フェイトちゃんとの戦闘、何故か心が躍ります。
遠慮無しに魔力弾を放つ事でストレス発散になるし、シリアスな空気が純粋に嬉しい。
何より、フェイトちゃんが戦闘や苦痛に快感を覚えて無さそうなのが嬉しい。
前回の恍惚とした表情の理由が気になるけれど、それはそれとして置いておくの。
戦い続けてるとジュエルシードが活性化した。
封印しようと接近しましたが、フェイトちゃんもやってきたので封印に失敗。
途端、
「きゃあ!?」
「くぁっ!?」
ジュエルシードから強い魔力波が放たれ、2人とも吹き飛ばされた。
レイジングハートは…壊れちゃった!?
不味い、このままじゃ封印が…って、フェイトちゃん!?
「止まれ、止まれ、止まれ…」
フェイトちゃんが素手でジュエルシードを掴み、封印しようとしている。
どう考えても危険なの!!
なんとかして手助けしたい。
けどレイジングハートは壊れてしまい、私は遠く飛ばされてしまったので近付くのにも大変。
結局フェイトちゃんがジュエルシードを封印し、アルフさんと一緒に転移して行ってしまった。
ちなみにユーノ君は疲れきってぐったりしてるの。
「フェイトちゃん…大丈夫かな…」
「ゼェ…ゼェ…ぁぃ…丈ぶぅ…ゼェ…だと…」
「ごめんユーノ君、喋らなくていいからゆっくり休んで」
ユーノ君なんで回避ばっかりなんだろ。
魔法使えばいいのに。
【ユーノは早く魔力を回復させたいんですよ】
「魔力を?」
【今はフェレット姿ですが、元々人間なのですが】
「あ、そういえばそうだったね」
【はやく人間に戻って女装したいのでしょう】
「あぁ、そういえば変態だったね」
まぁ発言に異常は少ないからいいかな。
とりあえず…今日は帰ってゆっくり休むの。
訓練は…今日は休みかな。