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No.6957の一覧
[0] りりかるぱぱんsts(一応完結)ゲリラ攻撃中)[黒雪](2009/07/30 02:25)
[1] にかいめ[黒雪](2009/02/28 17:58)
[2] さんかいめ[黒雪](2009/04/17 21:42)
[3] よんかいめ[黒雪](2009/04/17 21:46)
[4] ごかいめ[黒雪](2009/02/28 18:00)
[5] ろっかいめ[黒雪](2009/02/28 18:01)
[6] ななかいめ[黒雪](2009/02/28 18:02)
[7] はっかいめ[黒雪](2009/02/28 18:03)
[8] きゅうかいめ[黒雪](2009/04/17 21:52)
[9] じゅっかいめ[黒雪](2009/04/17 21:58)
[10] じゅういっかいめ[黒雪](2009/02/28 18:05)
[11] じゅうにかいめ[黒雪](2009/02/28 18:06)
[12] じゅうさんかいめ[黒雪](2009/04/17 22:04)
[13] じゅうよんかいめ[黒雪](2009/04/09 10:57)
[14] じゅうごかいめ[黒雪](2009/04/17 22:05)
[15] じゅうろっかいめ[黒雪](2009/04/17 22:07)
[16] じゅうななかいめ[黒雪](2009/04/17 22:09)
[17] じゅうはっかいめ[黒雪](2009/03/03 20:26)
[18] じゅうきゅうかいめ[黒雪](2009/02/28 18:10)
[19] にじゅっかいめ[黒雪](2009/04/17 22:22)
[20] にじゅういっかいめ[黒雪](2009/03/03 20:22)
[21] にじゅうにかいめ[黒雪](2009/03/03 20:15)
[22] にじゅうさんかいめ[黒雪](2009/03/03 20:23)
[23] にじゅうよんかいめ[黒雪](2009/02/28 18:15)
[24] にじゅうごかいめ[黒雪](2009/02/28 18:15)
[25] にじゅうろっかいめ[黒雪](2009/02/28 18:16)
[26] にじゅうななかいめ[黒雪](2009/02/28 18:16)
[27] にじゅうはっかいめ[黒雪](2009/02/28 18:17)
[28] にじゅうきゅうかいめ[黒雪](2009/02/28 18:18)
[29] さんじゅっかいめ[黒雪](2009/02/28 18:19)
[30] さんじゅういっかいめ[黒雪](2009/03/01 19:46)
[31] さんじゅうにかいめ[黒雪](2009/03/02 01:22)
[32] さんじゅうさんかいめ[黒雪](2009/03/03 20:12)
[33] さんじゅうよんかいめ[黒雪](2009/03/04 18:19)
[34] さんじゅうごかいめ[黒雪](2009/03/04 21:03)
[35] さんじゅうろっかいめ(最終戦)[黒雪](2009/03/05 02:53)
[36] さんじゅうななかいめ(改[黒雪](2009/03/06 01:24)
[37] さんじゅうはっかいめ(最終話)ここよりIFへ…[黒雪](2009/03/06 19:57)
[38] 本編よんでからの登場人物紹介(駄目じゃん)[黒雪](2009/03/26 20:42)
[39] 旦那と過去の憂鬱[黒雪](2009/03/07 00:24)
[40] 旦那?と一般人?の憂鬱[黒雪](2009/03/07 22:14)
[41] 旦那と娘?の憂鬱[黒雪](2009/03/09 18:14)
[42] 旦那と少女?の憂鬱[黒雪](2009/03/10 21:16)
[43] 父と平行世界の憂鬱(超外伝)[黒雪](2009/03/12 19:18)
[44] 旦那と勇者王!の憂鬱[黒雪](2009/03/12 19:20)
[45] 旦那ぁ?と補佐官の憂鬱[黒雪](2009/03/14 22:24)
[46] 旦那と平行世界の憂鬱(超外伝大吟醸)[黒雪](2009/03/16 19:36)
[47] 父と元恋人の憂鬱[黒雪](2009/03/18 17:59)
[48] 旦那と侍の憂鬱[黒雪](2009/03/30 01:14)
[49] 旦那と平行世界の憂鬱(超外伝大吟醸ダッシュ)[黒雪](2009/04/09 10:59)
[50] 父と補佐官の幻影[黒雪](2009/04/28 01:02)
[51] 父と数の子との遭遇[黒雪](2009/05/14 18:52)
[52] 父と数の子との遭遇(セカンドインパクト)[黒雪](2009/07/30 01:59)
[53] 父と数の子との遭遇(サードストライク)[黒雪](2009/12/12 00:15)
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[6957] にじゅっかいめ
Name: 黒雪◆3da6ab01 ID:1fed4932 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/04/17 22:22
「父さん…私初めてだよ…それなのに…」

