はじめに
曹仁を主人公にした恋姫無双のSS作品です。
作者の初作品なので、文章やテンポが悪いところがあるとは思いますが良かったら読んでください
曹仁を主人公とした理由は
①史実で曹仁はその武勇を天人(天上の人)の様だと称えられる
②仁って名前が日本人にも普通にいる
です。
文章を書くのも練習していきたいので、変だなと思ったらドンドン指摘してください。
ではよろしくおねがいします。
注意
1)原作の正史・外史の設定が分かりづらくて、個人的にあまり好きではないのでそこら辺はオリジナル設定になると思います。
2)あとがきは本文と別にしたいので、書きたいときは感想の方に投稿直後に投稿します。
設定集
登場人物紹介
曹仁(字:子孝)
主人公。名馬白鵠を駆り、騎馬隊の指揮に優れる。
>振り向いたその顔は、普通の人間のものだった。額にこれ見よがしに“天”と書いてあることもなければ、眩いばかりの後光を身にまとっているわけでもない。強い意志を湛えた大きな眼。スッと通った鼻筋。(第3話)
*曹仁の年齢について
本作の設定では、曹仁は曹操、夏侯姉妹の年下の従兄弟です。ただし、曹操より年上設定の劉備、関羽とはほぼ同い年と設定してもいます。これはこの作品の開始時は恋姫におけるキャラクターの年齢設定が不明であったため、曹操は外見は幼いけれど袁紹と同い年で、劉備らとも同い年か年上であると想定していたためです。
その後、萌将伝で明かされた年齢順は 劉備≒孫権>曹操 ですが、まことに勝手ながら当作品に置いては、 孫策≒夏侯姉妹>曹操≧劉備≒関羽≒曹仁≧孫権 という年齢順であることをご理解ください。
ちなみに史実においての曹仁は曹操より十以上も年下です。
白鵠(びゃっこう)
曹仁の愛馬。白毛の名馬。
>白鵠は曹仁にとって友であり、師でもあった。華琳の挑発に乗って、馬術を教えるという幸蘭たちの申し出を断った曹仁に、ならばと幸蘭が譲ったのが名馬・白鵠だった。白鵠と意を通じ合わせることだけに心を砕く日々が長く続いた。
結果、曹仁は余人に真似の出来ない人馬一体の馬術を習得した。(第3話)
*史実の白鵠
曹洪の愛馬として登場。曹操が徐栄に大敗した際、馬を失った曹操に曹洪が譲る。ただし正史三国志、三国志演義ともに記述はない。白鵠という名は恐らく仏典に登場する極楽浄土の六鳥が由来と思われる。実在の鳥で言うと白鳥あるいは鶴を指す。
牛金(真名:角)
曹仁の副官。巨漢の侠客。
>牛金という名の副官は、男性としては小柄な部類に入る曹仁の隣に並ぶと、頭1つ以上も抜き出る巨体の持ち主だった。顔面に刻まれた大きな傷痕が、その体躯と相まって独特の迫力を持たせている。しかし低く胸に響いてくる声には不思議と人を落ち着かせるような響きがあった。(第3話)
曹純(字:子和 真名:蘭々)
曹仁の義理の妹。騎馬隊の指揮に天性の才能を有する。
>肩の辺りで切り揃えられた色素の薄い髪は、光を反射して自ら輝いているように見える。天の御遣いである曹仁とは血の繋がりはないのだろうが、利発そうに輝く大きな瞳は少し彼のものと似ている。(第3話)
曹洪(字:子廉 真名:幸蘭)
曹仁の義理の姉。曹仁と曹純を溺愛している。
>「当然じゃないですか。私は仁ちゃんのこと、大好きですよ。戦場で槍を振るう格好いい姿も、普段の子供っぽい笑顔も大好きです。もちろん、華琳さまにいじめられている時のちょっと情けない姿だって」(第10.5話)
