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No.84の一覧
[0] リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/08/18 22:35)
[1] Re:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/08/19 23:07)
[2] Re[2]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/08/21 18:58)
[5] Re[4]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/08/22 17:24)
[9] Re[8]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/09/05 16:38)
[15] Re[14]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/09/24 22:50)
[16] Re[15]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/10/01 02:35)
[17] Re[16]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/10/07 01:16)
[18] Re[17]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/10/09 23:14)
[19] Re[18]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/10/17 23:10)
[20] Re[19]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~[『RD22』](2004/10/23 19:29)
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[84] Re[15]:リアルバウトハイスクール~碇シンジの黙示録~
Name: 『RD22』 前を表示する / 次を表示する
Date: 2004/10/01 02:35
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Episode『15』


「くっ!」


 慶一郎は必死になってシンジの攻撃を避けていた。ソレというのもシンジの攻撃が数分前までの攻撃の仕方とまるで違うからである。


「・・・・・」


 シンジは体を常に回転するように動き手刀や蹴りで『薙ぐ』ように慶一郎を追い詰めていた。少なくとも見物している生徒たちはそう思っただろう。しかし事実は違った。


 シュッ!


「っ・・・チッ!」


 慶一郎の腕に一筋の傷が走る。シンジの間合いからかなりの距離があるのにも関わらずである。


「・・・フッ!」


「くっ!」


 其処には半端でなくスピーディな戦いが展開されていた。シンジ自体の動きは慶一郎の『旋駆け』に劣る。しかしシンジの動きには独特な技術が組み込まれ時々『増える』用に見えたり『消える』ように見えるのである。


 この技術の組み合わせにより酷く高度な『虚』の動きが実現しているのである。


 しかし、慶一郎とシンジでは実戦経験に差がありすぎた。

――シンジのフェイントの多い『虚』の動きから、戦闘経験の多い慶一郎にはシンジの動きの中にある本当の『隙』を見極める事が出来たのである。


「――<龍剄掌>!!」


 一瞬の隙を突き慶一郎は空いたシンジのわき腹目掛けて必殺の発剄を放った!


ドン!


 慶一郎の手に確かな手ごたえが残りシンジが吹き飛ばされる。しかし、シンジはすぐに体勢を立て直し再び慶一郎に襲い掛かる。


「っ・・・つあっ!!」


「むおっ!」


 やや苦痛を訴えるような声でシンジが攻撃してくるのを聞いて慶一郎は確かにダメージを与えている事を実感した。しかし・・・


「痛ッ!?」


 慶一郎の掌がぱっくりと裂けている。


(手足以外でも『斬れる』のか!?)


(く・・・・『月』の時の戦い方は当てにならん!!全身に神気の『刃』を形成しているのは間違いない!!うかつに触れる事も出来ん。全身凶器か!?)


ビュッ!


「くぉっ!」


 シンジの攻撃が更に加速した。たまらず慶一郎が距離をとろうとするがシンジが一定以上の間合いを離れさせない。


(くっ・・・『格闘家』というより『戦闘者』だな!接近戦の射程が剣士の間合いかソレ以上だ!確実に殺しに来ている!)


 慶一郎の分析どおりシンジは<醒晃剣>を両手足に纏い計四本の『神気の刃』を身に纏っていた。そして動き自体に連動して体を纏う神気も『刃』程ではないが『斬れる』のである。


 実際、先程のシンジの戦闘スタイルが無駄の少ないーーー隙の少ない『実』の闘いであるのに対し現在のシンジの戦闘スタイルは『虚』の動きの多い高速戦闘である。


(接近戦はつらいか!?だが既に『月』の神気は消滅している。ならば神気弾が効くか!)

 
 慶一郎は『旋駆け』で一瞬シンジとの距離を離す。ソレを追ってシンジが跳躍した。


「――<龍剄掌>!!」


 バガン!