「おまえだって仮にも二児の母なんだし、経験くらいしとけ、これがその時だ」

「でも…私無理だよ…それに始めてがこんな機械で…」

「覚悟はしている、失敗しても気にするな」

「でも…」

「確かに古い機械だし、ウィンウィン五月蝿いが。それなりに信頼性はある」

「でも…せめてお父さんの…私の大好きな…」

「俺はやると言ったら、やる。判ってるだろ?ほら、汚れないようにマットの上でやるぞ」

「うう…ひどいよ…私への罰だって言っても…」

「罰は罰だ俺は緩めん」

「…それに皆の前でなんか…私何度も言うけど初めてだよ?恥ずかしいよ…」

「気にするな、あれだ、気分の持ちようだよ。むしろ見せ付けるつもりで」

「フェイトちゃん…がんばって!ちゃんと見てるから」

「それにおまえだって憧れてたろ?」

「それは…お父さんに優しくしてもらうのが夢だったの!それが…」

「いっとくけど、血が出ようがどうしようが止めないからな」

「うう…酷いよ父さん!」










――――父と後編の憂鬱――――


















「うへえ…昨日は恥ずかしかった…」

人生でもベスト5に入る恥ずかしさかも…死ねる…

しょうがなくとはいえ、あんなこととかしたくなかったのに…ああ…!穴があったら入りたい…!










「どうした?もう上司でもないから話もしたくないか?」

「ち…違います!」

「ならとっとと話せ」

「う…!その、なのは隊長!」

「申し訳…ありませんでした…」

一番早く謝ったのは、やっぱり切り替えの早いスバルだった

「私も…申し訳ありませんでした、隊長たちの気持ちも考えず先走って…」

「いいのよ…山本さんも本心から言ってるわけじゃないし」

…本心なんだがなあ…いい機会だからエリキャロにはマジで学校行かせようかと思ってたし…

「フェイトさん…フェイト隊長…ぼくらは…」

「ん、いいの…私たちがしっかりと教えてなかったのが悪いんだから、エリオのせいじゃない」

「…ヴェイトザン…」

「キャロもよ?ほら泣かないで?」

「そうだ、ヤマモトもお前らが大切だから叱ったのだ。それは覚えておけ」

「…シグナム隊長…申し訳ありません…思い出したくない出来事まで…」

「私が必要だから見せただけだ、気にするな」

「そうだぜ、教導してるわたしらに責任があるんだ、気にすんじゃねーよ」

「…すいません…」

まあ…いいけどね?こういう場面にも慣れてない面々だし、テンプレな慰め方でね?

…ってか、ヴィータくらいか?いやまあ、簡単に説明したけどさ…こうなったのはどうしてかって分かってねえか?まだ




「…とりあえず、夜も遅いし。辞表もかかないってんならそろそろ帰れ」

言ったよな?体調管理も仕事だ、と

泣いたり、感情が爆発すると思ったより体力使ってたりするんだ、いいからいうこと聞いて今日はじっくり寝て。明日から始めろ?と易しく言ってやると何とか納得したのか。はい、と新人の皆はしぶしぶながら帰っていった





「まあ…少々は分かってくれると良いんだけど…無理か、経験すくねえしな」

「大丈夫だよ、きっと。皆いい子だから…」







……



………



「その良い子をこんだけ追い込んでおいてその言い方はなんだぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「は!ひゃい!」

