「で、今回は私が呼ばれたわけか」
「まぁその…説得役に向いてそうなのでね…分かりやすく」
「何度か私自体説得にいっているのでな、無駄だろうが…」
「そういうなよ、とりあえず話のきっかけにでもなってもらわんと、なんもできん」
「それはそうだが…ふむ、そろそろ三回目の身体検査のようだな」
「面倒だけどしょうがないか…超Sランクの監獄だしなぁ」
「存在自体が機密らしいぞ。ここにあるというのさえ、部外秘だそうだ。まぁそういいつつも公然の…と言う物だそうだが」
「誓約書にあったなぁ…んじゃすまんがいくとしようか」
「こっちから頼んでいるのだ、こちらこそ」
はぁ…それはともかく、なんであのメンツの中で、一番話ししやすいのがこのロリっ子だったんだろう…聞いた話によると、かなり初期から動いていたそうで、それもあって知識や常識があるんじゃないかっていってたけど
…んじゃあなんでこんなロリボディなのか、小一時間問いただしたい…!
あれか?永遠のロリなのか?というか戦闘を考えたらどう考えてもこの矮躯では不利だろ常考!
…俺には天才科学者の考えがわからんよ…
「どうした?」
「なんでもない…そんじゃチンク、いこうか」
「ああ、リミッターも正常だし、もうよかろう」
「デバイスは預けてるし…いっとくけど、多分俺程度じゃあ説得は無理だぞ?」
「わかっているが…可能性があれば縋りたくなるものだ、出来るだけでいいので、たのむ」
「はいはい…」
さて、それにしても天才中の天才らしいしなぁ…まぁそういうのはある意味なのはとかで慣れてるけど…別種らしいし
とりあえずの問題は…なんとか興味を引くことかな?そして最終的に『取引』出来る材料を見つけること
ああ、正直説得とか無理だろうって思ってる。いやだって…なぁ?どう考えても無理だろ…ナンバーズだって説得しといて箸にも棒にもかからないんだろ?無理だってーの
『No34番。面会の時間です』
「…一日でコレくらい面会の人いるんだなぁ…」
「もっと上での面会もあるだろうしな。さて、ではドクターに会うとしよう」
「うわぁ、でかい扉…てか何枚あるんだよこれ」
「厳重という意味ではこれ以上の牢獄はないからな…グリューエン軌道拘置所。無人惑星の軌道の第一牢獄…無理はないだろうな」
「そういうものか…」
「さぁいくか、まぁまともに会話が成り立たないこともあるが…」
「というか避けられてるだけだと思うが…まぁそうならないように祈るとしようか」
「で、俺が大学…まぁ学府なんだが、そこのサークルで旅行いったんだけどさ、初めての海外旅行でさぁ、いやまぁちっこい頃はノーカンで。んで機内食で内容聞かれるんだけど…まぁ普通は『チキン オア ビーフ?』とか聞かれるんだよ」
「ほぉ、やはりどこでもそういうサービスは変わらないものだね」
「んでまぁ俺って英語とかだめでさぁ。思わず『バード』って答えてさ…いやテンパっててあれは恥ずかしかった…」
「あははは、普通に聞かれたことを返せばいいものを!馬鹿かね君は」
「そういうもんだって!いやでもなんというか…そういう馬鹿っぽさが思い出なんだけどな」
「ふむ…そういうものかね?つまり非現実を感じさせるエピソードが脳内に残りやすい、と」
「あとは共感しやすいってのもあるな、なんというか…『あるある!』的な。思い出しやすい事が思い出しやすしなぁ」
「身近な事柄のほうが思い出しやすく、覚えていやすいわけだね、両立していそうでしていない。なかなか難しいのもだね」
「…なぁ、山本」
「どうしたチンク、トイレなら我慢しろ」
「違う!」
いや、どうして怒るのか、まぁデリカシーはないけど
「…なんでそこまでドクターと親しげに話せるのだ!まるで旧知のもののようだぞ!」
「いや、それなりに趣味趣向は調べてきてるし」
具体的には、未知のものにひかれることと、自分の研究に使えそうなことしか興味がないとことか?
