12歳の春、監理局で働く事にした私達は早速みんなでミッドに移住。
評議会さん達と話し合った結果、ミッドに慣れるために監理局で働くのは夏からになりました。
え?地球にいる私の家族?
残念ながら私の戸籍は八神なのはなので、家族ははやてちゃんとヴィータちゃん、リインさんくらいですよ。
あ、でもフェイトちゃんやプレシアさんも家族のつもりですけど。
「監理局最高評議会特別暗部部隊部隊長のカルタスだ。よろしく頼む」
みんなで隊舎に挨拶に来ると、部隊長さんが迎えてくれました。
まさか一番偉い人が直接迎えてくれるなんて思ってなかったので驚いたのですが…
「実は…去年に大半の部隊員が発症してな。人手が足りないんだ」
そんな悲しい理由がありました。
早く仕事を覚えて頑張ろうと思います。
夏に仕事が始まり、とりあえず私とフェイトちゃんとはやてちゃんは、まだ子供だということで事務の仕事からになりました。
とはいっても、私達の戦力は資料を見たカルタスさん曰く「ありえん」らしいので、たまに出動要請がかかるかもしれないらしいです。
ちなみにヴィータちゃんとリインさんは歴戦の戦士という事で、副隊長待遇で暗部武装隊へ。
プレシアさんはデバイス等の機器管理の役職に就きました。
ちなみに暗部といっても後ろ暗い仕事ばかりではないらしいです。
「ではない、やから多少はあるんやろな。後ろ暗い仕事…」
「まぁ、仕方無いとは思うよ」
こんな世界だからね。
ところで事務仕事も大変です。
フェイトちゃんとはやてちゃんはこういった仕事が得意みたいなのですが、私はちょっと苦手かも…
もしかしたら私は武装隊向きなのかもしれません。
…いや、戦いが好きとか、そんなわけじゃないからね?
しかしそんな内心の考えが看破されたのか、勤務から僅か1ヶ月後に武装隊に体験の形で入隊する事になりました。
部隊名はクラッシュ隊で、隊長は早くも出世したヴィータちゃんでした。
「違うぞなのは…元隊長が発症しただけだ…」
部隊員みんなが暗くなりました。
えーと…ご、ごめんなさい…
と、とりあえず、頑張るの!
ヴィータちゃん…いや、ヴィータ隊長!よろしくお願いします!