せっかく安眠していたのにジュエルシードの魔力を感知。
どうやら世界は私に安眠をくれないようです。
…近い内に次元転移の魔法組んで、無人世界で休息しよう。
「さて!たぶんあの子もいるはずだから頑張ろう!」
到着しました。
やっぱりいました金髪のあの子。
やっぱりいました犬お姉さん。
「言ったよね…大人しくしてないと、ガブリと行くよって」
犬型なら喋れるんだ…なんて微妙な…。
とりあえず犬お姉さんは同じ獣のユーノ君に宜しくしておくの。
「私、あなたと友達になりたいの!!」
でも話を聞いてくれないから…まずは戦って勝つ!!
いいところまで攻め込めたのですが、スピードに撹乱されて負けてしまいました。
…戦いでストレス発散してる辺り、私も危ないのかもしれないの…。
「私の名前は高町なのは!あなたの名前は?」
「…フェイト。フェイト・テスタロッサ」
「どうしてジュエルシードを?」
「…それは…」
ああ、あの表情はヤバいの!
明らかに何かを思い出して恍惚としてる表情なの!!
…でも、まだ矯正出来そうな範囲内のはず。
絶対…たぶん…きっと…。
友達になって正しい道に導かなきゃ。
とりあえず今は見送ろう…。
「あ、ユーノ君大丈夫?」
「かなり危なかったよ…」
「性的な意味で?」
「いや、割りとガチだった。正直嬉しかったよ」
【彼女も歪みは少ないようですね】
よし、ならあの犬耳お姉さんも保護…いや、まだ判断は早いの。
もしかしたら目に見えてないだけで、どこかに致命的な部分があるかもしれないし。
「とりあえずは戦って判断だね」
【そうですね】
「あんまり酷くないといいね」
さて、旅館に戻って寝るの。
ユーノ君、レイジングハート、警戒お願いします…。