「お、おい、なのはも落ち込んでいるんだぞ?そんな言い方もねえだろ?」

「ああ?ヴィータ。お前何言ってやがる、これはな?『教導している』俺とお前らの責任だろうが!」

「そ、そりゃあ…」

「手前で言っといてそれか?なあ、俺はフェイトに伝言頼んだよな?『もう一度考えろ』って!考えたのか?あ?」

「ヤマモト、そうは言うが。なのははよくやっていたと思うぞ、確かに足りなかった部分もあるだろうが…」

あ?シグナム、お前

「それで、気が付けなかったスバルやティアナが悪いってか?ああ、それでいいんならな」

そう、そう上が思うのなら

「出動の時、何で殴っただけにした?あんとき『除隊しろ』とちゃんと言え、いやそれが正しいんだ」

「そ…それは…いいすぎだろう」

「中隊長の資格持ってんだろ?部隊の、教導を任せてるなのはに合わなかったら異動かなんか対処する、そうしてたら逆に俺は怒らなかったんだよ!」

…ああ、くそ!やっぱりわかってねえじゃねえか

「あのな?前提を決めようぜ?『なのはは良くやってて正しい』いいな?これで。なら悪いのはティアナだよな?しかも出動前っていう時に絡んでくる致命的な事したんだ」

なあ、ちゃんと機動六課って分かってるか?犯罪者止めるのが仕事だぞ?それで出動に時間かかるって致命的じゃないか?

「お前ら全員そう思ってるんだろ?なら会社でいえば役員クラスだぞ?おまえら。殴るんじゃなくてちゃんと懲罰与えてくれよ?とりあえず殴って黙らせてから立ち直るの待つつもりか?」

ここは仲良しクラブじゃねえんだよ!

「お前らは上なんだ、お前らがお前らで進むんだったらちゃんと分かって覚悟して!処断しろよ!はったおすぞ!」

例えば会社にでいうならお前ら重役クラスだろ。入ったばっかの平社員が、使えないって思ったらどうすんだよ?いやまあ…最悪の『除隊』を持ち出したのは俺もどうかと思うが!それでもちゃんとその時にリアクションしろよ!

せめて『後で厳罰を決める、謹慎していろ』程度は言えよ!その場で思いつかなかったならな!

それをなんだ?なのはが正しいのは分かっている?でも新人たちもかわいいからなぁなぁでいいじゃん、とりあえず怒っとくだけ怒っとく?ぬるま湯最高?

荒事で飯食ってて、挙句に命かかったりするとこだぞ?普通の会社なんかよりシビアだろ?

「ほんっとにここ、遊び場にするならそう言ってくれ、悪いが俺は抜けさせてもらう。遊んで金貰う程人生舐めてねえし、俺の感性が腐る」

そんなとこに居てみろ。誰だって遊んで金欲しいよ、どれだけだって落ちていくってーの。

落ちるのは早いぞー?そんで元に戻るのは死ぬほどきついぞー?ぶっちゃけ戻れないから町のチンピラは消えないんだぞー?詐欺師とかに成るのはそんな楽覚えたやつらばっかりだぞー?

「なあシグナム、ヴィータ、なのは。そんな感じで行きたいのか?」

「いや…そういう意味でいってるんじゃねえよ…」

「ヴィータ、俺は心なんかわからん、だから見たこと聞いたことでしか判断できねぇ、で。シグナムの言葉聞いてそう思っておかしいか?」

「おかしくはねぇ、でもお前はシグナムの事だってわかってるだろ?」

「ああ、ただの誤解だったようだがな?いっとくけどヴィータ、その弁解ってな『分かってくれよ』って何も言わんで黙って説教食らってる子供の理屈だ、はっきり言え」

ヴィータの嫌いな子供扱いだ、こちとら怒ってるんだっつーんだ

「…ッ!」

「言いたいなら、ちゃんとあいつらに言うべきだった。こうなる前に、処断して懲罰与えてれば俺はこんな風に言わなかった」

シンプルに言うならばそれだけの事なのだ。きちんと大人の対処をしていれば、あいつらだって成長出来るし、無理と判断したなら対処しろ

人が集まって仕事してるなら、そこにはそこなりのルールがある。それをお前が教えればいいんだ、お前らは教えてやる立場だろ?あいつらまだまだひよっ子なんだぞ?

「…それを…もういい、上司としての立場考えろって事がいいたいだけだ。これ以上は愚痴だ、それで教導してたなのは」

「…はい」

「怯えるなよ、言っとくが、お前の教導自体は悪くない」

「…え?」

だってそうだろ?シューティングアーツだって、完成はしてないらしいけど、それを教えるなんて無理だろ?なのはは砲撃特化だぞ?