 慶一郎がリングの中央――シンジの着地地点当たりに<龍剄掌>を叩きつけ足場を破壊し離脱する。


「っ・・・チ」


 シンジが一瞬足を獲られた。


「<神飛剣>!!」


 その隙を狙って慶一郎が神気弾を放つ。


 強力な『神気の塊』がシンジの『足元』に着弾する。


「っく!!」


 ズドン!!


 破壊されたリングから煙が上がり音の数瞬後シンジがその場から現れる。


「・・・その足では今までのような動きもできんだろう。負けを認めたらどうだ?」


 シンジは左足に多大なダメージを追っていた。服に張り付いていて分からないが相当量の出欠から見て骨が突き出しているのかもしれない。明らかに今までのような動きは出来ないだろう。


「・・・・・・」


「さっきの技も『神気』だけでなく相当の『体力』を消費したはずだ。おまえの汗の量を見れば分かる。」


 確かにシンジの汗の量は異常とも言えた。『月』と『天』の違いによる極端な戦闘スタイルの変化に体が対応していないのだ。特に『天』の高速戦闘はそれだけでも体力を使う。


「確かに・・・先程の<剣舞・八雲>は中々疲れる。だが、それでもなお我の負けとは思わぬ事だな。」


 妙に偏った言葉づかいでシンジが慶一郎に話す。


「また・・・いつもとずいぶん話し方が違うな。」


「我は碇シンジであり、碇シンジ以上ではないということだよ。我は少し偏った碇シンジの側面に過ぎぬのかもしれないな・・・・」


「ギブアップするつもりはないのか?」


「今更それはないだろう・・・・慶一郎殿、我は勝利よりもなお負けることが嫌なのだ。」


「そうか・・・・」


「ふっ・・・・そういうことだ。いくぞっ!」


 ピュッ


 シンジの手から杭のような楔のようなものが放たれる。


「むっ!」


カカカッ!


 慶一郎の後ろにあったリングポストに突き刺さった。


「棒手裏剣か?」


「<醒晃剣>で遠距離攻撃するのは疲れるんだ。レーザー的な光撃で速いがその分威力を維持するのがつらいからな。」 


 無表情でシンジが『神気の杭』を打ち出す。


ピピピピピピピピッ!


「チッ!」


 慶一郎は飛来する杭の合間をすり抜けるように動いた。シンジの杭はことごとく避けられる。それが相当リング中に突き刺さった頃に突如として杭は連鎖的に爆発しだした。


「何っ!?」


 慶一郎はリング中の連鎖する爆発―――小規模な爆発ながら指向性が内側に向いているのか威力は高い―――を避けるため高く空に身を投げ出す。


ビッ!


「ぐおっ!?」


 空中で慶一郎の体をシンジが放った光の剣が貫いた。慶一郎の体―――腹辺り―――を貫いた光はすぐに消失する。


「く・・・」


 慶一郎が爆発でボロボロになったリングに降り立ち。シンジを一瞥する。満身創痍ながらもあくまで戦い抜くという気迫が感じられる。


(こういう姿勢は草にも共通するが・・・・草と違って王者の威厳みたいなものがあるな。器の違いか?)


 ちなみに現在その草は保健室である(放置)。


(『天』の属性の時は技が危険すぎる。本気殺す気で行けばどうとでもなるが・・・校長やゲンドウの親父の手前あまりそういうことはしたくないな。美雪ちゃんもシンジの事が気になってるみたいだし。)


「しかたがないか・・・・」


「慶一郎殿?」


 雰囲気の変わった慶一郎を見ていぶかしんだシンジだったがすぐに顔色が変わる。


「少し手荒になるが許せよ。たぶん、お前なら死なん。」


 シュウウウウ


 慶一郎の『神威の息吹』が膨大な量のエネルギーを生み出し慶一郎の中に蓄積していく。


「っくっ!?」


 慌てて防御の姿勢をとるシンジ。


「―――<天覇龍凰拳>!!」


 特大の大きさと密度を持つ神気弾―――<天覇龍凰拳>がシンジを襲う!しかしシンジは足を負傷して動けない。


(―――全開の神気でガードするしかない!――――)


