアリアさんがおられないようですが……」
白々しい抑揚をつけて言った俺の言葉に刺激されて、使い魔の口から怨嗟の声が漏れた。
「……なんで、あいつが」
「なにが? 彼女が幸せになるのは当然でしょう。それとも彼女は不幸になるのが当然だとでも?」
「当たり前だッ!」
「ロッテ!」
「何が当たり前なんです? 彼女が悪いとでも?」
抑揚と表情をコントロールして、夢の記憶を刺激し、且つ極力相手の神経を逆撫でするように。感情が激発するように仕向けていく。
「あいつが悪いんだ!」
「やめなさい、ロッテ!」
「あいつが、あいつと「闇の書」が悪いんだ! なんで、父様とアリアが! あいつらこそ死ぬべきなのに!」
「ロッテ!」
グレアムが病身に鞭打って、使い魔を押さえ込んだ。俺たちは傍観の姿勢だ。病室に、使い魔の荒い息遣いが響く。
「ロッテ……。教会の方もいらっしゃる。少し落ち着きなさい」
グレアムが言って、使い魔の背を撫でる。使い魔は俯いて歯を食いしばっているようだった。
それからグレアムはこちらを向いて頭を下げた。
「すまない、彼女は姉妹を無くしたばかりでね。少し情緒不安定なんだ。わけのわからないことを口走って申し訳ない」
リーゼアリア。双子の片割れ。
使い魔は維持するだけで主の魔力を消費する。その魔力は、使い魔のランクが高ければ高いほど大きくなる。その消費魔力が、グレアムの衰弱したリンカーコアに負担をかけ、症状を悪化させていることに気づいた使い魔達は、せめても負担を減らそうと、クジを引いて当たった1人が、自ら命を絶ったという。そして残ったのが、リーゼロッテ。
いささか、感情の波が激しいところがある、か。情報どおりだったな。グレアムよ、残念だな、もう遅い。
「いえ、お気になさらず。
しかし……「闇の書」ですか? 管理局でも一級捜索物に指定されているロストロギアでしたね。それが、なにかハヤテと関係が?」
「いやいや、そういうわけではない。ちょっと気持ちが高ぶって混乱したのだろう。私達は以前、「闇の書」の事件に関わって、親しい友人をなくしたことがあってね。許してやってくれないか」
「ええ、それはもちろん。しかし、親しいご友人ですか……心中ご察しします」
「ありがとう。とはいえ、もう10年以上前のことだからね。こだわりはないよ」
「そうですか。それは「ありがたい」ことです」
はっきりと強調した言葉に、グレアムが少しいぶかしむような表情を見せる。俺は言葉を継いだ。
「いえ、「闇の書」と「夜天の書」、名前が似ておりますしね。先ほどのように錯乱の上勘違いして、「夜天の書」とその関係者になにか仕掛けられたりしたら……管理局と聖王教会との全面戦争にもなりかねませんし。一管理局員としてそんな事態は避けたいですから」
グレアムと使い魔がギョッとする。動揺を取り繕うように、使い魔が口を開いた。
「ぜ、全面戦争? また大げさだね」
「いえ、おおげさではありません」
シスターが口を挟んだ。
「「夜天の書」は教会上層部が正式に認めた貴重な古代遺産。また、その主たる「夜天の王」は、教会が正式に認めた名誉ある称号です。「夜天の王」本人も、教会の名家にして管理局とも関係の深いグラシア家の一員となっております。彼らに管理局の方がなにか危害を加えれば、いえ、犯人が管理局と関係があるというだけで、充分教会全体が一致団結して、管理局に敵対する理由となるでしょう」
「古き争い再び、といったところですか。もちろん、勝敗の行方は見えていますが、管理世界全体を巻き込む大きな争いになることは避けられないでしょう。当然、その原因になった局員、そしてその関係者には、戦犯として相当な重罪が課せられるでしょうね。そう、たとえば、そちらの使い魔の方が暴走されたりすれば」
ちらりと使い魔に目をやると、相手はビクリと肩を震わせた。
「主たるグレアム提督。提督と親しく、また同じ動機を持つリンディ・ハラオウン総務統括官、クロノ・ハラオウン提督には、確実に罪が及ぶでしょう」
「なっ、なんで父様やクロ助やリンディちゃんまで!」
使い魔が泡を食ったように叫ぶ。それに笑みを浮かべながら答える。ああ、我がことながら、今、かなり酷薄な笑みを浮かべている自信がある。
