「な、なら私も…」
「ダメだよはやてちゃん。はやてちゃんがいなくなったら、ヴィータちゃんとリインさんはどうするの?」
「ぁ…」
「はやて…」
「主…」
はやてちゃんが虚数空間に入ったら、ヴィータちゃんやリインさんとのリンクも途切れちゃう可能性もあるからね。
そしたら、下手したら2人とも消えちゃう可能性もある。
「それにはやてちゃんには常識人の集いの2代目管理人を任せたいの。…お願い、していいかな?」
「…っ、ん、了解や。でも、なのはちゃんがアルハザードに行って1年待ってからやで?」
「うん、ありがとう」
はやてちゃんと笑って握手をする。
ふふっ、はやてちゃん、目が潤んじゃってるよ。
まだ出発するわけじゃないんだから、我慢しなきゃ。
…私も、ね。
「…じゃ、今後の見通しも立った事だし!パーっとパーティーでもしちゃおうよ!これからまた忙しくなるんだからさ!」
「エイミィさん…うん、そうだねっ!」
「母さんとジェイルさん…ううん、父さんの結婚式もしなくちゃね」
「フェ、フェイト!?」
「あらジェイル、父さんって呼ばれて照れてるの?」
「珍しいな、顔が真っ赤なジェイルか」
「ああ、なかなか見れるものでは無いな」
「な、な…プレシア!ヴィータ!リインフォース!ニヤニヤしながらからかうのは止めてくれ!」
「ドクター、落ち着いて下さい」
途端に賑やかになる。
流石エイミィさんだね。
「なのは…」
「あ…ユーノ君…」
…結局、ちゃんとユーノ君に告白出来なかったなぁ。
これからしようにも、すぐに居なくなるから、言えないし…
「…私、頑張るね」
「…うん、頑張って」
…うん、頑張るよ。ユーノ君。