ズドォオオオオオオオオオオオオン


 そしてシンジの意識は其処で飛んだ。


―――――――――――――――――――――


「やあ、よくやってくれたよ。南雲君。君はウチの教師の鑑だよ!」


 やたら嬉しそうにはしゃぐ藤堂校長。それに気のない様子見せる慶一郎。


「はあ・・・・」


 慶一郎は横目でゲンドウを見る。その突き刺すような視線が痛い。その視線に気付いたのか藤堂がゲンドウに話し掛ける。


「フフフ・・・・君の息子も中々だったよ。ウチの草君に勝る逸材だ。」


「・・・・・・」


 無言のゲンドウと調子に乗る藤堂。それを見て慶一郎は言い知れぬ不安が胸をよぎった。


「ところで・・・・碇君は我等がKファイトに負けた。ここのルールでは負けたほうが勝った方のいう事を聞くことになっているのだがね?」


「ほう。」


 興味を示したのかゲンドウが話に乗ってくる。慶一郎があのゲンドウに対して無謀なことするな、と思っていると何時の間にか駆け寄っていた大作に話し掛けられた。


「なんか変な事になってますね。」


「神矢か・・・・御剣と一緒じゃないのか?」


「涼子さんはシンジさんを保健室に連れて行きましたよ。」


「そうか・・・」


「どうしたんですか?渋い顔して」


「いや・・・俺はゲンドウの親父がこのままあんな校長に言いくるめられるものかとおもってな。」


「でも校長の方が圧倒的に有利ですよ?シンジさんだって先生結構苦戦してたみたいですけど最後は一撃で決めちゃったじゃないですか。」


「まあな・・・しかし・・・」


 慶一郎と大作の話している間に校長とゲンドウの会話も進んでいた。


「ほう・・・ではシンジをこの高校に入学させると?」


「その通り!彼のような生徒が私は欲しかったのだよ!」


 まるで新しい玩具を手に入れたような笑顔で話す藤堂。ソレを冷ややかに見つめるゲンドウ。不安げに聞き耳を立てる慶一郎。ちなみに放送席のスイッチがオンなので全校放送である。


「ふむ・・・よかろう。」


「そうかね!」


「大門高校『理事長』として私が許可する。」


「そうか。許可してくれるか・・・って『理事長』!?」


 予想外の単語に藤堂が固まる。そして慶一郎はああやっぱりと思った。
ちなみに全校放送なので生徒にもやはり聞こえている。

「な、なんのことかね!この学校は公立だ!理事長など・・・」


「既に文部省にも教育委員会にも手をまわしてある。既に大門高校は『私』のものだ。」


「な、そんなバカな!?」


「これが証明書だ。見るか?」


「も、もちろんだ。」


 ゲンドウがどこからか取り出した紙を引っ手繰り嘗め回すように読む藤堂。
其処にはこう書かれている。


『公立大門高校は本日14時をもって私立大門高校とする。

理事長を碇ゲンドウとしその命令には絶対服従である。

なお大門高校敷地内では国連より治外法権が認められる。

最高権力者を碇ゲンドウと神のように崇める事。(強制はしない)

実務は今までどおり藤堂校長が追う事。(強制)

校内の責任はすべて藤堂校長の責任である。(強制)

なお碇ゲンドウ理事長の事は『司令』もしくは『総司令』と呼ぶ事。(強制)

完全実力主義を主張する。』


 それを声に出して呼んだ藤堂は真っ赤になる。


「なんだこれは・・・」


「フッ・・・問題ない。」


「そんなわけあるか!」


 校長がゲンドウに絡もうとしたとき一つの影が藤堂とゲンドウの間に割り込む。


ズダン!