「当然でしょう? クライド・ハラオウン提督の殉職は有名な話です。彼と親しかった上官の使い魔が恨みに思っているくらいなら、上官その人や、クライド提督の妻子はなおさら恨みは深いはず。法を破り、管理局を裏切っても、恨みを果たそうと凶行に及ぶのではないか。或いは使い魔の行動も彼らの示唆によるものではないか。そう考える人達が出るのが自然かと思いますが」
使い魔は唖然と言葉を失い、グレアムも目を見開いている。
間抜けが、それぐらいの事態は想像しておけ。特に彼らはエリートとして妬まれやすい地位にいるのに。
思いながら、雰囲気と口調を切り替えて言葉を紡ぐ。
「まあ、そうはならないでしょうがね」
「へ?」
「今のは、あくまで仮定の話です。「夜天の書」と「闇の書」は別の存在なんですから。「闇の書」への恨みが「夜天の書」へと向かうなんて不自然なことはないでしょう?」
「そ、そうだね、ははは……」
取り繕うように笑う使い魔を、もう一度落とす。
「そんな不自然なことが実際に起これば、実行犯は、聖王教会のみならず、管理局をも敵に回すでしょう。明らかな勘違いと私怨で、友好組織の重要人物を傷つけられたんですから。
それに、もしも、万が一「闇の書」と「夜天の書」が同一の存在だったとしたら」
意図的に間をとる。使い魔の目が見開かれている。グレアムの表情は変わらない。
「管理局はその怠慢を追及され、これまで「闇の書」事件に関わってきた局員に対する処罰を求める声が上がるでしょう」
俺はニタリと笑ってみせた。
「なにせ、技術力で劣るはずの聖王教会が、犠牲を出さずに解決した問題を、管理世界の守護者たる管理局が解決「せず」に、延々と被害者を出しつづけてきたことになるんですから。2つが別々の存在で良かった、管理局の為にそう思いますよ」
病室に沈黙が広がった。
笑みを浮かべつづける俺を、使い魔がにらみつけている。ふん、やっと気づいたか。錯乱する手前まで追い込んだとは言え、勘の鈍い奴だ。
グレアムが静かに口を開いた。
「……君はどこまで知っているのかね」
「さて、なんのことやら」
とぼけた俺に使い魔が噛み付いた。
「ふざけるんじゃないっ! おとなしく答え……!」
その先は、音もなく俺の前に出たシスターの姿に遮られた。彼女は既に騎士甲冑を展開し、手にはデバイスを握っている。
使い魔は、歯を食いしばってシスターをにらみつけるだけだ。この狭い病室で、高ランクのベルカの騎士とやりあう愚を理解できる頭は戻ってきているらしい。大事なご主人様もすぐそばにいるしな。これまでの話から、戦闘になれば、こちらは政治問題化する気だとも思っているだろう。
「さて、なんのことやら」
涼しい顔で俺は繰り返した。
「でも、そうですね、仮定の話でいいのなら」
グレアムに目を向ける。奴はすでにどこか諦めたような表情を浮かべている。
「例えば、なんの縁もないはずの八神はやてを、わざわざ両親の友人と偽って援助してきた人間は、どんな罰を受けるのか、とか。
管理局が一級捜索物に指定しているロストロギアを発見しながら放置し、それどころか隠蔽する。復讐や正義の旗を掲げても、その実態は第一級の次元犯罪。法官吏による不法行為、テロリズム謀議ほかで、数百年の封印刑は固いな。
その行動が公にされれば、「闇の書」の被害者たちも庇うどころか責める側に回るだろう。即殲滅すべき存在を匿っていたとして。おまけに犯罪者が出たことで、管理局に所属している被害者たちは肩身が狭くなる。犯罪者と関係が深ければ、なおさら。特に若き英雄などと持ち上げられている人間は、妬みも買いやすい。ささいなことで彼の経歴に傷をつけようとしている人間は多いだろうな。
管理局自体も大衆からの非難をうける。犯罪者の関係者の何人かは、ポーズの為に道連れの処分を受けるかもしれないな」
「……脅すつもりかね?」
「脅し? なぜ脅しになるんだ? 俺は仮定を口にしただけだろう? それとも何か、思い当たることでもあるのか? ああ、これも仮定だが、貴方とハヤテが顔をあわせる機会があれば、いろいろと面白いことになるかもしれないな。貴方にとっても面白いとは限らないが」
グレアムは口をつぐんだ。ここまで追い詰められて口をつぐむ。理由は、罪を背負う勇気か、罰から逃れたい怯惰か?
