ヴォルケンリッターとの戦いはかなりキツイものになりました。
特にシグナムさん。普通に殺傷設定なんです。
フェイトちゃんと私がシグナムさんの相手をしていますが、正直いっぱいいっぱいです。
フェイトちゃんにブーストがかかってるから、何とかなってる様なものなの…
「わおーーん!!」
「アイゼェェン!!」
「やる気が出んな…」
「私が男の子を探し終わったら貴方のも探してあげるわよ」
アルフさんもヴィータちゃんもザフィーラさんとシャマルさん相手に頑張ってますが、ザフィーラさんが余裕でシールドで全部防いでいてなかなか攻撃が通りません。
シャマルさんは振り子みたいなデバイスで何かをしています。
というか、何でこんなに強いの!?
「防衛プログラムとリンクしているからだ。ちなみに倒しても再生する」
なんて絶望的…早くワクチンが効き始めてくれないと危ないの!?
「…高町なのは、だったか?」
「はい、なんですか…?」
「ワクチンが効き始めた様だ。私は今から主を目覚めさせに行くから無防備になる。守護を頼みたい」
「ちょっと辛いですけど、わかりました。フェイトちゃん!サポートに回るから頑張って!」
「はい!なのは様!」
幸い私は砲撃型だから遠距離からでもフェイトちゃんのサポートが出来る。
でも、少し戦力が足りない。
シグナムさんにシューターを射ちながら何かしているシャマルさんを警戒していると、ゆらゆら動いていた振り子デバイスがピタッと止まりました。
「見 つ け た」
物凄く邪悪な笑みを浮かべながら、シャマルさんは目の前の空間に丸い鏡の様なものを作り出しました。
あれは…何か不味そう!でもシューターが間に合わない!
「ふふふ…捕まえ…ッ!?」
「悪い!少し遅れた!」
「チンクちゃん!?」
シャマルさんが鏡に手を入れようとした瞬間、空飛ぶボードの様な物に乗って現れたチンクちゃんが投げナイフでの不意打ちで妨害しました。
「すまないな、私は空を飛べないから準備が遅れた」
「大丈夫だ。助かる」
「これで、多少は楽になるかな…」
とりあえず、今はシャマルさんが一番危険なの。
ユーノ君達が大変な事にならないように妨害しないと!