武装隊での日々はとても大変です。
普段は訓練をしながら出動に備えるのですが、最低でも1日1回は出動する事になります。
出動する理由は主に性犯罪絡みの事件の解決。
監理局法に性犯罪を取り締まるの法律があった事に驚いたのは秘密です。
そして今日は私の初出動の日。
少し緊張していたらヴィータちゃんが、
「なのはなら犯人に命令するだけで解決できるかもな」
とか言ってきました。
嫌だよそんな支配者みたいな特技…
現場のライブハウスに到着。
どうやらここで、ヤバい薬を使った大人数プレイをしているそうです。
「ヴィータ隊長、どうしますか?」
作戦中なのできちんとヴィータちゃんを隊長と呼びます。
TPOはきちんと考えなきゃね。
「ああ、特別な事の無い事件だから、突入して問答無用で非殺傷魔法で気絶させるだけだ」
あ、そうなんだ。
想像ではもっと大変な事になると思ってたけど、違うんだね。
ほら、途中入隊の新人が初任務とか、変なフラグが立ちそうだし。
「そうそう異常事態になんかなってたまるか」
うん、それもそうだね。
でもねヴィータちゃん…
ドガァァァン!!
『隊長!!ライブハウスで爆発魔法の発生を確認しました!!』
『解析中…不味い!!ベルカ式テロ集団の一味です!!』
「…さっきのヴィータちゃんの発言もフラグなんだよ」
「…すまねぇ」
と、とりあえずどうしよう?
「『クラッシュ隊!ライブハウスを取り囲め!中から出てきた近代ベルカ式を全員捕らえろ!古代ベルカ式はあたしとなのはが対処する!』…初任務が死の危険もある事件になっちまったが、大丈夫か?」
「大丈夫だよ。これでもジュエルシード事件と夜天の書事件で戦ってきたんだから」
「そうだったな。…いくぞ、なのは!」
「了解!」
特別暗部武装隊八神なのは、行きます!!