※ここに出てくる全ての「戦術機」と、「戦術機関連兵装」は、作者の妄想の産物です。
1.戦術歩行戦闘機(Tactical Surface Fighter)
1-1.日本帝国
【帝国陸軍】
・92式戦術歩行戦闘機(F-92J) 『疾風』
開発年:1992年 配備年:1992年(大陸派遣軍)
開発企業:河西航空、石河嶋重工、九州航空、愛知飛空(4社共同開発)
生産企業:上記4社(生産比率:河西3、石河嶋3、九州2、愛知2)
主機・跳躍ユニット:F110-GE-129(ジネラルエレクトロニクス社製)
注記:原型は米・F-16C/D・Block40/42。 4社が独自改修設計した機体。
安価で取り回しが良く、整備性にも優れた第2世代機として、極東、東南アジア、中南米、中東諸国への輸出に成功した機体。
・92式弐型戦術歩行戦闘機(F/A-92E/F) 『疾風弐型』
開発年:1993年 配備年:1993年末(大陸派遣軍)
開発企業:河西航空、石河嶋重工、九州航空、愛知飛空(4社共同開発)
生産企業:上記4社(生産比率:河西3、石河嶋3、九州2、愛知2)
主機・跳躍ユニット:FJ111-IHI-132B(石河嶋重工製)
注記:92式の主機出力・アビオニクス能力向上型。 試験的にOBLシステムを搭載。
94年以降、本格的に77式『撃震』と置換わって配備が進む機体。
主機は大出力だが、燃料消費の悪さという問題も抱えている(継戦時間の低下)
96年に新型主機・跳躍ユニットへの換装を行った。(※1)
機体コードのF/Aは、近接戦闘(F)と、中距離砲撃戦(A)双方をこなす機体であり、Eは単座型。 Fは複座型(少数が生産された)
【帝国海軍】
・84式戦術歩行戦術機 『翔鶴』
開発年:1984年 配備年:1984年
開発企業:光菱重工、富嶽重工、河崎重工
生産企業:上記3社
主機・跳躍ユニット:J79-GE-3A(ジネラルエレクトロニクス社製)
注記:1977年の77式『撃震』、1982年の82式『瑞鶴』に続き、帝国でのバリエーション第3弾となった、F-4改修機。
77式、82式と異なり、高速性と一撃離脱能力を高めた艦載機型。 主に母艦戦術機甲部隊での運用を主眼に改修された。
1990年代に入り、旧式化が懸念されていた。
・96式戦術歩行戦闘機(AB-17A/B) 『流星』
開発年:1996年 配備年:1996年
開発企業:河西航空、愛知飛空(2社共同開発)
生産企業:河西航空、石河嶋重工、九州航空、愛知飛空
主機・跳躍ユニット:AK-F3-IHI-95B(河崎・愛知・石河嶋協同開発)(※1:後に92式弐型も、同じ主機を搭載)
注記:84式の旧式化による次世代(第3世代)主力戦術機として、海軍第15次拡張計画の一環である「NTSF計画」で開発された。
主機は日本、欧州、米国のハイブリット(技術的混血)による。
母艦戦術機甲部隊用のAB-17B(戦域制圧機)と、基地戦術機甲部隊用のAB-17A(近接戦闘機)の2種類のタイプが存在する。
96年より順次、84式から置換わっているが。 あと5~6年は併用される見込み。
原型戦術機の1つは、YF-17であり、米海軍のF/A-18E/F・スーパーホーネットの近親的戦術機である。
が、主機の面では欧州のトーネードⅡIDS-5B/GR.5Bの兄弟機とも言える。
1-2.欧州連合軍/欧州国連軍
・トーネードⅡIDS-5B/GR.5B
開発年1994年 配備年:1994年
開発企業:英・BAC社、英・R&R社、独・MBB社、独・MTUアエロエンジン社、伊・フィアッティ社(欧州共同開発)
生産企業:上記5社
主機・跳躍ユニット:RBB205-Mk104(R&R社、MTUアエロエンジン社、フィアッティ社協同開発)
注記:欧州第3世代機(ユーロファイタス、後のEF-2000『タイフーン』)の開発の遅れと、従来のトーネードIDS-4/GR.4の陳腐化、ADV-F.4の継戦時間の短さ。
