「…ということがあってな、パパさん大激怒だったわけだ…」
「まぁ…地球から来てるとそう考えるのかもな」
「どうなんだろ?なのはやはやては特に気にしてなかったが」
「まあ、自分たちの歩いてきた道だ、彼女達は幼いころから自立心が高かった分、他も同じと思っているんだろう」
「…教導官とか執務官とか、あまつさえ部隊長がそれでいいのか?」
「問題は無い、とは言わないが。それでもミッドは成り立っている、大体君が手を出さなくてもいつかは気が付いていたはずだ」
「それじゃ遅いだろ?なにかあってからでは遅いんだぞ」
「新人たちも優秀と聞いている、気にしすぎだろう?」
「…まあ、ここだとそうなるんだろうな。つっか普通に十代前半とかが先生とか俺いやだけどなあ…」
「そのへんも割り切って考えるんだな、君が主張したように仕事なんだからな」
「ぶっちゃけると、魔力とかの才能だけだろ?」
「そうでもないさ、現にコアがなくても上に上りあがった人は多い」
「そうかな?あれは…逆…まあいいか、それよりも、だ」
「なんだ?」
「どうしてお前がここにいるんだ、袋にされたいのか?クロノ」
――――父と友人達の憂鬱――――
「あ、タダシ!…なんでいるんだよ、クロノ」
「扱いが随分じゃないか?ユーノ。ヤマモトとの違いが大きいぞ」
「当たり前だろ?君のせいでどれだけ苦労したか、というかされているか…」
「そういうな、それも仕事だ」
「…ちなみにいうと、クロノ、お前の殺し方がこのまえこの無限書庫で532まで行ってる」
「最新だと550超えたそうだよ、流石無限書庫だね」
「…ちょっとリストアップしてくれないか?提案者の名前入りで」
「気にするな、誰かの仕事のせいで洗濯も出来ない生活での僅かな潤いじゃないか」
ああ、クロノの名前と呪詛がタッグでそこらから聞こえたりするぞ、無限書庫
「ちなみに初期で122個作った提案者がそこのタダシだけど?」
「…本気で友達を選ぶべきだったと後悔している…過去に戻るロストギアが発見されたら取り合えず使いたくなるな…」
「あはははは殺されたくないから断固阻止するけど」
「付き合うよ、タダシ」
ああ、ユーノ頼もしい…性転換するロストロギアあったらこいつに使いたい…!
「しかし550か…よく思いつくものだな」
「うん、まあ分かりやすいところでいうと『大型遠心分離機にかける』とかだね」
「まて、最初から難易度高くないか?最初は刺し殺すとかだろ?」
「ああ。そういや大気圏外から東京タワーむけて落として刺し殺すってのがあったな」
「でもトウキョウタワーって分からないから無効になったんだよね」
「「懐かしいなあ…」」
「…それは刺殺以外ですでに死んでいると思うが」
とゆうか刺さらないと思うが
「まあ、くだらない話は止めておこう」
「下らない?下らないと申したか!」
「…ヤマモト、なんだその口調は」
「クロノ、その発言を撤回しないと、無限書庫全所員を司書長権限で呼び出すよ?そしてタダシ、書庫内でゴザル!書庫内でゴザル!!」
「…口調は突っ込まないのか…」
等といいつつ、とりあえず無限書庫の殆ど使わない応接室に。お茶セットあるしな
「うん、やはりお茶は砂糖が似合わないな」
「まあ、普通入れないからな…ああユーノすまない」
「いいよ、座ってて。お茶請けはワガシ無いからクッキーでいい?」
「うん、マジで嫁に来ないか?」
「六課とその他をすっきりさせてからいうように、僕はそんなに軽くないよ?」
「…たまに思うんだが、君ら出来るんじゃないか?」
むしろ頻繁だが、と真顔でいうが
「…二人で泡のでるお風呂行く仲だぞ?」
「あぁ、懐かしいなあ…いきなり連れて行かれて困ったよ?あの時は」
「そういや行ってみるか?久々に」
「んー…僕はいいよ。どうも僕、あんまりそういうの溜まらないらしいから。それよりタダシ」
「ん?」
ん、クッキーうまいな…どこのだろ?バター多いからフェイト向けではないが…対スバルとお子様コンビ用に欲しいな
レシピ
「それより無限書庫のサーニャさん、寂しがってたよ?そっちにいったら?」
「…結婚するからって別れたんだけど…俺にマダムキラーの称号を?」
まあ、俺がだらだらしてたから付き合うっていう感じじゃなかったけど
「んーどうも旦那との夜のほうが、ね」
「まあ…大学は入る前、バイトでホストしてたプロを基準にしたら旦那かわいそうだろ?」
「そんなものなの?僕行ったこと無いけど」
「あるわけないだろうが、お前は」
ああ、懐かしいなあ…佐々木さんの奥さんとかに可愛がってもらったなぁ…
…バイトで入ったころは結構キツかったけど。思うほど楽な仕事じゃなかったなぁ…睡眠時間3時間とかだし
店の名前はいったチラシとか、名刺とか配りまくったよなー朝のラッシュ中に!…いつ寝るんだろうか?って最初は思ったもんだ
「ふふふ…これでもNo2までいった男ですよ…?そういえば今日はユーノの休日は知ってたが、クロノはどうして…ってかどうした?」
「……昔、二十歳になった記念に、かあさんに連れて行かれてね…流石に女の子とかはまずいからホストクラブってどういう方向なんだ…」
「「すまん」」
流石にトラウマはすまん、謝っとく、大体どうなるか分かるし
てか、いつも黒な服ばっかりなのも悪いと思うんだが、どうか?