「ふふふ…チンク、なかなか楽しい人物をつれてきてくれたようだね。いやいやここで雑談をする人間など初めてだよ、実に興味深い」
「それでさ、俺は行かなかったんだけど、近所にでかい高校があってな。すげぇ女の子のレベル高いとこがあってさぁ、んで一度悪友に誘われて忍び込んでみたけど…なんか、凄いフラグ立てまくりなやつがいてさ、見てて笑えたぞスカっち」
「しかも私に愛称をつけるなど想像も出来なかった!いやいや世の中はまだまだ神秘に溢れている」
だが、どうも俺自身に興味がわいているようだがまぁ…いいか。同じだろ
「くっくっく…その学園にも是非行ってみたいものだが…それより今日は何か用があったのではないかね?」
「ああ、まぁあったけどね…やめとくわ」
「はぁ?ちょ、ちょっとまて山本!」
「だってスカっち…分かってるだろ?」
「くくく…聡明な人物は嫌いではないよ?」
というか、チンクとかつれてきてる時点で確定っていうかなんというか
「とはいえそうだな…今回の話の『報酬』をくれるなら、ってとこか?」
「おやおや、押し売りかね?」
「さぁ?しかし『次回』が欲しくば…ってのはあるかもね」
「脅迫までかい?本当に君は管理局からかけ離れているね」
「六課でも記録に載らない程度の小物だからね」
「…だが、私が歩み寄るには少し足りない…そうだ、君はあのフェイト・テスタロッサ・ヤマモトの親だと聞いているが?」
「ああ、まぁ養父ではあるね。それが?」
「彼女のデータを教えてくれれば…協力するにやぶさかでない、といえばどうする?」
ふむ、なるほど、そう来るとは思わなかったが…さて、この場合どう答えればよいのかね?椅子に深く座りかけ、考え込む顔をしつつ…考えてはいるんだけど、選択を思い浮かべる
断る:まぁこれが普通だろう、そしてどう考えても交渉…いやこんなの交渉じゃないけど。というかこんなトンがった学者一人言いくるめない管理局員ならノータイムでこう答えるだろうね
受け入れる:まぁ正直、フェイトのデータとかは渡してもいいんだけど。いや程度によるけど…てか俺が得られるデータなんぞこいつが六課を標的にした時点で大体頭に入ってるとは思うけど。ということは?
「馬鹿馬鹿しい、天才学者もこんなもんか。いくぞチンク、悪いが捜査協力は無理だけどいらんだろ?こんな底浅いんなら別に裏とかねぇよ」
「ほう、そうきたかね、だがその程度では挑発出来ると思われているのだったら甘いが」
「違うよ、その要求があまりにも想定内でがっかりしたってだけさ、素直にね」
「ふふ…悪手だったかね?」
「指し手としては最悪だろうね?せめてここは棒銀くらいかと思ったが?」
「それは君が盤上を見誤っているだけではないかね?」
「そうかい?まあいいさ、それより次回はないんだが…そこは考えているのかい?それと、一名かね?」
「なるほど、それが君の強気の一因か。ならばそう取られていてもやむおえない、か…まぁ今回はそれを重視出来なかったとしておこうか?」
「勝てればなんでもいいけどね、じゃあそういうことで。中はそっちに任せようか」
「はっはっは、面白い、実に面白い!いいだろう、報酬は間違いなく頼むよ?」
「ああ、それじゃあな」
「くっくっく…ではまた」
「…どうなったのだ?」
やっとデバイスを返してもらい、帰りの用意をしていると、黙り込んでいたチンクがやっと話しかけてきた。いやまぁさっぱりだったのによくここまで黙っていたものだ
「なに…予想外だったけど、俺に興味がでたようなんでな、また来るってことで、多少協力するようにしてもらったってだけさ」
「そこまではなんとなく分かる、だが…」
「いうけどな、あそこに具体的なデータ持ち込めない時点で殆どの取引は成立しないんだよ。デバイスも預けてるんだぞ?つまりフェイトのデータも口頭くらい、まぁ紙媒体で多少なら…?程度なんだし」
「だが、一人に興味が沸いた程度で…」
「はやて経由で一週間スカリエッティへ面会を全面禁止しといた」
「は?」
うーん、わからんか?
