ジュエルシードを回収し、アリシアちゃんの体が入ったカプセルと一緒にみんなでアースラに戻りました。
「ね、ねぇなのはちゃん」
それにしてもフェイトちゃんが…はぁ、貴重な友達だったのになぁ。
そりゃ多少は変態的ではあったけど、それもプレシアさんだけだったから特に被害は無かったし。
「なのはちゃん?…なのはちゃーん?」
これからどうしよう…とりあえずフェイトちゃんは監理局に行かなきゃならないだろうから、それはそれとして。
事件関連が全部片付いたらうちに来るのかな?
…まぁ、私の家族は反対しないだろうから別にいいんだけどね。
「うぅ…フェイト、なのはちゃんが無視するのよ」
「な、泣かないで母さん」
「フェイト…フェイトは優しいわね…」
「フェイトちゃん、プレシアさんと会話しちゃだめだよ」
「はい、なのは様」
「なのはちゃぁぁぁぁぁぁん!?」
ざまぁなの。
「で、リンディさん。プレシアさんはどうなるんですか?死刑ですか?」
「い、いえ、監理局法で死刑は禁止されてるからそれは無いけど…」
はぁ、そうですか。
ところでエイミィさん、何で私を見て「魔王」とか言ってるのかな?
ちょっと今の私は機嫌が悪いから、あまり刺激しない方がいいよ?
「おそらく、最も重い刑罰になると思うわ。それこそ死刑よりも…」
死刑よりも重い刑罰?
「例えば、手足の指先から順番に裁縫針を刺していくとかですか?それともカミソリを縦に敷き詰めた滑り台を滑らせるとか?」
「なのは…発想が怖すぎるよ…」
そう?そうかもね?うふふふ。
それにしてもどんな重い罰なのかなぁ?
「なのはちゃん…残念だけど、監理局はなのはちゃんが考えるよりも残念な組織なのよ」
プレシアさんは喋らなくていいです。
…でも、残念なの?
「恐らくプレシア・テスタロッサ刑罰は…」
刑罰は…?
「性的興奮の封印刑よ」
甘っ!?
「ふふふ…大抵の犯罪が性犯罪絡みのこんな世界だからこそ、封印刑が一番重いのよ。だからこそ自首したんだから」
そんな馬鹿な…
こうなったら、私がプレシアさんに罰を!!
ふふふ…楽しみにしてるがいいの。
ふふふ…
「なのは黒いよ…黒すぎるよ…」
ふふふ…そりゃ黒くもなるの…
ふふふ…