前回の戦いから数日たった。
私の怪我は全然酷くなかったし、ユーノ君が治癒魔法をかけてくれたからすっかり治ってる。
けど、フェイトちゃんは大丈夫なのかな…。
ちょっと気になるけれどそれはひとまず置いといて。
今日は、ちょっと前に気になっていた事を確認する為にある事をする。
「なのは、本当にバリアジャケットで家族の前に出るの?」
「うん、なんかみんなアレだから、もしかしたら気付かないんじゃないかなぁ、と」
制服に似てるしね、これ。
別にバレても問題ないしね。
昔から自分の物は自分で買いに行ってたし。
ちょっと制服に似てる服だとでも言っておけば。
「でもなんでわざわざこんな事を?」
「うん、まぁ、色々とね…」
なんというか、確認…かな?
「お父さん、お母さん、おはよー」
「ぐっ…おはよう…なのはぁ…」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
今日も朝から直列してる両親に挨拶。
こんな光景に慣れきっている自分が嫌なの。
「ごめんなさい…今日、朝ごはん、作って、ないの…」
「いいよ、自分でなんとかするから」
朝食は無いようなので居間から出る。
さて…
《…バレなかったね》
《いや、スルーしただけかも知れないの。一応道場にも行ってみる》
「おはよー」
「なのは!お前も俺を痛め付けてくれぇ!!」
「あははは!なのはもやるぅー?」
「やらない」
朝からクライマックスな2人だったのですぐに退室。
「…気付かないね」
「まだ…このまま学校へ…」
そのまま学校へ行き、授業を受け、お昼(朝に作ったおにぎり)を食べ、また授業。
そして放課後。
「誰も気付かなかったね…」
ははは…これはこれは…。
「ここまで何もないなんて…まさか私って居ても居なくても…?」
「なのは!落ち着いて!」
【大丈夫ですマスター!私は貴女を必要としています!】
「うん、ありがとね…」
いやでも流石にダメージキツいの…。
まさか性欲が家族愛や友情をも超えてるなんて…。
まぁ小さい頃からこうだったから予想はしてたけど…。
「ユーノ君、私、近いうちに別世界に引っ越そうかな」
「落ち着いてなのはぁぁぁぁ!!」
結局引っ越しは諦めました。
管理人nanoとしてなら頑張れるからね!
泣いてないよ!