「あのな、ああいうのは刺激が欲しいんだよ、それなのに外部からなにもなければ、無意識でも意識が次回にいくだろ?つまり俺に」
はっきりいってスカリエッティにはあんまり効いていないだろうけど、それでも手は打っておいた。ほんの少しだろうが
「そしてフェイトのことを言い出したろ?あれは俺をはかってたんだよ、あれはイエスといってもノーといっても駄目なんだ、何故ならそれくらいの裏を読めないと興味はない、ってことになっちまう」
「…そういうものか?」
「そして棒銀つったろ?あれは俺のいた地球の将棋っていう遊びの戦法なんだよ。『対策を練られまくられた』ね」
つまり、『これは決められたやり取りだろう?』と言い切ったのさ
「…そういう意味なのか、いやなんのことかと」
「それともう一つ、将棋を知ってるかどうか、って意味もある」
知っているなら…多分、地球にも詳しいわけだ、『なんだねそれは』といわれれば地球に興味がなかったというわけだから
「地球出身のやつらにも詳しくない可能性もあるってわけだ。つまりなのは、はやてにも、だ」
かなり荒いけどね、でも六課のシグナムのデータには『趣味:将棋』とある。ならばそれなりに調べている可能性はあるし…ミッドでもナカジマ家のように地球からの人もいるように、ちょっと調べれば将棋のことはわからないでもないしな。ああいうのは知的ゲームに興味が引かれる可能性は高いし、地球でもチェスとか趣味の犯罪者は多い。やはり首謀者…『指し手』には特に
「まぁそのへんは賭けでもあったがね、それでもアジトのデータみれば将棋のデータもあったし…まぁ他の奴の趣味の可能性もあったからやっぱり賭けだったが」
どこまで詳しいかどうかもあるけどー
「だからまぁ、一名でいいかと聞いたのさ」
「…そういうことか」
コレくらいは普通だよなぁ。負けた一因が目の前のフェイトの能力だけだとかは思わないだろうし、つまり六課…全部だろう、そして特にいうならあの三人。
「直に見ているフェイト、無敵と思っていたヴィヴィオを倒したなのは、それを率いるはやて」
最低それくらいは聞きたいだろうしなぁ…まぁ最低だけど
「しかし、それでドクターはどこまで譲歩してくれるか…」
「こっちもそれを見てから考えるべきだろうが…」
「しかし、交渉が成功するとは…八神はやてから聞いていたがなかなかの交渉人だな」
「は?いや失敗だぞこれ」
「何?!」
いや…だってさぁ…
「…譲歩とはいえ、これは『取引』だろ?つまり『好意的になって』いないんだからな、事件の概要を調べるには役に立つけど…お前らの立場がよくなるかどうかはまた別だし…」
というか、どーせ高飛車に説明とかして『もう少し考えたまえ』とか『そんな事も分からないのかね?』などと挑発しまくりだろうし…どう考えても…なぁ?
「…それはそうか…だがそれでも前進はしている、十分だ」
「そう言ってもらえると嬉しいが、このへんが俺の限界だなぁ」
「正直ドクターが話してくれるだけでも助かる、色々と管理局の内部の話もあるらしくてな…癒着等が」
そう切り出して、今回の裏話を少しだがしてくれた。どうもスカリエッティ一味と繋がりがある上層部を一掃とまではいかないでも駆逐したいのだが、いかんせんまったく話さないスカ山に切れて、色々とこっちにも弊害が出そうだった。というのが真相らしい、というか話にしか聞いてないけど、評議会以外にも繋がりあったのかと聞くと
「ドゥーエという内部工作をしていた姉がいてな、そこから色々と」
とのこと、実際繋がってはいないところも把握だけはしていたとかもあって結構なものだそうだが…暴露されてもロッキード事件みたいになるんじゃねーかなぁ…色んな意味で
「まぁ今回はそれなりに効果は出たということになるんだろうが…」
それにしても、そういう裏があったのか…いやまぁ今回のことで膿を出し切りたいという正義の味方っぽいのとか、新しい体制を見せて威信を取り戻したいとかそういうのが絡んでるんだろうが…あーあー考えたくないなぁ。正直いって面倒なことになる予感しかしねぇ…
とりあえずミッドに帰って空港でチンクと別れ、そのままフェイトの迎えで家に戻る。途中いくつかフェイトと雑談をしながらふと、何か引っかかっている気がした
「…そういえばフェイト、最近のはやてはなにやってるんだっけ?」
「?捜査官に戻ったよ?」
…それで俺まで引っ張り出されたのか…?いやなんというかはやてとどっかの査察官が嬉しそうに笑ってる顔が浮かんだ
「…今度あいつらに飯おごらせよう…」
「?」
「なんでもないよ、それよりなのははどうしてる?最近仕事のほうで」
いや、高町家に色々と報告しとく義務があるんだよ。なんというかなのははすぐに誤魔化して無理するからなぁ
「んー私も忙しいからあんまり知らないけど…一応シャーリーが知ってると思うよ?ティアナが入って暇が出来たから、みんなのデバイスの改造計画とかを暇つぶしに作ってるらしいから」
