「とうとう後半年やな…」
「そうだね…」
「大変だったよね…」
とうとうはやてちゃんの夢だった部隊、通称機動六課の始動まで半年になりました。
今まで準備とか根回しとか人員探しとかで殆ど休みが無くて、半年前の現在になってようやく一息つけるくらいになりました。
「新人は…まあ凄いメンバーやな」
「戦闘機人のスバルと、ランスター家のティアナかぁ…なのはと縁がある2人だね」
「実績とかはそれなりみたいだけど、大丈夫かなぁ…?」
一応情報を貰ったりしてるから殆ど知ってはいるんだけど、性格とかは実際会わなきゃわからないからなぁ。
特にティアナが気になるよ。
だってあのティーダ・ランスターさんの妹だし…何か危険な感じがする。
まぁ、Bランク試験を見て最終判断をする事になってるから、まだ六課に来るとは決まってないんだけどね。
「でもフェイトちゃん、エリオとキャロを六課に入れて良かったの?」
「うん、本当は危ない事はして欲しくなかったんだけど…」
困ったような顔で笑うフェイトちゃん。
何かあったのかな?
「エリオはご主人様が見つからなくて元気が無いから、六課に入れば探すのにも楽かもしれないし」
「あぁ…そういえば同じPPMやったな」
まだ見つかって無かったんだ。
あれ?じゃあ、キャロは?
「キャロは…今は自然保護隊にいるんだけど、私に恩を返したいから手伝うって」
「普通に良い子な発言やな…」
「でも元指名手配犯なんだよね…」
本当にどんな子なのかな、キャロは。
写真を見た限りでは小さくて可愛らしい女の子なんだけどなぁ。
確かに覇気みたいなものを感じたけども。
「他の新規メンバーも一癖も二癖もある人ばかりやからなぁ」
「なんとか私達と暗部部隊のみんなで、上手く方向修正しなくちゃね」
「頑張ろうね、皆で」
さて、準備期間のあと半年間、頑張らなきゃね。