「まあ…ここにきた理由は、ヤマモト、君がユーノに会いに行ったと聞いたからだ」
謹慎中だろ?というが。だって
部屋は…安全地帯じゃないんだ…
…カギもった金色夜叉が…寂しいとかごめんとか言ってメールがすごい長さで送られてきた…アレ見たとき夕方の来襲を予感して逃げたね
…でも一応そのメールに律儀に返事する俺も大概なんだが…あぁ地味に更に甘くなってる気がする…
…親離れの前に子離れ考えよう…他の方法で…
「…で?俺に何の様だ?」
「まあ、はやてからメールが届いてな」
「…ああ、大体わかった」
「うむ、君の頭を見に来てる」
「ああ…僕も通信きたとき、着信相手間違ってないか確認したよ」
「別にもう気にならないけどねぇ、涼しいし頭軽いし、ずっとこれでいいかな?とも思うよ」
「ちなみにかあさんの好みはホストクラブで知ったんだが、髪は短いワイルドな」
「伸ばします」
「頼む、はやてのメールの添付写真は即消した」
「俺、クロノに惚れるかも」
「残念だが売約済みだ」
「まあ気の迷いだが」
「…これは怒っていいところだろうか?ユーノ」
「あはははは、僕の分もよろしく」
「まて、ユーノ、君への思いは本物だ!」
「いい加減目を開けながら寝るのは止めようよ…たまにフェイトの目が怖いんだから」
「すまん!」
いやすまん!思わず土下座である!しかも無限書庫の応接室って結構いいカーペット使ってるからバク転使用のジャンピングである
…いや、魔法習得してれば楽勝デスヨ?
「…なんていうか、毎回すごくなってるね、最初は前転ドゲザだったのに」
「いやもう娘の話が他所から聞こえるたびに土下座だからな」
「フェイトはそこまで酷くないと思うが」
「アングラの『【金色】俺は金色の地獄を見た【夜叉】』スレとか見てみろ?分かるから」
「………あるのか」
「今22スレだった筈」
「ああ、そういえば」
「ん?ユーノどうした?」
「あれ立てたの、タダシ?」
「いや、俺の陸士訓練学校時代の同期」
失礼な、娘のだぞ?しないよ?
「でも、妙に日常とかが詳しく乗ってたりするから」
「IDが×××××××××××だったら俺」
「参加してるじゃないか!」
いやだって、同期が立てたやつだぞ?なんとなく応援したいじゃないか!ぶっちゃけ友人だし!
「まあまあ、あれって、実態はフェイトファンクラブみたいなものだし」
「あとMな人が多い気がするがな」
「そこはスルーだよ、タダシ」
「…ユーノ…たまに思うが君も友達選んだほうがいいぞ?」
失敬な、親友だぞ?
…だよな?ユーノ
そして酒がのみたい!と俺が言ったのでちょうどいいとユーノの家に突撃!
