私となのはちゃんとフェイトちゃんの3人で旅行へ来ていたんやけど、空港の火災事故に遭遇してしまった。
流石に無視するわけにはいかへんし、私は指揮を取って、なのはちゃんとフェイトちゃんは救出に行ってもらうことに。
せやけど、本当になのはちゃんは事件に巻き込まれやすいなぁ。
流石に名探偵並みとまではいかんけど、名探偵のクラスメイトと同じくらいには遭遇してるんやないか?
いや…むしろ主人公補正な感じもするなぁ。
さておき、指示を出さないかんのやけど…
ちゃんと指示に従ってくれたのが3割、指示に従ってはいるけど同時に何かしらしているのが4割。
…そして残りの3割の魔導師は、火事に便乗して放火してたり全裸で炎に突っ込んだりと全く指示を聞いていない。
あーもう、こうなったら!
「コラそこのアホ共!!」
「「「「!?」」」」
「さっさと指示通りに動かんか!?氷漬けにしたるで!?」
「「「「り、了解!!」」」」
…はぁ、何とかなったなぁ。
流石になのはちゃん程じゃないけど、私にも王気(オーラ)があるってフェイトちゃんが言うとったからなぁ。
実際捜査に行ったときもたまに似たような事しとるしな。
夜天の王なめたらアカンで。
暫くすると地上の部隊がようやく駆けつけてきた。
とりあえず指揮権をそっちの部隊のトップに移そうとしたんやけど…
「むぁういますあっは」
「まずはそのタバコを全部口から離して下さい」
部隊のトップの人はゲンヤ・ナカジマさん。
非魔導師ながら指揮に関してはかなりのものやと聞いたことある人。
そんなちょっとした有名人が、タバコを20本くらい加えながら走ってきた。
煙が多すぎてもはや顔がわからんがな。
「ぷはっ…助かった。あんたらが居なかったら救助が間に合わなかったかもしれない」
「いえ、うちらはたまたま近くにいただけです」
「それで…も…うぅ…はっあ…タバコ…タバコがぁ…」
どうやらニコチン中毒みたいやな…いや何か違う気がしないでも無いけど。
まあええ、とりあえず私も救助に回ろか。
リインが居なくてユニゾン出来んから、大した事は出来へんけどな。