「グッ!」


「チッチッチッ!校長、司令に手を出しちゃあいけねえぜ?」


 さっきまで審判をしていた小関遼二である。その胴長と細長い足が特徴的である。いわゆるモンキーパンチ体型である。


「フ・・・・良くやった。」


「おう!きにすんなって。司令。この『ジージャン刑事』こと小関遼二にまかせとけ!」


 どうやら既にゲンドウに取り込まれていたようである。


「フ・・・面白いヤツだ。貴様は下仕官から準仕官に昇格だ。これからは『ジージャン準尉』と名乗るがいい。給料も上げてやろう。」


「マジか!?サンキュ!」


 やたらハイテンションである。そんなゲンドウたちに藤堂が苦しそうに言い放つ。


「くっ・・・たとえ教師が取り込まれても生徒は貴様の好きにはならんぞ!」


「フ・・・問題ない。」


 そこに校内の音声が流される。


『聞いたか?授業料80%かっとだってよ!』


『それより、この高校の機器全部最新型になるらしいぜ!』


『あ!知ってる?食堂にプロを呼ぶらしいわよ。それも格安で』


『全サークルの部費が三倍だってよ!』


『ああ、ホントに理事・・・総司令様様だよなぁ・・・』


 その言葉たちを聞いて藤堂は・・・落ちた。どうやら生徒は既に買収済みらしい。


「フッ・・・さてそれでは私もそろそろいくか・・・」


Pipipi


『はい。碇司令ですか?』


「早く来い。」


ピッ


返事も待たずに形態をきるゲンドウ。そのゲンドウに敬一郎は話し掛ける。


「ゲンドウさんもう行くんですか?」


「慶一郎か・・・・」


「・・・・・」


「フ・・・息子を頼んだぞ。」


「はい。」


ブロロロロロロ


 再び校庭にネコ型軍用ヘリが現れる。そしておもむろに時計を確認するゲンドウ。


「22秒か・・・・オーバーだな。」


『か、勘弁してくださいよ。司令。』


「フ・・・まあ良かろう。」


 そしてゲンドウはヘリに乗り込む前にもう一度慶一郎に向き直る。


「すぐにまた合う事になる。楽しみにしておけ。」


「はあ・・・・」(あんまり、あいたくないんだが。)


 そうしてゲンドウを載せたヘリは大門高校を飛び去っていった。のこされた慶一郎に大作が話し掛ける。


「なんか・・・非常識な親子でしたね・・・」


「ああ・・なんというか器がでかいというか『でかすぎて形が変』なんだ。ゲンドウの親父は」


 慶一郎は結局そう結論づけた。


―――――――――――――――――――――


ヘリの中


Pipipipipipipipi


「わたしだ。」


『碇か。』


 電話の主は長年の相棒である冬月であった。ゲンドウにはその声が憂いを含んでいるのを確かに感じた。


「冬月?どうかしたのか?碇家が動いたのか。」


『ローレンツが動き出した。』 


「ゼーレは3年前に壊滅したはずだが・・・」


『ああ・・・子供の方だ』


「・・・・『魔公子』か・・・」


『ああ・・・・それに伴い『殲滅者』も動き出したようだ。アスカ君から連絡があった。』


「シンジの相棒か?日本に向かっているのか。」


『そこまではわからんよ。それとコードネーム『リリス』と『ダブリス』が何者かに破壊された。』


「そうか・・・・わかった。それとな」


『ああ』


「葛城君、減俸8ヶ月だ。」


『はあ?』


 ヘリの運転席の加持リョウジは今は見ぬ葛城ミサトにたいして祈りをささげた。


(スマン葛城・・・・俺は・・・・スイカとメロンたちの命には代えられないんだ。)


 その祈りはかの女性には届く事はなかった。


続く


あとがき

 なんかゴチャゴチャ?いけない・・・・もっとすっきりさせなければ・・・


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