「お、この酒ってうまい?」
「もらい物だからね、よく分からないよ」
「結構あるな、ユーノ。これは…カルナログの物か…結構する物の筈だが?」
「ああ、クロノはそのへん詳しくないのかな?僕って考古学もしてるからね、それで結構顔も広いから」
「なるほど、それでこうも無節操にあるのか…」
「いいなぁ…そんなに酒とかもらえて」
「正直、場所とるだけなんだけどね。僕としては」
「まあ…この部屋みれば分かるか」
ずらっと並んだ棚に陳列されたわけわからない古代の出土品
題名も読めない書籍の数々
「…そろそろ床抜けるんじゃないか?」
「うん…そろそろ考えないとね、また頼むよ、タダシ」
「いいよ、暇なときに一緒に見に行くか…とりあえず部屋広くないとなぁ」
「うん、無限書庫から近くて、キッチン周りは任せるよ」
「そういやユーノはユニットバス嫌いなんだっけか…」
「鳴海ではまってね…それ以来あっちのほうが好きになっちゃって」
「…君ら本当に出来てないのか?」
クロノ、失礼な
「あー飲んだ!すまんな、酒たかってしまって」
「あはは、久しぶりにタダシの作った食事も食べれたし」
「それはいいんだが…キッチンにあるのが調味料だけってすごいな?」
「う…フェイトみたいなこと言うね」
あとブロックフードとインスタントだけ、牛乳すらない…
「まあ、ユーノの家で食べる時は俺が食材かって来るしなぁ」
俺が食いたいから作る!って感じだけど
「んで、ただ飯食ったクロノは俺の送り迎え、と」
「…本当に友達を考えるって大事だよな」
「まあいいじゃん、うまいメシ食えたんだしな」
「はぁ…もういい、ユーの。騒がせたな」
「ああ、んじゃまたな。ユーノ」
「で…六課どうだった?」
「変わらないよ、君がいない今の方が纏っている」
「そりゃあよかった」
「…変わってるな、馬鹿にしてるんだぞ?」
「お前な…嘘とか誤魔化す時、どっちかの瞼が震えるんだ」
「嘘付け」
「…即ばれるな…おかしい・フェイトは7回もこれで騙したのに」
「…本気で言っているのか?」
「俺はいつだって全力だぞ?」
はぁ、と肩を落とすとクロノは立ち止まってこっちを鋭い目で睨んできた
「…なんだ?キスはしないぞ?あとエコパワーもやらん」
「なんでそう言うこと考え付くんだ!いらん!」
もう一度、今度は体ごと落としそうにため息を吐くと
「落ち込んでるからって、無理しなくていいだろ?」
「…俺、いつの間にクロノフラグを?」
「本気で殴るぞ?」
「やるか?クロスケ」
「その呼び方は止めろ、あとやるなら少し待て、エイミィを呼ぶ」
「…くっ!フェイトが呼べない今確実に勝ちに来てる!」
無論だ、僕は勝てるときにしか戦わない。等とほざいているが
「んじゃあ、なのは呼ぼう」
「止めてくれ!今フェイトは呼べないと踏んだが…なのははアリなのか?!」
ああ、メールから見るに微妙にフェイトは情緒不安定だが、なのはは立ち直ったらしいぞ、ちゃんと
「芯が強いからな」
「その分、脆ぇーよ。いつポッキリいくか不安で不安で…」
「…それがなのはに対する、君の負い目だな…いい加減君も30過ぎているんだ。なのはの様な事を言わないでくれ」
「言ってないぞ?」
「あのなのはの事故、君が放置してなのはが直れば勿論なのはは一回り強く成れただろう。だがそれは判らないことなんだぞ?」
君は不甲斐無い僕たちに出来なかったことをしたんだ
「そうかね…まあどう考えてもいいが。たまーに思うんだよ」
フェイトが誘われたままフェイト・T・ハラオンで
なのはの事故も自分でちゃんと治せた世界を
「…きっと、今まで以上にあの三人はガチの噂が流れているだけだろ?」
「慣れない冗談は下手だな、クロノ」
「それはそうだ、本気だからな」
「…このちびっこ提督は本気でいっているのかね?」
「ちびちびいうな!もう身長も伸びた!」
そうかい?まだまだだと思うがね?
「…まあいい、その分なら明日からちゃんと謹慎してそうだな」
いいだろ、別に
「一応部隊長には外出許可貰ったぞ?」
「地味に規則に拘るよな、君は」
「言い返せる材料は逃さない人なんだ」
規則もちゃんと読んでるぞ?