ティアナだって砲撃じゃなくて射撃っぽいし、この事件起こした模擬戦見た感じ射撃だろ?てかお前が教えれるのはそんなに無いだろ?

連携だってあいつらどんだけバディ組んでるんだ?ほぼ息の合わせ方は完璧だろ?あとは戦術と基礎だけだろ?

体調崩したのだって、あいつらの自主訓練だろ?

これ以上は、体育教師に数学教えてくれって言うようなもんだろ?そりゃあ基礎に寄りすぎかもしれんし、体調に気が付かなかったのは駄目だが、あいつら隠してるし、スバルは体力馬鹿だし。満点ではないが、こんなもんだろ?

人間、何でもできるわけじゃない。上出来じゃないか?

俺なんか大学とかでひどい先生とかにも当たってるし。教えてもらおうとしたらとりあえず鼻で笑われてから会話だったぞ?そう考えればかなり理想的な先生じゃねえか?少なくても最初だけ教導の俺よかよっぽどいい

「な?別に方針はおかしくないんだよ」

「あ…ええっと…」

「まあ、お前も上司としては駄目だが、ティアナを外す時ちゃんと『指示を聞かないと危なくて使えない、謹慎でもしてなさい』と誤解を恐れずお前がきちんと言うべきだし、やっぱり処罰しなきゃな」

正直、空戦だから要らなかっただけだけど、それも説明はするべきだとは思うが

「…俺だって何だかんだ言ってお前らと付き合い長い、だからティアナよりお前のほうを擁護してしまうが」

「はい…」

「だからなんだけど…次回からは、もっと座学で心得を教え込め。特にあの年頃は強くなりたい!って願望が強いし、教導まじめなヤツは間違いなくその傾向が強いのは分かるだろ?」

お前だって似たようなモンだったんだぞ?と頭をくしゃりと撫でてやると、ちょっと目じりに涙ためていた

ああ…昔はこれ位で泣いてたもんだが、成長したもんだなぁ

「…シグナム、ヴィータも、ちゃんと大人に成ってくれよ?怒りたいから怒った、じゃもういけない立場なんだから。それくらいは弁えてくれ」

「…そうだな、今までは主やヴォルケンリッターだけだったが、これからはそうもいかないのだな」

「ああ、お前も航空部隊にいたなら分かるだろ?あっちには大人ばっかりだったかもしれんが」

どっちにせよ完成した部隊にはいったらしいしな

「…すまんな、どうもカッとなったらその場で動く性質でな…もう少し配慮しよう」

「すまねぇ…なのはの教導見てて、なのはばっかり気にしてた」

「ヴィータ、俺だってスターズをまともに見てなかった、変わらんよ。ただ流石に社会人、てか何度も言うが、仕事する上でのルールは知ってるか教えてると思い込んでた俺も悪い」

