「最近聖王教会の動きがあやしいんだよね」
フェイトちゃんが捜査をしていて気付いたという教会の動き。
この時期に不審な動きを見せるなんて…誘い?
「もしくは、もうそんなに周りを気にせんでもいいのかも」
「私もそう感じた。多分、近々本格的に動きを見せると思う」
そろそろかぁ…やっぱり教会と全面戦争になるのかなぁ?
でも人数ではこっちが圧倒的に多いのに、仕掛けてくるとは思えないし…
「ロストロギアを使って来たら話は別やで?」
あぁ、そっか。
うーん…今は新人矯正の大事な時期だから勘弁してほしいなぁ。
「なんにせよ、警戒レベルを最大にしておいた方がええな」
「そうだね。…じゃあ私は情報を纏めて暗部の方にも提出しなきゃならないから、後でね」
「頑張ってなーフェイトちゃん」
「頑張ってねー」
うーん…捜査かぁ…
「ん?どないしたん?」
「いや、私って戦闘専門な感じになっちゃってるから、捜査とかも出来る様になった方がいいのかなぁって」
「なのはちゃんが捜査を覚えたら犯人捕獲にディバインバスター使いそうやな」
私を何だと思ってるの…使うけどね。
「ところで最近、ユーノ君と以前より親密にってきとるみたいやけど?」
「そ、そうかなぁ?いつも通りだよ?」
「フェイトちゃんに聞いたら事実上のカップルって言っとったけど」
フェイトちゃん何言ってるのー!?
う、でもフェイトちゃんは私以上に私の事知ってるから、その通りなのかな…うぅー。
「プレシアさんとジェイルさんの次は、なのはちゃんとユーノ君かぁ…」
微笑みながら空遠くを眺めるはやてちゃんの顔が、「私は結婚出来るんやろか?」と空に聞いている様に見えた。
はやてちゃん、頑張れ!
…私が誰かと結婚したらフェイトちゃんはどうするんだろう?
気になるから後で聞いてみようっと。