だからボーナスの増え方がおかしいと上司に怒りにいけたわけだし…あの頃は若かった…
「はっきりいいたまえ、からかえるネタは必ず拾うと」
「ぼかすのが粋ってもんだ」
「ミッドでだれが分かるんだか…ああそうだ」
「あ?なんだクロノ?」
「エイミィからの伝言を忘れていた」
…なにその含み笑い
「いわれて少し調べたんだがな、エイミィ曰く君は『ツンデレ』らしいぞ?」
…
「どう…突っ込めと?」
「いやなに、確かにわかりやすいな、と『ツンデレ』…ああこの響きは君に相応しい」
「殺すぞこの万年クロスケ!具体的には無限書庫秘伝【黒い提督殺害方法115番】で!」
「くっくっく…『ツンデレ』は少し前が旬だったがそうだが何、気にするな。いまだに需要があるらしいぞ?今のうちにフェイトとくっ付け子煩悩」
「うるせえ!光源氏計画とかシャーリーに言われて凹んだ事ある俺に…!せめてシグナムかシャマル辺りに変更を要求する!」
「彼女らは入局時のメンタルテストで恋愛に興味がかなり薄いらしい、まだヴィータの方がヴォルケンリッターでは目があるそうだ。彼女はどうだ?」
「…お前は今、俺に永遠のロリコンと呼ばれろと言ったのと同じだぞ!殺す気か!」
社会的に!
「なに、まだネタはある。例えば司書室のアインさんとかっと!…今、殺意が見えたんだが?」
くそう!避けやがった!明日の朝まで道路に転がしてやろうと思ったのに…!
「そうか…君でも世間体は気にするか、いくら爛れた女性遍歴の持ち主でも」
「全員合意の上だっつうの!これ以上言うなら覚悟しろ…」
「いいだろう、ならば提督殺害未遂の現行犯逮捕といくか…!」
ごん!
「ならば!なのははどうだ!」
ごき!
「ユーノの顔見れねえじゃん!いくら本人が納得してても!」
ゴス!
「それでもユーノは付き合いを変えまいよ!」
メキ!
「はぁ…はぁ…君も強情なヤツだな、今なら殺害未遂を障害未遂にしてやるから投降したまえ」
「いてて…顔はやめろ、顔は…つっか一般人に対する暴行はどうすんだよ!」
俺俺、一般人だよ?
「なにを言ってるんだ?君はもう武装隊員だぞ?コールサインまで貰ってなにを今更、いいじゃないか、ライトニングゼロ、カッコいいぞゼロ」
「今…この感情が殺意っていうんだな…!」
「それはともかく…エイミィが是非とも知りたいと言っていてな、ふむ…それでははやては?」
「無理」
「…理由もなしにコンマ以下で断定か。いまならうまく行けば4人ほど付いてきそうだぞ?」
「お前、今そこにザフィーラ入れなかった?」
「気のせいだ、はやていれて4人だ」
「4人て…無理だろ…考えてみろ?
結婚したらはやてのやつ、嬉々としてどっかに一軒家立てて皆で住むんだぜ?
「…僕が近所に住んでたら、君のあだ名は『ハーレム』か『鬼畜』だな」
「普通におもて歩けねえよ!」
社会的抹殺だよ!ロリとか色々と付いてきそうだよ!
…あ、そういや10くらいのときにはやても仲悪くないし、光源z…
「…一気に萎えた…」
「分かる気がするが、自業自得だ…いッッ!…脇が…」
「あいたたた…顔やめろっての。またフェイトが五月蝿いだろ」
「明日には僕は出航だ。大丈夫、大丈夫だ…それより無限書庫で会った時よりはいい顔になってるぞ?」
…お前も普通にフェイト怖がってるじゃねえか、あのスレのこと悪くいえねぇぞ
「うるせえ、お前こそ日頃のストレスはどうだ?」
「ああ、アバラが痛くてもう分からんな」
「ああそうか必要ならまたやってやるよ」
くそ、クロノと会うたびにこれだ、10も違うやつ殴るのは面倒なんだっつーの
「それは間に合っている、そっちこそ今度はやてから呼ばれたら、顔を三倍に大きくしてやる」
「…嫁さんと子供に顔忘れられんように精々気を付けろ」
ああ、はやてめ、いらん気を回しやがる
「五月蝿いな、結構笑えないんだからやめてくれ」
「ざまぁみろって言っとく、んじゃあ俺こっちから帰るぞ」
「ああ、きちんと勤務をこなせよ」
「分かった分かった、てかお前もちゃんと帰れよ?家に」
ああ…ったく顔いてぇ…
目の周りの熱を持った顔を触りながら、とりあえず
…これ、どこの階段で打った事にしようか。などとフェイトへの言い訳を考えていたりした
クロノ?ユーノ?あいつらの事なんかもうこれっぽっちも考えないよ。親友のことを考えるのは、そいつが困ってるだけ時だろ?
ただの友達じゃあるまいし、な?
あとがき
主人公は受け体質じゃないと駄目じゃないかと思います
PS 現在日曜の朝4時…推敲は寝てからだな…作成時間3時間?最長だな
PS2 最近男分が足りないので、やってみた
PS3 そんなスレは実在しません
PS4 もう…寝かせて…