正直もうユーノ君とクロノ君が退避する理由が無いので戻ってきてもらいました。
そして全員苦労しながら全力全開でヴォルケンリッターを押さえていると、漸くはやてちゃんが目覚めました。
同時に防衛プログラムのコアと思われる物が飛び出ました。
「シグナム!シャマル!ザフィーラ!送還!!」
はやてちゃんのその発言によりヴィータちゃん以外のヴォルケンリッターはみんな居なくなりました。
はあぁぁぁ…疲れたの…
みんなも疲労困憊だし…フェイトちゃんは下僕モードのブーストが切れたみたいで、今にも飛行魔法が切れそうです。
ごめんねフェイトちゃん、無理させちゃって。
帰ったら…うーんと…膝枕してあげるよ。
「みんなごめんなぁ。ちょっと壊れたけど、戻って来たで」
壊れ…いや、それはまぁ後にするの。
「えっと、後は…」
「防衛プログラム…夜天の書の病みを作戦通りに倒して、コアをアルカンシェルで消滅させるだけや。やるで、リイン!」
「はい!」
「「ユニゾン・イン!」」
はやてちゃんと管制人格…リイン?さんが合体すると、強い光と共にはやてちゃんの姿が変わった。
「さて、漸く私にも出番が来たわね」
まだ病気で長時間戦えないプレシアさんも合流。
これで、後は防衛プログラムを倒すだけだね。
《みんな準備したまえ。そろそろ姿を現すよ》
ジェイルさんからの念話を受けてみんなが再び戦闘準備を済ませる。
そして準備も終わり、全員でコアが飛び出して行った方向にある暗い障壁の様なものを見据える。
そして、姿を現した防衛プログラム…夜天の書の病みの姿は。
なんか凄くニュルニュルしてそうな多数の触手と、どう見ても男の人の下半身のアレが巨大化しただけの様な形の2本の触手。
胴体部分は女の人の下半身のアレの様な形をしていて、その上辺りに顔の様なもの。
何というか…こう、見るからにエロの為に産まれた変態モンスターだった。
「見たくない…見たくないよ…」
「我慢よ…あれは倒さなきゃならないのだから」
「でも、きっついわぁ…」
「変態ばかり蒐集したせいなのだろうか…」
もしそうだったなら、魔力だけの蒐集にした方が良かったかもしれないよぅ。
《と、ともかく作戦開始だ!頑張ってくれたまえ!》
「「「「「「「「了解!」」」」」」」」
さぁ、最終決戦なの!!