蒐集作戦を開始して数日後、はやてちゃんの遺産管理人のギル・グレアムさんが会いに来ました。
はやてちゃんは最初は喜んでたけど…
・はやてちゃんを犠牲にして夜天の書を封印しようとしていた
・猫耳こそ至高
・毎晩猫の使い魔とよろしくしている
・夜天の書を狙った理由は次元獣耳愛好連盟の副会長クライド・ハラオウン(クロノ君のお父さんらしい)の復讐
という話を聞いて、車イスのタイヤで足の小指をグリグリしていました。
「これからは遺産管理は自分でします」
「いや、しかし」
「ジェイルさん、猫アレルギーにする薬って作れるん?」
「作れるよ」
「後日書類を送るから手続きを頼むよ。それでは私は帰ろう」
そんなこんなでグレアムさんとの縁が切れてはやてちゃんは安心していました。
ちなみにグレアムさんと使い魔のリーゼロッテさん、リーゼアリアさんからも蒐集したら、残り2ページになりました。
後はプログラムワクチンの完成を待つだけです。
「はやてちゃん、異常は無い?」
「え…あ、うん大丈夫やで」
一瞬突っかかった…はやてちゃんは他人(常識人)に迷惑をかけたがらないから、多分我慢してるんだと思うの。
「はやてちゃん、無理はしちゃダメだよ?我慢しなくても大丈夫だからね」
「あちゃぁ…バレバレやったか」
あはは…と頭を書きながらはやてちゃんは苦笑した。
「でも大丈夫やで?ちょっと胸に目が行くくらいや」
「胸かぁ…プレシアさんが派手な服を着なければ大丈夫かな?」
「せやな」
じゃ、プレシアさんには後で伝えて置かないとね。
「せや…大丈夫や…揉みたくなんか…埋もれたくなんかあらへん…吸い付くなんてもっての他や…大丈夫、私はまだ頑張れるで…」
「はやてちゃーん、何か言ったー?」
「言って無いでー」
気のせいかな?何か聞こえたんだけど…