タイクーン畜生道第二章~鬼畜王子の悪巧み~
母が女王に即位したので、俺の仕事は父の生前から、さほど増えたわけじゃなかった。
それなりに自由に動ける時間もできたので、いろいろと真面目な下準備に取り掛かる余裕もある。
「ということで、ファリス。パパはちょっとお出かけしてくるから、いい子にしてるんでちゅよ~♪」
「きゃっきゃっ☆」
お母様は無事、可愛い女の子を出産した。俺の長女だ。
この女の子に、俺は「サリサ」ではなく「ファリス」という名前を与えることにした。
もちろん最初から「ファリス」にして、行方不明フラグを回避しようという思惑がある。
幼少時に生き別れなど、断じて俺は認めん!
これからが楽しいという時期に、可愛い娘を手放してなるものかよ!
「ファリス・・・・パパは頑張るからね! だから、ファリスの元気をパパにもわけておくれ」
抱き上げていた娘を俺はベビーベッドにおろすと、ごそごそとズボンからナニを出す。
最初は物凄く犯罪行為に思えたけど・・・しかし、どんなことも慣れてしまえば問題ナッシング!
「あー? あーあ☆ ぱぁぱぁ、んちゅ♪」
ファリスはくんくんと、その匂いを嗅ぐと、手でもって、あむあむとその先端にむしゃぶりついた。
まだ歯も生えそろわない。赤ちゃんな娘に自分のチンポをしゃぶらせている・・・・
どこからどうみても変態です。ありがとうございます。
「ううっ・・・・だが、それがいいっ・・・・!」
ちゅっちゅ、あむあむと、玩具のように、哺乳瓶のように、父親のちむぽを弄りまわす娘をみていると、そんなことが些細なことに思えてくる。
「はぁ、はぁ・・・! ファリス、出すよ。パパのミルクっ・・・・・うぁ!」
びゅっ・・・・びゅっ・・・・びゅるっ
娘の口から亀頭を引き抜くと、喉につまらせないように、顔にザーメンを浴びせていく。
前に喉につまらせて、お母様に盛大に怒られたからなぁ・・・・
そう、俺が娘に「愛情」を注いでいることを、お母様も知っている。
さすが母親というか、すぐにバレた・・・・。
「あら、うちの変態王子様なら、きっと娘にも手をだすって思ってたわ。お母様はお見通しなんだから♪」
顔は笑ってたけど、冷や汗がとまりませんでした。はい。
外で浮気しないことを条件に、娘とスることをなんとか認めてもらいましたけど・・・
逆に、悪戯するときの注意点とか色々指摘されたし。ザーメン飲ませると窒息するんじゃないかとか。
いや、ほんと、お母様強ぇ。
「ちゅ、ちゅ・・・・♪ れろ、きゃはっ☆」
考えてるうちに、れろれろと俺のチンポに付着したザーメンを舌でなめなめしていくファリス。
子供って鼻水とか喜んで舐めたりするからなー。とかなんとなく思ってみたり。
とにかく、こうして赤ちゃんの頃からしっかり躾けて、お父様専用の淫乱王女様にしてやるぜ!
そのための障害を取り除いていくのだ。
まず取り掛かったのが、海賊との交渉。
内海を仕切り、略奪行為を旨とする海賊と国家の王家が取引を行う。
実はそれほど珍しいことじゃあない。前世の世界でも歴史上当たり前のように行われていた行為だ。
遭難者を引き上げた際の王国への報告と、身代金を支払っての引渡しを確約させることに成功する。
奴隷商に売り払うより、安全で確実な稼ぎになるということを強調させることが必要だった。
お陰で結構な出費になるが、治安維持と、この先ファリスに万が一生き別れイベントが発生したときの保険になる。
だが、海賊の頭は、意外と話せばわかる人物だった。
随分と時間を延長して、何度も会談にのぞむことになった。なるほど、原作でファリスを育てた人物だけのことはある。
国の法に背く、モグリの船舶を捕らえれば報奨金を出すことや、契約にそむかない限りのお目こぼしを許すこと等。いろいろと取り決めを作っておいた。
海賊としても「水門」の鍵を持つタイクーン王家との取引は魅力的だったらしい。今後長い付き合いを望んでいる。
次に、情報収集。
シド博士には密書を送った。クリスタル動力炉の開発に待ったをかけられればいいが・・・おそらくは、無理だろう。
人間が裕福な暮らしをもとめて、危険な技術でも平気で使うのは、前世の世界でもまのあたりにしている。
「クリスタルが砕ける」という警告も、言葉だけでは止められまい。
エクスデスの存在について提唱するために、この世界で暮らしているはずの暁の4戦士にも繋ぎを取ろうとしている。
ドルガン・クラウザー。
そう。FF5の主人公、バッツ・クラウザー(娘を奪う仇敵)の父親だ。
正直将来のことを考えて、この小僧を抹殺しておこうかという気持ちもあるが、今は我慢我慢だ。
