転移しました。
蒐集しました。
起動しました。
そして最終的にはやてちゃんが耐えきれずに管制人格さんが表に現れました。
《ジェイルさん!はやてちゃんが!?》
《落ち着きたまえ!多少後遺症(性癖的な意味で)が残るかも知れないが、まだ何とかなる!》
《本当か!?どうすればいい!?》
《まずは管制人格を説得してくれ!少しでも他の守護騎士が出るのを遅らせたい!》
説得なら、ヴィータちゃんなら多分大丈夫。
じゃあ私は守護騎士が現れた時を考えて警戒するの!
ヴィータちゃん、説得お願…
「また…ウッ…また、終わって、ヒグッ、しまったぁ…まともな主だったのにぃ…」
管制人格さんがマジ泣きしていました。
…ヴィータちゃん、説得と慰めるのお願い!
「ちょっ!?…わ、わかった!」
ヴィータちゃんが管制人格さんに近付いていって説得を始めました。
時折「もう嫌だぁ」とか「だって主がぁ」とか、「どうせ無理だもん」とか見た目に合わない子供みたいな喋り方の声が聞こえる。
…長い間変態に関わったせいで精神が不安定なのかなぁ?
暫くすると説得が済んだみたいで、ヴィータちゃん達が近付いてきた。
「すまない、見苦しい所を見せてしまったな」
キャラが…違う…?
いや、それはともかく。
はやてちゃんと守護騎士はどうなんでしょうか?
「主は…まだ完全には堕ちてません。ギリギリ持ちこたえてます」
「よかった…」
「じゃあ、アタシ以外のヴォルケンリッターは?」
「…すまない。もう止められない」
そう言った瞬間、管制人格さんの中から赤・緑・青の光が飛び出して来て、光が強くなりはじめた。
《ジェイルさん!どうしますか!?》
《時間を稼いでくれ!そろそろワクチンが働くはずだ!》
《了解だ!あとユーノとクロノは帰艦しろ!シャマルにヤられるぞ!!》
ヴィータちゃんからの忠告を受けたユーノ君とクロノ君はすぐ帰艦しました。
残る戦力は、私とヴィータちゃんとフェイトちゃんとアルフさん。
いざとなったらプレシアさんもいるけど、病気が完治してないからあまり無理はさせられないの。
…来た!
「あら、さっきまで可愛い子達が居たような気がしたんだけど」
「ふむ…俺好みの奴はいない様だな」
「ククク…今宵のレヴァンティンは血に飢えておるわ…」
さあ、決戦開始なの!!