大火災に見舞われた空港内の被害者の救出も終わり、タバコを吸いすぎな地上部隊のトップの人に挨拶をしてからホテルに帰りました。
折角の休日だったのに、疲れてへとへとだよぉ…
「なのはちゃん、フェイトちゃん。聞いてほしい事があるんや」
「はやてちゃん?」
「何?聞いてほしい事って」
大きいベッドで私の胸を枕にして寝転んでたはやてちゃんが真剣な顔で起き上がったので、私とフェイトちゃんもそれぞれ起き上がった。
「今回の事故で、3割の局員はまともに対応しとったやろ?」
「そうだね。バリアジャケットとかデバイスが変だったり、わけのわからない動きをしてた人もいたけど…」
「うん。概ね救助や消化はきちんとしてた」
男の人のアレみたいなデバイスから白い凍結系魔法を使ってたのを見た時は引いたけど、仕事はきちんとしてたね。
「私はな、まだ他の部隊にいる比較的まともな局員を集めて、暗部以外にもまともな部隊を作りたいんよ」
はやてちゃんの考えていた内容に、流石にとても驚いた。
比較的まともとはいえ、一歩間違えばすぐダメになる人達を完璧に教育して、部隊を運営するって事だよね?
相当大変そうだけど…
「うん、成功したら最高の監理局改革になるね」
「せやろ?…私は近いうちに草案を纏めてカルタス部隊長と最高評議会に提案するつもりなんや」
「つまり…」
「私となのはにも、手伝って欲しいわけだね」
「そういうことや」
そこまで話すと、はやてちゃんが頭を下げてきた。
「お願いや。相当大変やし、失敗したらどうなるかわからへんけど、手伝って下さい!」
…全く、はやてちゃんったら。
「当然手伝うよ。大事な友達で、仲間だもん」
「そうだよはやて。一緒に頑張ろう?」
「…っ、ありがとう2人とも!」
さて、これから忙しくなりそうだね。
ま、とりあえずこの事はさておいて、まだ残ってる連休をしっかり満喫しなくちゃね。
これから休みがまともに取れるかわかんないし。
「じゃ、みんなで温泉入ろ!」
「せやな!」
「どんな温泉か楽しみだね」
ちなみに温泉にはおち○ぽミルク風呂がありました。
絶対入らないからね。