またか、あのマッドめ
「…いい加減程度を考えるべきだと思うんだが…ブラスター3とか明らかにおかしい性能だし」
いやまぁ使用者の能力を限界まで上げるのはすごいけど…あれ使ったなのはがどれだけ療養したか…というか
「次回はシャマルを止めれんといっとけよ?」
「…ええっと…あれはなのはの意向もあったわけで…」
「それをあの魔王シャマルの前で言えるか?」
「無理。スーパーマリオをスペランカーの主人公でクリアするくらい無理」
いやまぁ…あの決戦のあと、なんでここまで体を酷使出来るかと、ブラスター3の仕様みたシャマルの恐かったこと恐かったこと…
『ぶるわぁぁぁぁぁぁぁぁ!』と叫びながら、旅の扉だかなんだかでわっかからシャーリーを引っ張り出してもう一回『ぶるわぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!』
至近距離からである。
むなぐら掴んでである。
なんというか…一瞬にして失神したシャーリーは悪くないよな。なんというか異界の神とか見たほうがマシな衝撃だったろうし
…お世話になってるし、色々体液垂れ流しだったことは内緒にしておくけど
うん、涙涙。そう涙なんだよ、うん
「まぁ一応自重するように伝えとけよ?死ぬぞ?次回は」
うんまぁ…ショックで。というか割と本気で心配だ
「…心臓止まっても、直に心臓マッサージとかで生き返らせると思うけど。シャマルさんなら」
「それはそれで地獄だな」
知らなかったのか?魔王からは逃げられない…的な。というか死も逃避にならんとかマジ魔王
「まぁ流石にあれだけ長いことブラスター3使用するとか想定してなかったろうしね…シャーリーも」
「正直、あれはシャーリーよりなのはとかレイジングハートが悪いけどな…とはいえふらふらのなのはに説教するわけにもいかんかったし…最終的にはしたけど」
したけど、俺もしたけど
「…もうちょっと後先考えるようになってほしいよなぁ」
「頑固だからね」
「今後はヴィヴィオもいるし、大丈夫…だよな?」
だよな?なのは。今度は大丈夫だよな?しないよな?
「…多分」
「…不安だ…」
まぁ、もう大人だしとやかくいわないけどね…自己責任だし
だが、高町家には報告する!地球のなのは的最終兵器どもが説教してくれるだろう。凄い勢いで!
ちなみに今年の帰省では高町家に告げ口したことですっごい文句いわれたが…
『オンドゥルルギッタンディスカー!』
いやなんかてんぱってて、呂律が凄いことになってたけど…そんなに凄かったのだろうか?あとで聞いたら凄かったらしいけど、まぁだが自業自得だしな
だがあの涙目でチワワのように震えていたなのははちょっと萌えた。ちゃんとラストのデータにも取っておいたけど
…なんかあったらあの映像ネットに流してみるかなぁとか思う俺って鬼畜だろうか?他にも何もないところで転ぶ教導官(10歳)とか初めての飲酒で男らしい脱ぎっぷりをみせる教導漢(十代後半)とかもあるが…
「父さん?」
「なんでもないよ、さて次回はトーレだっけ…えーっと…オーバーS?…mjd?」
「アルファベットでいわれても…そうだよ?」
「え?フェイトさんそんなのを一蹴?」
「そそそそんなことないよ?かなり本気だったし!」
「でも一蹴ッスか…これは愛娘への態度を考えねばいかんかもしれん。具体的には午後ティーでいいッスかフェイト様っぽく」
「なんで父さんが使いっぱしリぽく!?」
「ミッド最強伝説が発動しそうなフェイトにちょっとビビってるだけだが」
「でもそれならいつも互角のシグナムとか、なのはもだと思うけど…」
「まぁ最強はそっちかもね…シグナムは最近アギトでパワーアップしたし」
「そうだねー…なんか凄い理不尽にパワーアップしてたね…」
してましたな、まぁ元々前線でバリバリの武闘派だったけど…あれはないなぁ
「まぁいいけどね、おれなんかもうシグナムと模擬戦しねぇ!って宣言してるし」
「シグナム普通に落ち込んでたけどね…それ聞いた時。というかヴィータにもそう言われたらしいけど…流石にあれはちょっと…」
「ちょっとなぁ…」
アギトユニゾン中は遠隔も範囲もばっちりとか…元々の近接の強さと相まってあれに勝てとかそれどんな無理ゲー?って感じだよなぁ
「私だと速度でかき回して…なのはなら、元々の火力で押し切ればいけないこともないけどね」
「俺は無理。いや全部アリアリならかてないでもないけど」
「父さんのアリアリは酷いから駄目。というか一度シグナムとそれやって絶対禁止になったじゃない」
うん、まぁ流石にあれは外道だったかもしれんが
「…いきなりはやてを人質とかは駄目だよ…」
「ですよねー」
でもそんなんじゃねーとかてねぇよ!つか俺はいいとこAの人なの!どんだけお前ら上のランクなんだよ!!AAAよりAんが凄いのはバストだけだろ!