「だけど…おまえらより長く経験してる分、気が付く時も有ったはずなんだ」

「まあ、騎士ってのはぶっちゃけ兵器扱いだからな、上司とかの適正はある意味別だしな」

下手に戦力になる分、周りもそのへんは考慮してたんだろ。てか、組織の上ってのはそういうの敏感だし

てか、仕事うまいやつより立ち回りとか要領いいやつが上に上がるもんだしなぁ

…ここの上は下っ端変えるの上等!な方針だしなぁ…言わないけど、それはそれで悪くないんだし。良くも悪くも組織ってのはそういうもんだ




「で、フェイト・テスタロッサ」




「…はい」

ビクッと身を縮ませていた彼女は、それでもなんとか返事をした

うんよし、分かっているな?お前へ言いたいことは

「前に言ったよな?俺」

「…はい」

「うん、んじゃあ今日からお前はただのフェイト・テスタロッサだ、前に誘われてたリンディさんとこ行ってハラオウンにでもなれ」

今日から親子じゃない、と簡単に俺は告げた







「「「…えーーーー!!!」」」








「ま、待ってよ!山本さん!それは酷いよ!」

「そ、そうだぜ!フェイトはお前にどんだけ…」

「それに我等には特にお咎めなしでテスタロッサだけにそれは!」

「黙れ、そういうのとは違うんだ。これはエリオとキャロを保護した時に決めたことだ」

「…うん、決めてたことなの、お…ヤマモトさんと」

「フェイト…おめぇヤマモトって…」

「…決めてたの、あの二人を保護するの、反対されてた。でも…私は引き取った」

「犬猫じゃないんだからな、ひょいひょい拾うもんじゃないってな」

それに、フェイトは自立してる方じゃない。向いていないと思ってた

「…うん、だから交換条件を出された」

それでもフェイトが思ったより頑固だったし、エリオのときなんか決めてから話しやがったし

「ああ、『その子供が間違ってたら、絶対に怒ること』って…」

「…それは…」

「でも、私、エリオも、キャロにも…叱れ、なかった…今回」

「…」

「…でも、一度くらい…」

「桃子さんなら、叱ってた。士郎さんでもだ。そうだろ?なのは」

少なくとも、俺が怒ったとき、不機嫌な時、それに気が付いて先に怒ろうとするもんだ

「…」

「親ってのはさ、叱れないと駄目だろ?嫌われようとどうしようと。やっぱり其れなりに」

子供が大きくなって、それで友達みたいになるとかはいい。いや、最初から友達付き合いでもいいや

でもさ

「やっぱり叱ってやるってのは、親が一番の義務だろ?」

それが出来ないなら、保護するべきじゃない。それが俺の持論だ

…叱ってくれる親を覚えてない。俺の幻想かもしれないけどな?

つっか、もう俺なんか親でなくていいだろ?

リンディさんの方が向いてるんじゃないか?

だろ?シグナムもヴィータもなのはもそう思うだろ?





「だが、それはお前が親であることを放棄してしまうということだろ?」

シグナム





「それでも…フェイトにはお前が必要だろ?」

ヴィータ





「…もう、止めて。フェイトちゃんは反省してるの」

なのは






「…ぶっちゃけ、親って疲れるんだよ、もういいころだと思うんだが」

「嘘付け、楽しそうにフェイトの休日に合わせて休みとってたじゃねーか」

「…そういうこと言わないように、てかいいだろ、そんくらい子煩悩だったんだ」

「…まあまて、ヤマモト、ここは一つ、フェイトには他の罰で今回は償わせるということで」

「いいや、決めていたことだ」












…なんていうか、フェイトもそろそろ大人だし、ちょっと早いかなー?とは思うけど、荒治療だとは思うけど、親離れはしなきゃいけないと思ってたんだよ

…てか、いい機会だと思ったんだよ…フェイトだっていい男を見つけて。本当のお母さんってのをしてもいいと思うし

まあ…名残惜しいってのは思うし、もっといい方法があるとは思う。だけど俺にはこれくらいが精一杯なんだよ

勿論これからも親子じゃなくてもサポートはする気だし、ちょっと前提が変わるくらいでいいと思う

職場も今は同じだし、元の。とはいかないけど。それでもそれなりの仲に戻って、それぞれの新しい生活を作る。それがベター

もう、いい加減、俺の呪縛から抜けて良いだろ?

そう思っていたら








「だが、お前も過ちを犯している、そうだろ?」

「は?」








え?いやシグシグ?何そのにやりとした笑い、あんだけ俺に言われても反撃のチャンスを探っていたとか…?

「お前がまず、エリオとキャロを教導しているフェイトに叱っていない、そうだろう?」

「はっ!そりゃそうだ、お前も親だもんな?気が付かなかったって言うのは無しだぜ?」

「ヴィータ、そう言ってやるな、これだけ我等を叱責したのだ、無論言いはすまい?ああ、勿論約束してないとかいうなよ?お前も親だろ?」

…いや、そう言われてもな?フェイトにもいいかと…

「…グス。…ほら、フェイトちゃん…山本さんも言ってたでしょ?ちゃんと言わなきゃ…分からないって…」

あのな?別に今生の別れってつもりじゃないし。てかガチの噂でる娘が不憫でな?男の一人でもって思ってだな?

「おどグざぁァぁン!」

…毒って…そして血がつながって無くてもお前はキャロの母親だ…なんていうか…そっくりだ…

…くそう、シリアスに終わりたかったっていうのに…







「…ああこんちくしょう!分かったよ!変えりゃあいいんだろ!変えりゃあ!くっそう人が我慢して色々考えてるっていうのにだな!」

ああ…本当にまいる…フェイトの為だって言うのに…ああもう泣くなフェイト、一張羅のジャケットがべとべとだぞ!ああもうほら、ハンカチ…ああもう鼻かんでいいから!いいって!