そしてF-15C、F-16C/Dと言う、米国製第2世代機への依存問題。
これらに危機感を抱いた欧州連合軍によって行われた、準第3世代機(或いは第2.5世代機)へのヴァージョンアップ計画により開発された。
現在は、英国、ドイツ、イタリアの他、国連欧州軍、更にはベネルクス3国、ギリシャ、モロッコ、アルジェリア、リビア、チュニジア軍も一部採用している。
(他に採用検討国有り)
2.戦術機用兵装
2-1.携帯火器
・マウザーBK-57リヴォルヴァーカノン(近接制圧砲)
開発年:1993年 配備年:1994年
開発企業:独・マウザー社
生産企業:独・マウザー社(他、ライセンス生産企業複数社あり)
注記:「近接制圧砲」の名の通り、57mm砲弾を用いた近接戦闘時の、広域制圧射撃用・戦術機携帯火器。
傑作航空機用機関砲、BK-27機関砲(口径27mm)をベースに、戦術機用近接制圧火器として新たに開発された。
砲口径57mmは、Mk-57中隊支援砲と同じだが、BK-57は全長4.65m、砲弾重量568g、全体総重量385kgと、戦術機用近接制圧火器としては手頃なサイズ、重量に納まっている。
トーネードを始めとする、欧州系戦術機との相性は良いが、米国製戦術機(F-15)との相性は悪いと言われる。
・M88『Barrett』支援速射砲
開発年:1980年 配備年:1981年
開発企業:マクダエル・ドグラム&ボルフォース
生産企業:マクダエル・ドグラム、ボルフォース、他
注記:元は海軍砲のMボルフォースMk-2(SAK/L70)・57mm砲。より軽量で、より難のない砲メカニズムに注目した米陸軍が
カナダに避難していたボルフォーズ社とマクダエル・ドグラム社に命じて開発したのが本砲。
砲口径を71口径2.24インチ(57mm)とし、発射速度200発/分 砲口初速1050m/s 有効射程9,000m 最大射程18,000m
全長5.25m、砲弾重量5.5kg 全体総重量1,450kg 発射機構はリンクレスフィード型リヴォルヴァーカノン。
米軍戦術機(陸海軍、海兵隊)、日本帝国海軍戦術機の他、大東亜連合軍、豪州軍、中南米諸国が使用している。
2-2.制圧支援誘導弾システム
・95式誘導弾システム
開発年:1995年 配備年:1996年
開発:日本帝国海軍技術開発廠、光菱重工
生産:光菱重工、富嶽重工、河崎重工、石河嶋重工、帝国海軍造兵工廠(豊川・多賀城・高座・鈴鹿・相模)、帝国陸軍東京第1造兵廠、東京第2造兵廠、名古屋第2造兵廠。
注記:元は、海軍次期主力戦術機用の、制圧誘導弾システムとして開発された。
後に対BETA撃破率の高さから、帝国陸軍MLRS部隊用にも採用される。
弾頭は成形/サーモバリック複合弾頭。 信管は衝撃/遅延複合信管。 直撃時は、突撃級BETAを無力化する事も可能。
・95式自律誘導弾兵装担架システム
開発年:1995年 配備年:1996年
開発企業:河西航空、愛知航空
生産企業:河西航空、石河嶋重工、九州航空、愛知飛空、光菱重工、富嶽重工、河崎重工
注記:95式誘導弾格納セルユニットを運用できるために開発された、専用兵装担架システム。 ソ連のБ-87可動兵装担架システムを参考にしている。
従来兵装の突撃砲・長刀は搭載不可能。
現在は、96式戦術歩行戦闘機『流星』の主兵装担架システム。
・92式改弐型多目的自律誘導弾システム
開発年:1995年 配備年:1996年
開発:帝国海軍技術開発廠
生産:河西航空、石河嶋重工、九州航空、愛知飛空、光菱重工、富嶽重工、河崎重工、他
注記:95式誘導弾を運用する為に、92式多目的自律誘導弾システムを改修して開発された。
従来の92式多目的自律誘導弾システムは装弾数16発だったが、より大型の95式誘導弾搭載の為、装弾数は9発に減少している。