果たして、エクスデスの封印が原作どおり行われているかどうかを確認せねばならない。
小僧を殺害するのは、その後でも事足りる。
そして・・・
「・・・・これが、俺が知る限り、この世界でこれから起こりうるであろう、未来の情報です」
俺は、風の神殿に訪れていた。
本来なら、もっと早くから訪れておくべきだったかもしれない。
しかし・・・・正直なところ、迷っていた。
自分のことを異邦人と認めてしまうようで・・・・。
そして、これからの俺の超☆近親ハーレム計画!に横槍がはいるんじゃないだろうか、という気がして。
いや、もうここまできたら引き返せないでしょーから、こうして打ち明ける気になったんですけどね。
『・・・なるほど・・・タイクーン王子よ、貴方が外なる世界から来た異邦人であることは、間違いないようです。貴方が知りうることの多くは、本来貴方が知るはずのないこと。そして、私はあなたの魂の輝きを知らない・・・』
そう、電波・・・もとい、テレパシーで語りかけてくるのは。勿論風のクリスタル。
いまだ、亀裂一つ入ってない、綺麗なものだ。
俺は、クリスタルに自分のことを包み隠さず話した。
異世界から転生したこと、その世界では、こちらの世界のことはゲームとして存在していたこと。
その上で、自分の知りえるこの世界で今後起こる物語の顛末。
「正直このままだと俺は死んでしまいます。そして、あなたたちクリスタルも砕けることになる」
『ですが・・・・その物語では、世界は最終的には救われるのでは?』
「俺という異分子が紛れ込んだ以上、どうなるかわかりませんよ。同じ道を辿っても、上手くいくかどうか」
それに、俺は死にたくない。
大団円も、その前提に俺の死が関わっているのであれば、意味をなさない。
この世界に生まれたときから俺を愛してくれた母・・・妻も、そして、新しく生まれた俺のファリスも。これから生まれてくるレナも。
ずっと手放さずに、人生を生きていきたい。
『何を望みますか? タイクーン王子よ』
「クリスタルの光を、光の加護を俺に与えてほしい。砕けた後の欠片が持つ力ではなく。少なくとも今のあなたなら・・・出来るはずだ」
だから、俺はこれを望む。
FFⅢのクリスタルは、砕けた欠片を持ち歩かずとも、人間に光の加護を与えることができた。
そもそも暁の4戦士だって、クリスタルの光の加護を受けていたはず。
「俺は、物語の開始前から動こうと思います」
そうでなくては、この先起こることを知っていても、何もならない。
あの流れでは、少なくとも多くの国に悲劇しか残らない。
エクスデスとの戦いも後手後手にまわってしまう。
「エクスデスの存在と、その復活を提唱し、備えます。そのために、俺は光の戦士になる」
『それは、物語を確実に変えてしまう。あなたにとって、この世界は未知の物語となるでしょう』
「それでも・・・・俺は、元のままの流れで、物語が進むことを、認められないのです」
原作のバッツたちよりも、辛く苦しい戦いになるかもしれない。それでも・・・
俺は、近親ハーレムを諦めたくない! なめんなよ! 絶対娘の上で腹上死してやる!
『・・・わかりました。あなたに光の加護を授けましょう・・・』
こうして、俺はクリスタルの光を、原作パーティーよりも10数年早く浴びることになった。
そういえば、暁の4戦士だったはずのガラフも、クリスタルの加護あったはずだけど、はどうしたんだろうね?
記憶喪失で経験やアビリティもぶっとんだのかな?
「・・・・・ということをしていて、帰るのが遅れました・・・・、うぅっ」
そんなこんなで、城を出てから随分と日数をかけて、やっとこ帰ってきた俺様。
待っていたのは当然・・・・
「ふぅん。そうだったの・・・・私やファリスのことをほっとくなんて、悪いパパでちゅねー♪」
「ばぶぅ」
笑顔ではんにゃと化していたお母様でありました。
とりあえず、転生のことをのぞいて、かいつまんで俺の悪巧みを説明していたのですが
その間、ずっと俺の上にまたがって、ファリスに授乳していましたよ。しかも腰むちゃくちゃふって!
「う、ううぅ・・・だ、だから、許してくれませんかぁ? 女王陛下ぁ」
「うふ。許してほしかったら、あと数日分は夫の務めを果たしてくれなきゃだめよ?」
「うー」
「ファリスにも、パパミルクを何日分もご馳走してあげなきゃ、ねー?」
正直・・・今度こそ、俺、死ぬかもしれません。腹上死は娘の上でなくて母の下なんでしょうか。
何度目かの射精感に負けて、女王様の膣内に白濁を吐き出しながら、それもいいかなーと思う俺であった。
・・・変態ですいません・・・