てか何この包囲網、なのはですらじんわりと無意識かどうかしらんが範囲狭めて来てる…ッ!






…というわけで、本来の目的を俺は達成出来なかったわけですがー

…しまらねぇ…

…まあ、それは兎も角。俺、子供にでかい顔して『ルール守れ』つっちゃったわけで

俺も守らにゃいかんわけですよ、ええ…

それでまあ、冒頭に戻るわけですがー











「ぶわっはっはっははははははははげほげほげふぉ…ガ…ゲ…」

「おい、窒息しそうなほど笑うなよ…」

「無…理…ひ…げふ!ヒィ!」

「会話しろよ、こうして上官侮辱罪で部隊長室に出頭してんだし」

「……ケフ」

「…顔が真っ赤だぞ…ちょ!ヴォルケンズ!主の命がライブでピンチだ!息してねぇ!」










…まあ、丸一日がかりで出張してたはやてが帰ってくると、俺丸坊主でした

で。現在爆笑中…どんな上司だよ…

フェイトが好きだと言ってた俺の肩まであった髪をばっさり角刈りくらいまで反省を込めて切るのを罰にした

本人初めてなので怯えてたが…エリオやキャロの親なんだし、それくらい経験あると思ってたんだが…ミッドではしないのか?俺の偏見なのか?

てか、バリカン初めて見るって…ああ、美容院ってか、あの髪の長さだとハサミなのか?

でもフェイトはやってみたいって言っていたから、もう子供にしたと思ってたが良く聞くと

『お父さんにお天気な日に庭で、髪をゆっくりとチョキチョキしてもらうのが夢だった』そうだ

…あんな長髪、どうしていいかわからねえよ!

ちなみにあれの次の日の朝にはやて以外の前で、後片付け楽なようにマットひいてやりました

髪の毛巻き込んで血くらい出るもんだと思ってたら、最近のは性能良いらしくてそうでもなかった

角刈りはフェイトと俺と、皆との妥協案だ、俺は五厘くらいにばっさりが希望だったんだが…

丸坊主が反省とか古いと言うヤツ、思いつくのが特になかったんだ…俺もまともに学校とかいってないしなぁ…




「…ゲフ…ああ、とりあえずの顛末は通信で聞いとった…で、部隊長のわたしになにせぇと…あ、顔ちかづけんといてな?…ぷ」

「…顔背けるなよ…いいけど…まあ、処罰を、とな」


ほら、水のめ、水。今、普通にすごいことにになってたぞ?お前の顔


「ふぅ…ああ大分慣れたわ…まあおとがめなしでいいんちゃう?誰も被害受けてないし」

「だからそれがまずいんだって…お前だってこのままの部隊で最後までいければベストだろ?懲罰ってのをちゃんと見せないと幼年組はわかりにくいしさぁ」

「んー…それはそうやけど…カリムの人間借りるのも予備の策であることは確かやし、皆良ぇ子やしな」

才能もカリムのとこがどうだか知らんが、かなりだしな、そうやねぇ、等といいつつ、はやてがやる気ないんで、まあ

「規律に合わせると結構重かったりするんだけどなぁ…」

一応、ガチ戦闘する武装部隊だし、規律はあるんだよ?…守られること少ないけど、現場では特に

「それやと他の人間が納得せんやろ?…まぁ謹慎3日くらいでどうや?」

「短っ!せめて一週間だろ?!」

「まけれまへんなぁ四日でどないでっしゃろ?」

上司上司!なんでエセ大阪弁?!

「いや一週間は最低だって!規約にもあるし!」

「そこをまけて、あんさんもなかなかやな?ほな三日で」

「減ってるぅ!」











…てなわけで、最後には「うるさいわ!山本さんいないとこっちに雑務くるんや!部隊長命令で四日で決まりや!」と本音が混じった強権発動で闘争は幕を閉じた














…それにしても六課のほかのヤツには思ったより好評だったんだけどなぁ…ワイルドだとかで









あとがき

超難産でした、しかしこの出来は…大幅変更があるかも…この回は!てか、書き換える代用品が無いんでしばらくこのままだろうけど…誰かボスケテ…羞恥プレイだよ…

PS ウチの目の前の自販機、コーラ切れてた。超ショック!

PS2 ジョージアマックスが普通にのめる…!

PS3 冒頭で貴方は何を思いましたか?


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