>色素の薄い幸蘭の髪が、光を反射して金色に近い輝きを放った。蘭々にも言えることだが、華琳と幸蘭の髪質は良く似ていた。性格的にも、夏侯姉妹よりも曹家の姉妹の方が華琳に近いという気がする。もっとも華琳と幸蘭では、すらっとした手足に反した要所要所の肉付きの良さに雲泥の差がある。(第4章 第1話)
*曹家の年齢順
幸蘭>春蘭=秋蘭>華琳>曹仁>蘭々
褚燕(字:不明 真名:駿)
若き義賊の頭目。
>今一度そう名乗った男は、曹仁よりも1つ2つ年下に見えた。鈴々ほどではないが、まだ若い。
幼さの残る顔立ちの中、こちらに向ける瞳だけが憎悪に燃え、浮かび上がる様に強烈な印象を与えてくる。(第10話)
盧植(字:子幹 真名:未登場)
劉備の学問の師。大学者だが戦もこなす。
>盧植はそういうと、胸を張って背筋を伸ばした。女性としては非常に大柄と言っていい彼女がそうして居住まいを正すと、それだけで場全体が引き締まる感じがする。(第11話)
皇甫嵩(字:義真 真名:美愛)
後漢王朝屈指の名将。
>口を開いた女性は盧植のように巨躯というわけではないが、ただそこに座っているだけで強烈な威を放っている。おそらく彼女が皇甫嵩だろう。盧植もそうであったが、将軍にしては若い。30をいくつか過ぎたぐらいだろうか。(第11話)
高順(字:子礼(本作オリジナル) 真名:順?)
呂布に拾われた戦災孤児。
>曹仁は子供に視線を向けた。存外可愛らしい顔をした男の子である。身にまとった襤褸は、元の色が判らないほどに汚れている。ところどころが破れているのは、古くなったというだけでなく、成長した体を収めきれなくなったからだろう。(第2章 第2話)
張繍(字:不明 真名:照)
董卓、賈駆の幼馴染。董卓を武力面で補佐する。無双の騎馬隊を鍛え上げた。
>右には中肉中背の男。曹仁と同じか、少し年上だろうか。2人の少女とは異なり、しっかりと具足を着込み、槍を手にしている。男の表情からは特に張り詰めた様子は見られない。しかし、その全身からは強烈な威圧感が放たれている。その向かう先が自分であることに曹仁は気付いた。(第2章 第3話)
太史慈(字:子義 真名:楼)
袁術に仕える軍人。
>男であるという欠点に目をつぶってでも、旗下に加えたいと華琳に思わせる人材だった。こうして実際に目にしてみても、堂々たる体躯に似合わぬ寡黙さで、一歩引いた態度を崩そうとはしない。それは、華琳の好む軍人としての美徳のひとつだった。(第3章 第2話)
馬騰(字:寿成 真名:藍)
西涼の雄。
>翠と並べば姉妹と見紛うほどに若々しく、生命力にあふれていたかつての姿はここ数年で鳴りを潜めている。一度大病を患い、完治した今も床に伏せる日が少な くない。頭の後ろで一房にまとめた髪が風に揺れる度、陽光を弾く。まだ四十前だというのに、髪には白いものの方が多いくらいだ。顔つきも肉が削げ、年齢相 応のものに変わった。凄惨さが加わったその姿を、以前より美しいという者もあった。龐徳は、以前の健康的で力強い美しさが好きだった。(幕間 西涼)
龐徳(字:令明 真名:廉士)
馬騰軍の武将。幼少時より従者として馬騰に付き従う
黄祖(字:不明)
江夏郡太守。かつて孫堅を討ち取った。
黄祖は、疲れ果てた老人のようだった。桃香が想像していた豪傑然とした姿からはかけ離れている。(第8章 第2話)
張郃 (字:儁乂 真名:優)
袁紹軍の武将。堅実な用兵と軍人らしい思考の持ち主。