「仮定の話だ」
俺は繰り返した。
「「夜天の書」は、すでに聖王教会が認定した古代遺産。その持ちうる危険は充分に研究し尽くされ、対策されている。いまさら、書やハヤテに手を出しても、教会を敵に回す以外なんの意味も無い」
言って俺はグレアムを見つめた。目を伏せて俺の話を聞いていたグレアムは、少しして、ゆるりと視線を上げて俺の顔を見て。
「そうだな」
気が抜けたような声で静かに言った。ギリリ、と使い魔が歯を食いしばる音が聞こえた。
「さて、随分長居してしまいました。そろそろ失礼しましょうか、シスター」
「ええ」
グレアムと使い魔は何も言わずにいる。……まあ、念のため、とどめを刺しておこう。
「ああ、実はグラシア家の家長にして教会の重鎮、管理局とも関係の深いカリム・グラシア殿が、ハヤテに恩を着せてくれた方のことを知りたいとおっしゃってましてね。彼女は忙しいので、直接お会いすることは難しいかと思いますので、今日の会話の一部始終を録音した記録を、彼女に提出しておきます。ああ、気になさることはないですよ。記録も提出もシスター・シャッハの受けた任務ですから。確実にカリム・グラシア殿の耳に入りますし、あるいは教会のほかのお歴々も耳にされることがあるかもしれませんね?」
さらさらと言って、にっこり艶やかな笑みを浮かべる。俺の言葉の途中で、俺に視線を向けたグレアムと使い魔は、ぼんやりと口を半開きにしている。グレアムの唇が時折、痙攣するように震えている。
「そうそう、グレアム提督。デュランダルはどうなさるのですか? もう使い道はないでしょう?」
ビクリ、とおおきく身体を震わせるグレアム。その顔も使い魔の顔も蒼白だ、こちらを凝視する2人に向けて、俺は友好的に微笑んでみせた。
俺に計画の全貌を把握されていることを確信したのだろう。証拠も押さえられていると考えたかもしれない。俺の微笑みにグレアムは俯いて、俺達の入室時から見れば、10歳以上、歳をとったような顔でボソボソ呟いた。
「……クロノ君に譲ろうと思う。せめてそれが、私にできる償いだ」
ハヤテへ償う言葉はない、か。心の中で呟いて、俺は今一度微笑み、暇を告げた。
グレアムらとの、下らん掛け引きを振り返って、思う。
俺としては、別段、奴らの行為自体を非難する気はない。杜撰だとは思うが。
陰陽師として、呪詛・呪殺、悪霊祓いなどをこなしてきた俺にとって、嫉妬や復讐心、執着や欲望の開放などの負の感情は、馴染み深いものだ。紛れも無い人間の一面だと思う。
だが、その感情を正義の名のもとに発散しようとする奴らは、好かん。はっきり言えば、軽蔑の対象だ。行なう行為の内容と結果をしっかりと認識して、その業を背負う。それが陰陽師にとって、術を行使するとき、最低限守るべき戒律であり、自尊心のカタチだ。そんな俺達から見ると、正義や大義の影に隠れて他者を傷つける姿は、誇りの欠片もない醜悪極まりない在りかたに映る。
自身が正義だという意識は、容易に人を堕落させる。絶対的優位の立場にあると勘違いさせ、自分の力や行為が実際はどんなものなのか、客観的な視点を見失わせるのだ。
管理局という、70年近くに渡り正義の名を欲しいままにしてきた組織は、その意味では既に腐敗しているのが当然なのかもしれない。
さりげなく、俺は目の前の2人に目をやった。レジアス・ゲイズ。この男でさえも道を踏み外している。性格から考えると、恐らくは自らの意思で、外道の道に踏み込んだのだろうが。
以前のハヤテの話で、最高評議会を含む管理局上層部の健全性に疑いを持った俺は、管理局のネットワーク上に大量の式を放ち、上層部の動きと機密扱いの記録や文書を徹底的に探った。
そして、その調査と情報分析の結果わかった事実。
最高評議会とレジアス・ゲイズのおこなっている違法行為。
違法だからという理由で、即、弾劾する気も資格も俺にはない。
だがレジアスが手を貸しているのは、生命を冒涜する陰陽の理に反する行為だ。奴自身が、行為に手を染めていなくとも、同じ穴のムジナであることに変わりはない。見逃してよいとは、俺にも言い切れん。
ただ。
レジアスを間近で見るようになって感じることがある。ああ、この男は本当に心身を削って、果て無き理想のために現実と闘っているのだな、と。おそらくはその想いのために、あえて外法に身を沈めたのだな、と。
例えばそれは、奴のところまで上がってくる殉職者の名簿を眺めるときの奴の瞳であったり。例えばそれは、他部門との折衝の会議を終えて、執務室の椅子に座るときに、いつもの傲岸な表情の下から一瞬漏れる感情であったり。
そんなものを見慣れると、引導を渡してやるべきだと思いつつ、なかなか踏み切れないのだ。陰陽師にあるまじき感傷が、俺の心に絡みつく。苦闘と苦悩の果てに、外法・邪道と呼ばれる手段に手を出した前世の記憶が、奴の姿をとって叫ぶのだ。
抗え、抗え、どんな手を使っても「現実」に抗え! と。
正しい道などこの世にはない。行為に報いがあることなどない。だから、自身の保身を優先して、先手先手を打って危険を回避する。そのためにとる手段を選ぶ必要など、余裕などない。
そう割り切っていたはずなのに、生まれ変わってからの俺はおかしい。
フェイトの笑顔が、ハヤテの瞳が。プロジェクトのなかで出会った人々の姿が。とっくに定めたはずの、俺の心のあり方を揺さぶる。
自身のあり方の動揺とレジアスへの感傷。俺は混乱する心を抱え、レジアスへの対応を決断できずに、問題を先送りしている。望んで破滅への道を進む、外道に堕ちた男への態度を決めかねている。
先延ばしにするほど、打てる手は狭まっていくというのに。
いつか、俺はこの躊躇いの代償を支払うことになるだろう。
■■後書き■■
前回今回のなのはさん、謀略・工作に走る走る。書きながら、「うわ、あくど」と何回か思った作者。
ほんのり魔王テイストが香るから、私的にはいいんですけど。
とりあえず、A's編終了です。次回から、オリジナルエピソード「プロジェクト編」に入ります。