次々と出てくる近代ベルカ式のテロリストを武装隊の仲間達がどんどん打ち倒していく。
私とヴィータちゃんも古代ベルカ式を探して警戒しながら、誘導弾でみんなをサポートしています。
「…なのは、気をつけろ」
「ヴィータ隊長?」
「昔似たタイプと戦った事がある。油断したら爆発の餌食になるぞ」
ヴィータちゃんの言葉に気を引き締め直して警戒を強める。
近代ベルカ式はもう殆ど捕らえられたみたいだけど…ッ!?
「不味い!?アクセルシューター!!」
「どうした!?」
「あそこ!近代ベルカに擬態して捕まったふりをしてる!」
「なっ!?チィッ!」
なんとか咄嗟に放ったアクセルシューターで魔法が発動するのを邪魔出来た。
ヴィータちゃんがすぐに向かって応戦してるけど、槍と小規模爆発魔法でなかなか接近出来ないみたい。
でも…間に合わなかったら、武装隊の仲間が、殺されてたかもしれない。
流石に…少し怖くなってきた。
「なのは!?」
あっ、と気がついたら、目の前に今にも破裂しそうな魔力球。
不味い…間に合わな…
「はぁぁぁぁ!!」
破裂する瞬間、叫び声が聞こえたと思ったら私の前にプロテクションが張られた。
直後に爆発したけど、プロテクションのおかげで何とか無事だった。
助かったけど、一体誰が…ん?狼?
「大丈夫かい?」
「え、アルフさん!?なんでここに!?」
「フェイトにね、なのはに危機が迫ってるから助けに行ってって言われたんだ」
何でわかるの!?
いや、それはともかく。
「ありがとうアルフさん」
「いいよ。後でフェイトにご褒美をあげてくれれば」
うん、今回は命を助けられちゃったからね。
『なのは大丈夫か!?』
『ごめんなさい!大丈夫です!』
『そうか…戦闘中に意識を逸らすな!帰ったら反省文だ!』
うっ…ま、まぁ仕方がないよね…私が悪いんだし。
その後、八つ当たりの様にテロのリーダーらしき古代ベルカ式の魔導師にディバインバスターをぶちかまして捕縛しました。
うぅ、帰ったら反省文かぁ…