特に長身というわけではないが、姿勢が良いためか張郃の背はすらりと伸びて見えた。顔立ちも整っているが、兵と大差ない軍袍と具足を着込み、派手者の多い袁紹陣営にあっては際立った印象はない。(第8章 第7話)
陳矯 (字:季弼 真名:無花果)
曹仁の従者。文官志望であったが、白騎兵の活躍に目を奪われ軍に志願。
司馬懿 (字:仲達 真名:春華)
漢朝の名門にして洛陽の大富豪司馬家の次子(養子)。かつては残兵と呼ばれる暗殺部隊に所属した。
>女性としては長身の部類に入るだろう。細身ながらも女性らしい丸みも帯びた身体つきで、すっと伸びた背筋と、わずかに傾げて見せた顔が、独特の色気を感じさせる。(第7章 第5話)
作中年表兼あらすじ
*最新話までのネタバレ含む。作中時系列を強引に年号に当てはめただけなので、若干の矛盾あり。
176年:曹仁、恋姫世界に招かれる。当時8歳
183年:曹洪、県長に任官。曹仁、曹純と共に任地へ(番外編 一年前)。
184年:黄巾の乱勃発。本編開始。曹洪、曹操軍に合流(第1話)
曹仁、劉備達の義勇軍に加勢。劉備達と出会い、同盟を結ぶ(第2~4話)
曹仁と劉備達、公孫賛と再会。趙雲と出会う(第5話)
二月:曹仁、公孫賛の領地に滞陣。(第6~8話)
VS褚燕(第9、10話)
六月:各地を転戦
諸葛亮、鳳統を仲間にする
劉備、盧植と再会(第11話)
皇甫嵩と合流。波才を撃破(第11話)
曹仁、曹操と1年半振りの再会(第12話)
七月:広宗の戦い。黄巾の乱終結へ(第13、14話)
曹仁、洛陽へ
十月:何進死亡(第2章第1話)
曹仁、呂布、陳宮、高順との出会い(第2章第2話)
十一月:董卓上洛(第2章3話)、廃帝し陳留王(劉協)即位
十二月:劉備、安喜県を出奔する。趙雲を配下とし、流浪の軍へ(第2章第3.5話)
185年:張譲失脚。曹仁、天子と会う(第2章第4話)
二月:残兵討伐(第2章第5,6話)
五月:董卓連合結成、汜水関へ進軍。曹仁、張繍奇襲。(第3章第1話)
呂布、張遼、華雄奇襲(第3章第2話)
六月:汜水関陥落。華雄負傷(第3章第3話)
虎牢関陥落。皇甫嵩負傷(第3章第4話)
洛陽の大戦(反董卓連合VS董卓軍)(第3章第6、7話)
張繍殿軍。袁紹軍を後退させるも戦死(第3章第8話)
七月:洛陽より董卓ら脱出。(第3章第9話)
曹仁、曹操と対するも敗北。董卓、賈駆は曹操軍に捕らえられる。
洛陽陥落(幕間)
十月:華琳、兗州牧へ(第4章第1話)
186年:曹操軍VS青州黄巾(第4章第2~4話)
曹仁、華琳への臣従を胸に期す
三月:袁紹、公孫賛軍を破り幽州を支配下に(幕間 白蓮)
孫呉独立。太史慈、孫軍に降る(幕間 太史慈)
曹嵩死去。(第4章第5話)
曹仁、華琳を諌める(第4章第6話)
四月:曹仁、徐州にて劉備、呂布らと再会(第5章第2話)
曹仁、張闓を討伐
七月:呂布軍、徐州を制圧(第5章第3話)
劉備軍、曹操軍と合流
十月:曹操軍、予州を制圧
187年:袁紹軍、兗州へ侵攻。呂布軍の北進によってすぐに撤退(第5章第5話)
三月:呂布軍、曹操軍の領域を侵犯
四月:曹操軍VS呂布軍開戦(第6章第2話)
曹操軍本拠陳留、呂布の赤兎隊によって陥落(第6章第3話)
五月:曹操軍、呂布軍に勝利(第6章第7話)
曹仁、天の御使いを名乗る(第6章第8話)
六月:曹操軍、本拠を許に移す(第7章第1話)
七月:曹操軍、車騎将軍楊奉の要請を受け、洛陽に進軍(第7章第3話)
曹仁と華琳が天子に謁見(第7章第4話)
九月:孫策軍、第一次荊州侵攻(第7章第6話)
