心が踊るフェイトちゃんとの戦い。
喧嘩しか安らぎが無いとか異常な感じがしないでもないけど、仕方無いよね?
そんなこんなで今日もジュエルシードで発生した変態的なモンスターを倒しました。
後はフェイトちゃんと勝負するだけ!
…だったのに。
「ストップだ!」
なんか真っ黒で小さい男の子がいきなり現れました。
「時空監理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。事情を聞かせてもらおう」
あれ、行動も発言も普通?
もしかして、同胞なの?
私が地味に感動している間にどうやらフェイトちゃんは逃げてしまったようだ。
「ところでユーノ君、時空監理局って何?」
「簡単に言えば裁判所と警察が合体したようなものだよ」
それって大丈夫なの?
確か他の世界も色々とおかしいんだよね?
性犯罪者の逮捕で忙しく…無いよね、多分捕まえないんだろうし。
何はともあれ、常識人と思わしき男の子とお話するべきなの!
そう意気込んでいると、いきなり空中にモニター?みたいなものが現れた。
そこに映っていたのはとても綺麗で若々しい女の人…ではなく、物凄く太った女の人だった。
『クロノ、大丈夫?』
「聞いてよママ!金髪の子が逃げちゃったんだ!僕どうすればいいの?」
あー…成程、そっち側だったの。
「帰ろっか、ユーノ君、レイジングハート」
「そうだね」
【賛成です】
えーと、今日は確か宿題があ「待ちたまえ。君達からは話を聞かなければならない」…はぁ。
「話ですか?」
『ええ、この事件について色々聞きたい事があるの』
「だから我々の艦であるアースラで話をしたいんだ…だよね、ママ?」
『ええ、そうよクロノ』
なんかあんまり関わりたくないけど、仕方が無いの。
話が長くなったら帰宅が遅くなるかもしれないけど多分大丈夫だしね。
うん、別に、帰宅しなくても、心配されないと、思うし、ね…ふふふふふ。
「なのは、落ち着いて!」
【大丈夫です!マスターには私達がいます!】
うん、ありがとね。
まだ私は大丈夫だよ。…うん、大丈夫だよ。
「それじゃあ、行こうか」
「うん」
こうして私達は魔法の光に包まれてアースラへと転移した。