…いやまぁ、あんまり変わらないけど、正直
「まぁとりあえず資料みなおして今日は寝るか…ああ、はやてに伝えとかなきゃいけないな。一応スカリエッティの協力はつけれたって」
そんで向こうからの資料提供があるといっとかないとな…ああ、そういえば六課のやつらのデータどこまで話していいかもだな。まぁ俺が知ってるっていうか理解できる範囲なんて高が知れてるけど
「でも大きな一歩だよ!これで他の人達からも協力を取り付けれたらナンバーズの地位というか扱いも変わると思うし」
「はぁ…しかしトーレかぁ…どうすっべぇか…」
正直手なんか思い浮かばないんですけど…はぁ…
俺、こういう腹芸とかいやなんだけどなぁ…逃げてぇ…
あとがき
スカリエッティはこういう方向で軟着陸!というか作中でいってますが全然協力とりつけてねぇ!wあれは取引じゃんw
PS つっか、獄中で暇だろうなぁ…仕事は振られるんだろうけど、というわけで興味を引いて…ということにしました。まぁこのへんまででしょうね、あいつら価値観違うし。というかある意味読みやすいですよね、自分が良ければ良い、そんだけだもん
PS2 そういえば管理局の中ってどうなってるんだろ…三権分立はしてないっぽいけど…地球の常識は当てはまらないしねぇ。昔聞いたことがあるけど『民主主義でも共産主義でも、完璧な人間だけでないなら、完璧な世界はありえない』ってあったなぁ…つまり考えの違うミッドではあれが常識なんでしょうね、きっと『三権分立?なんでそんな古臭い体制なの?』的な…いやさっぱり想像できないけど…w
PS3 正直どうなんだろうか?権力を一点集中させて、素早い動きを重視しているのか、実は監視部署があるとか、管理局っていうのは総称で(政府の一言で纏めるのと同じ感じで)実は色々分かれてる可能性もありますよね…とはいえ現場ではかなりな権限を無条件に行使してますが(一応武力なんだけど、威嚇もなにもなしに戦闘に入ったりとか。あれって先に許可とってるのだろうか?そうは見えないけど)平均年齢が作中で低いのにあんまり高い権限を持たせてるのもいいイメージはないですけど…どうなのかなぁ。フェイトとかかなり権限をもってそうな執務官に十代もいいとこでなってるし…やりすぎたらペナルティとかあるのかなぁ…更生制度とか見ると緩いとしかいえない気がするが…まぁそれがミッドの常識といえば終わりなんですがwどっちにせよ、『局員が足りない』『管理する世界は広がる可能性が高い』というのがいい方向に働いてる気がします。目の前のことを処理するだけで精一杯、内部の派閥を広げるより新しい世界での影響力を広げたい、とかそういう思考で腐りにくいんじゃないかな?内部を纏めたいなら外敵を作れ、ってのはわかりやすいですよね。特に幼い頃からそういう風に育てば尚更…
PS4 でもそれが洗脳かといえばそうじゃない気がします。『人をどんな理由でも基本殺してはいけない』というタブーは私たちの常識ですけど、そうじゃない…カニパリズムが現存するとこだと違うでしょうし。戦場で育てば違う考えに育つ可能性も高いですし…そういうのがいいか悪いかは別にして、それが慣れでしょうしね。きっとミッドからみると地球は野蛮に見えるんじゃないかなぁ?まぁ魔法って前提がないし、色々違うんで同じような文化にはならないと思うから、古臭いとか野蛮とも違うきはしますけどー