十一月:桃香、曹操軍を出奔(第7章第8話)
188年:曹仁と華琳が交際を開始(幕間)
:袁紹軍、中原への侵攻準備を整える(第8章第1話)
二月:孫策軍、第二次荊州侵攻
桃香と雪蓮会談、反曹操連合を結ぶ(第8章第1、2話)
孫策軍、荊州より撤退
三月:袁紹軍、曹操軍へ決戦を申し込む
劉備軍、徐州にて挙兵
孫策軍、中原侵攻開始(第8章第4話)
四月:官渡の戦い開戦
曹操軍、袁紹軍と決戦。連環馬を用いて大勝(第8章第5話)
華琳、劉備軍、孫策軍を連続して退ける(第8章第6話)
曹仁、袁紹軍連環馬を大破(第8章第7話)
高順、漢中・西涼を訪れる(第8章第8話)
五月:麗羽、真情を吐露し、袁紹軍結束を深める(第8章第8話)
官渡にて曹操軍と袁紹軍決戦(第8章第9話)
霞、蹋頓単于を捕縛(第8章第10話)
六月:麗羽、華琳に降伏を申し出る(第8章第11話)
官渡の戦い終戦
桃香、逃避先の荊州にて愛紗達と合流(幕間 再起)
曹操軍、洛陽へ凱旋(第9章第1話)
七月:曹仁と華琳、結ばれる(第9章第2話)
八月:馬騰・馬超・馬岱入朝。公孫賛雍州牧に(第9章第3話)
雪蓮暗殺未遂(第9章第4話)
九月:劉備軍荊州入り(第9章第5話)
十月:曹操軍北伐(第9章第7話)
十一月:曹操軍凱旋、蹋頓・楼班朝具(第9章第8話)
曹仁と華琳の交際が明るみとなる
十二月:洛陽郊外にて巻狩り。華琳暗殺未遂(第9章第9話、10話)
馬騰、長安にて弘農王を天子に擁立
張衛、五斗米道軍を率いて西涼軍と合流(幕間 張衛)
司馬懿、曹操軍に出仕(第10章第1話)
189年:西涼遠征軍第一陣出立。潼関にて馬超軍と交戦(第10章第2話)
華琳、荊州へ軍を進発。桃香、20万の民を率いて逃亡開始(第10章第4話)
厳顔、劉備軍へ帰順(第10章第5話)
荊州、曹操軍へ帰順。華琳、劉備軍の追撃開始(第10章第6話)
長坂橋の戦い。鈴々、一千人斬り(第10章第7話、8話)
雛里、華琳に決死の急襲を仕掛けるも捕縛される(第10章第9話)
桃香江陵に入城。城門前にて華琳と舌戦(第10章第10話)
二月:西涼遠征軍第二陣が潼関に到着。西涼軍を急襲し大勝(第10章第3話)
曹操軍と西涼軍決戦、曹操軍勝利(第10章第11話、12話)
曹操軍と西涼軍再戦、曹仁、馬超を破る(第10章第13話)
馬騰討死。西涼軍降伏(第10章第14話)
三月:韓遂横死、長安落城。馬超は漢中へ(第10章第15話)
劉備軍、江陵を孫策軍に譲渡し益州に入る(幕間)
四月:桃香、巴蜀を手に入れる(第11章第1話)
五月:曹仁、荊州都督に就任
七月:曹操軍、宛城支城建造(第11章第2話)
八月:馬超、劉備軍に帰順(第11章第3話)
九月:劉備軍、漢中へ侵攻。秋蘭、漢中へ進軍(第11章第4話)
曹仁、長安へ駐屯。張燕、漢中へ進軍(第11章第5話)
十月:定軍山の戦い。張燕戦死
190年:華琳、魏王となる(幕間)
三月:桃香、漢中王となる(第12章第1話)
四月:孫呉、江陵を撤退。曹操軍、烏林に布陣(第12章第2話)
六月:赤壁の戦い(第12章第4話)
江陵(襄陽)へ撤退(第12章第5~7話)
曹仁、長坂橋にて関羽と趙雲との一騎打ちの後、消失(第12章第7話)
八月:孫劉連合によって襄陽および樊城陥落、前線は宛城に
九月:決戦。戦場に曹仁が降臨し、曹操軍を勝利に導く(第13章第2、3話)
十月:曹操軍、柴桑を占拠。(第13章第4話)
:曹仁、天の国へ帰還
198年:?