放課後になりこれから塾です。
塾もみんな真面目になるのですが、高確率で教師が暴走するので嫌になります。
ただ教師がロリコンじゃなくてショタコンなのが唯一の救いです。
一般的(…だよ…ね…?)な感性を持っている(はずなの…)私は、流石にロリコンに襲われたくありませんし。
「こっちが近道なのよ…」
貧血気味なアリサちゃんに誘導されて歩いて行くと、何やら見覚えがある景色です。
ここは…確か夢の中で、変な化け物の触手に慰み物にされかけてた女装少年が居た場所?
《助けて…》
「!!」
夢で聞いた女装少年の声…?
まさかと思いながら声の元へ走ります。
後ろの方からアリサちゃんとすずかちゃんが何か言ってますがスルー。
声の元に行くとそこにいたのは何故かフェレット。
まさかこのフェレットがあの女装少年…いや、そんなはずはないの。
流石にそこまで世界は狂って…無い…よね…?
「はぁ…はぁ…いきなり…なんな…の…よ…」
「あぁ!アリサちゃん!!」
アリサちゃんが貧血でぶっ倒れました。
自業自得なの。
休憩してから3人で相談してフェレットを動物病院へ。
机の上にあったバターを見てアリサちゃんが何やら反応してたのはスルーしました。
「はぁ…私、なんか疲れたから帰るね…」
「あ…あたしも帰る…血が足りない…」
「私はアリサちゃんを送ってくね」
すずかちゃんが止めをさしかねない気がしますが、スルーして帰宅です。
きっと大丈夫なの。
変態は総じてなかなか死なないものだから。